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頑張れ地方競馬の星たち!

 ロッキータイガーのジャパンカップから14年。オールカマーでの芦毛2頭の接戦を制したのは ホワイトストーンではなく大井のジョージモナークでした。ジャパンカップに果敢に挑戦した ハシルショウグンだって決して弱い馬ではありませんでした。最強牝馬と呼ばれ中央のオークスに 出走出来ないのを惜しまれたロジータトミシノポルンガが1分59秒7という好タイムでテレビ愛知杯を差し切った姿が記憶に残ります。ライデンリーダーは 牝馬のクラシックで堂々の1番人気。連勝街道を突っ走ったトウケイニセイアブクマポーロ。 そして、遂に今年のダート王の栄冠に輝いたのは岩手の怪物メイセイオペラ。今まさに地方競馬が熱い!


その6・頑張れメイセイ!よくやった!

 メイセイオペラの復活を願ってフェブラリーSを東京競馬場へ観に行った。メイセイの単勝馬券を握りしめて。

 レースは暮れの東京大賞典は違って興奮の渦だった。少なくとも自分にとっては。
 大歓声の中、アローセプテンバーが大逃げをうち、キョウエイマーチ、メイセイオペラと続く。「よし、いつもの3番手」。4コーナーでキョウエイを交わし、セレクトグリーンを 従えて先頭にたった。そして一気に直線を駆け上がる。「いけーメイセイ」と声を張り上げ"やった"と思った瞬間、後続の3頭に僅かに交わされた。惜しい4着。何とも悔しい。 1着はウィングアロー。
 万全じゃないと言われていたメイセイオペラだったが、横綱相撲をやって負けたのだからしかたない。帝王賞、ジャパンCダート、東京大賞典と雪辱する機会はまだまだあるさ。

<<全着順>>
1 7 14 ウイングアロー   牡 6 57.0kg O.ペリエ 1:35.6   456Kg -18 工藤嘉見 4
2 3 6 (外) ゴールドティアラ  牝 5 54.0kg 武豊 1:35.7 1/2馬身 446Kg -16 松田国英 2
3 1 1 (父) ファストフレンド  牝 7 55.0kg 蛯名正義 1:35.7 ハナ 502Kg +4 高市圭二 7
4 8 15 [地] メイセイオペラ   牡 7 57.0kg 菅原勲 1:35.7 クビ 504Kg +10 佐々木修一 3
5 7 13 (外) セレクトグリーン  牡 6 57.0kg 後藤浩輝 1:35.9 1馬身 512Kg -2 音無秀孝 11
6 3 5 オースミジェット  牡 7 57.0kg 四位洋文 1:36.2 1 3/4馬身 526Kg -2 白井寿昭 8
7 6 12 (父)[地] アローセプテンバー 牡 6 57.0kg 左海誠二 1:36.2 アタマ 470Kg 0 北川亮 9
8 5 10 ビーマイナカヤマ  牡 7 57.0kg 鹿戸雄一 1:36.5 1 3/4馬身 478Kg -2 高市圭二 12
9 5 9 (外) シンボリインディ  牡 5 56.0kg 横山典弘 1:36.5 クビ 460Kg 0 藤沢和雄 5
10 2 3 (外) バトルライン    牡 8 57.0kg 岡部幸雄 1:36.7 1 1/4馬身 498Kg +2 松田博資 14
11 4 8 キョウエイマーチ  牝 7 55.0kg 秋山真一郎 1:36.8 クビ 502Kg 0 野村彰彦 6
12 4 7 テセウスフリーゼ  牡 9 57.0kg 横山義行 1:37.1 2馬身 494Kg 0 新関力 16
13 1 2 キングヘイロー   牡 6 57.0kg 柴田善臣 1:37.2 3/4馬身 494Kg 0 坂口正大 1
14 6 11 (外) レッドチリペッパー 牝 5 54.0kg 藤田伸二 1:37.2 ハナ 480Kg -2 松田博資 10
15 2 4 [地] オリオンザサンクス 牡 5 56.0kg 早田秀治 1:37.5 1 3/4馬身 524Kg -8 赤間清松 13
16 8 16 メイショウモトナリ 牡 7 57.0kg 江田照男 1:38.8 8馬身 522Kg +5 安田伊佐夫 15


その5・メイセイオペラ堂々のNAR年度代表馬!

