経鼻的胃内視鏡検査

 当クリニックでは苦痛の少ない内視鏡検査のため、経鼻的胃内視鏡検査を行っています。 経口法で苦痛を感じたかたの80%以上が以前の検査より楽だったと話されています。当クリニックの院長も年1回、自身で経鼻的胃内視鏡検査を施行し受けています。
 経鼻的胃内視鏡検査は嘔吐反射が少ないこと、検査中、モニターを見ながら会話ができること、検査後早期に食事ができることなどの経口法にないメリットがあります。一方、デメリットとしては検査前の処置が煩雑であること、細いスコープであり画像解像度が落ちるため観察に時間がかかること、初めて検査を受ける方にとっては、鼻の中を通る違和感、のどを通るときの違和感などがあります。鼻腔が狭い方は苦痛となるかもしれません。
 当クリニックでは検査前にネラトンカテーテル(軟らかいチューブ)を挿入して鼻腔の麻酔ともに鼻道を拡げる処置をします。もし、このチューブが入らない場合は経口法に切り換えさせていただきます。
 今までどおり、希望者には鎮静剤を用いた経口内視鏡検査も行います。