 1月17日、NAR地方競馬全国協会は、地方競馬の表彰制度である『NARグランプリ'99』の受賞馬・受賞者を発表した。
 年度代表馬は、サラブレッド5歳以上最優秀馬のメイセイオペラ(岩手)が受賞した。
 最優秀調教師賞は、荒川友司調教師(岐阜)が2年ぶりの通算5回目の受賞となった。 最優秀騎手賞は、石崎隆之騎手(千葉)で、地方・中央合わせて 286勝をあげ、収得賞金は14億8245万2500円となり、第1回('90年)以来、10年連続の同賞受賞となった。 特別賞は、通算3000勝を達成した安藤勝己騎手(岐阜)と的場文男騎手(東京)の2名が受賞。また、第4回('93年)の安田歩元騎手以来5年間該当者が なかった優秀女性騎手賞に宮下瞳騎手(愛知)が選ばれた。 また、同式典の中では、1999年ダートグレード競走最優秀馬の表彰式もあわせて実施される予定で、メイセイオペラ(岩手)がNARグランプリ年度代表馬とのダブル受賞となった。

<NARグランプリ'99 表彰馬 一覧>
☆年度代表馬☆メイセイオペラ
◆サラブレッド5歳以上 最優秀馬 メイセイオペラ 牡6 岩手 主戦騎手・菅原  勲
◆サラブレッド3歳 最優秀馬 レジェンドハンター 牡6 岐阜 主戦騎手・安藤 勝己
◆サラブレッド4歳 最優秀馬 オリオンザサンクス 牡4 東京 主戦騎手・早田 秀治
◆アラブ3歳 最優秀馬 ハッコーディオス     牡3 兵庫 主戦騎手・岩田 康誠
◆アラブ4歳 最優秀馬 ホマレスターライツ    牡4 栃木 主戦騎手・鈴木  正
◆アラブ5歳以上 最優秀馬 エイランボーイ    牡6 兵庫 主戦騎手・小牧  太
◆ばんえい最優秀馬 シマヅショウリキ      牡7 ばんえい 主戦騎手・藤野 俊一
◆最優秀牝馬 マジックリボン           牝7 岐阜 主戦騎手・安藤 勝己
◆最優秀短距離馬 該当なし ------
◆特別表彰馬 イナリトウザイ 牝29 繋養先:伊藤 昭次


その4・メイセイオペラの強い勝ち方を眼に焼き付けて年の瀬を迎えるはずが。。。

 暮れの押し迫る大井競馬場。溢れかえる観客の殆どはメイセイオペラの勝利を確信していたはずだ。スポーツ新聞の見出しにも 「メイセイオペラ鉄板」の文字が大きく舞っていた。
 他のレースは興味もなく、試しに2レースほど買ったがちっとも当たらない。先行、または早めに仕掛けた馬が有利なのは分かる のだが、何せ各馬の特徴がわからず、おまけに予想屋の予想も当てにならない。せこいレースは早めには切りをつけメインのパドック に陣取る。
 メイセイオペラはいつものオレンジ色のウインドブレーカーを着た若い厩務員たちに2人引きされて行く。幾分歩き方がのんびりなのか 2回ほど芝の所をショートカットして前に追いつく。「はて、こんなことあったっけ?」と思うが、落ちつきはいつものようだ。
 さて、いよいよレース。観客席から見渡すと、有馬記念ほどではないが随分多くの人達が集まったものだ。スタートをきった。 「あれ?」メイセイがいつものようにすっと前に出られなかった。いつもよりやや後ろからレースを進めることになった。大丈夫だろうか。でもこの時点では 誰もがこのあと一気にまくってくると思っていた。3コーナーにかかり菅原騎手が押し出そうとして前をうかがうがあまり反応が良くない。 4コーナーを回ったところで「おかしいぞ!」という声が周りで発せられるように。
 ゴール前をファストフレンドが疾走して行き、ゴール前で芦毛の馬が捉えたようだ。たしか、ワールドクリークだ。メイセイは何着なんだ?

 信じられない光景を目の当たりにして、声も出なかった。いったいどうしちゃったのだろうか?怪我じゃなければいいが。。。ドバイへの夢は夢になってしまったよ。

<<全着順>>かすりもしない予想の結果にぐうの音も出ないぜ(m--m)。。。
1 1 2 ワールドクリーク  JRA 牡 5 57.0 加藤和 新井仁 482 -12 2:04:9   37.7
2 5 9 ファストフレンド  JRA 牝 6 55.0 横山典 高市圭 497 1 2:05:0 1/2 38.2
3 1 1 マキバスナイパー  船 橋 牡 5 57.0 左海誠 北 川 504 4 2:05:8 4 38.9
4 3 5 ゴールドヘッド   大 井 牡 5 57.0 的場文 蛯名末 529 8 2:05:9 1/2 39.3
5 7 13 ザフォリア     大 井 牡 7 56.0 森下博 太 田 504 -1 2:06:1 1 38.6
6 5 10 ナリタホマレ    JRA 牡 5 57.0 幸英明 谷 潔 423 1 2:06:1 クビ 38.4
7 3 6 イチコウタマユキ  大 井 牡 4 55.0 内田博 矢 作 569 8 2:06:2 1/2 38.7
8 2 4 オースミジェット  JRA 牡 6 57.0 四位洋 白井壽 525 6 2:06:4 3/4 39.3
9 7 14 タヤスアンティーム JRA 牡 5 57.0 デムー 森秀行 495 -1 2:06:6 1 39.5
10 6 11 ネイティヴランナー 大 井 セ 6 57.0 市村誠 高橋三 436 1 2:06:7 クビ 38.5
11 8 16 メイセイオペラ   岩 手 牡 6 57.0 菅原勲 佐々修 494 -3 2:06:9 11/2 40.0
12 4 7 タイセイリーフ   川 崎 牡 6 57.0 金子正 鳥飼春 468 6 2:07:2 11/2 39.4
13 2 3 サプライズパワー  船 橋 牡 6 57.0 石崎隆 川島正 541 9 2:07:3 クビ 40.6
14 4 8 ダイアモンドコア  川 崎 牝 5 55.0 佐々竹 佐々国 464 0 2:07:5 3/4 39.5
15 6 12 オペラハット    大 井 牡 4 55.0 宮浦正 岡部盛 522 -18 2:07:7 1 39.5
16 8 15 サマーシャドウ   大 井 牡 4 55.0 吉井竜 飯野貞 457 1 2:09:0 6 41.7


その3・今年の競馬の締めくくりは大井の東京大賞典。 大井の7色馬券を楽しみます! 
ドバイワールドカップに向けてメイセイオペラここは必勝!
  
大井競馬場 9R 第45回 東京大賞典 
  統一G1(サラ5歳以上オープン・選定・定量) D2000m 発走20:00
賞金 1着8000万 
近本 馬名    騎手 斤量 所属・戦績
―― 1 マキバスナイパー  5 左 海57 船橋  26戦11勝
△× 2 ワールドクリーク  5 加 藤 57 JRA 21戦 7勝
―▲ 3 サプライズパワー  6 石 崎 55 船橋  26戦13勝
▲△ 4 オースミジェット  6 四 位 57 JRA 41戦10勝
○○ 5 ゴールドヘッド   5 的場文 57 大井  15戦 9勝
―― 6 イチコウタマユキ  4 内田博 57 大井  14戦 4勝
―― 7 タイセイリーフ   6 金 子 57 川崎 38戦 8勝
―― 8 ダイアモンドコア  5 佐々木 57 川崎  20戦 5勝
―× 9 ファストフレンド  6 横山典 57 JRA 23戦10勝
―×10 ナリタホマレ    5  幸  57 JRA 20戦 5勝
――11 ネイティブランナー 6 市 村 57 大井 38戦 6勝
――12 オペラハット    4 宮 浦 57 大井  11戦 2勝
――13 ザフォリア     7 森 下 57 小林  42戦 4勝
――14 タヤスアンティーム 5 デムー 57 JRA 17戦 4勝
――15 サマーシャドウ   4 吉 井 57 大井  16戦 3勝
◎◎16 メイセイオペラ   6 菅原勲 57 岩手  30戦21勝

<本紙の決断>
 今年の地方競馬のビッグニュースはなんといってもメイセイオペラのフェブラリーS優勝。アブクマポーロや トウケイニセイが挑戦できなかったJRAのG1レースを制したのは見事でした。来年はドバイワールドカップへ 挑戦して、是非世界一を目指して欲しいものです。
本命は当然メイセイオペラ◎。どれだけ強い競馬をしてくれるかだけが注目です。対抗は的場文騎手騎乗の ゴールドヘッド〇。帝王賞は調整不十分で力を発揮できませんでしたがここは万全で望みます。石崎騎手の サプライズパワー▲も侮れません。あとはJRAの4頭を押さえておきます。
【買い目】馬単16流し5・3・4・9・2・10

<近藤記者の予想>
 アブクマポーロが引退しても、ダート路線は地方馬が強い。 帝王賞のときのコメントと変わりませんね・・・・ メイセイオペラは、今年の競馬界をわくわくさせてくれた功労者の一頭。 もう文句なしの◎ですね。 対抗は逃げ粘る力はだてでないゴールドヘッド 他の2頭は中央馬から実績馬と新興勢力をピックアップ。 う〜ん、実況してほしいなあ
【買い目】馬単16−5×2、16−4×2、16−2×2


その2・帝王賞結果。メイセイオペラは強かった。サプライズパワーが健闘、2着に踏ん張る。
予想は近藤記者・本紙ともに◎-▲で的中!!

<全成績>
1 8 14 メイセイオペラ   岩 手 牡 6 57.0 菅原勲 佐々修 491 -11 2:04:0  
2 7 13 サプライズパワー  船 橋 牡 6 57.0 石崎隆 川島正 530 -7 2:04:9 4
3 6 10 オースミジェット  JRA 牡 6 57.0 四位洋 白井壽 515 3 2:05:1 1
4 4 7 ナリタホマレ    JRA 牡 5 57.0 蛯名正 谷 潔 426 0 2:05:4 11/2
5 1 1 ゴールドヘッド   大 井 牡 5 57.0 的場文 蛯名末 517 -1 2:05:5 クビ
6 6 11 スノーエンデバー  JRA 牡 6 57.0 佐藤哲 森秀行 491 7 2:05:6 1/2
7 3 4 チェイスチェイス  新 潟 牡 6 57.0 向山牧 津野総 524 -12 2:05:7 クビ
8 4 6 タイキシャーロック JRA 牡 8 57.0 横山典 土田稔 527 -6 2:05:9 11/2
9 2 3 ラシアンスキー   大 井 牝 6 55.0 堀千亜 荒 居 446 2 2:06:6 3
10 3 5 エムアイブラン   JRA 牡 8 57.0 武 豊 伊藤修 469 3 2:06:8 1
11 2 2 スタートザウェイ  大 井 牡 5 57.0 桑島孝 阪本一 550 4 2:07:0 1
12 8 15 ゴールドプルーフ  愛 知 牡 5 57.0 吉田稔 今津勝 480 -12 2:07:5 21/2
13 7 12 リンドダルタニアン 大 井 牡 7 57.0 内田博 須田明 505 3 2:08:1 3
14 5 9 キャットスペシャル 大 井 牡 6 57.0 佐藤祐 阪本一 490 -1 2:08:4 11/2
15 5 8 テツノセンゴクオー 大 井 牡 8 57.0 宮浦正 大山一 526 -2 2:08:5 クビ


その1・帝王賞予想。今年で3年連続の観戦です! ワイド馬券を買うのが楽しみ^^! 
稀に見る有力馬の参戦の"帝王賞"。メイセイオペラの2冠達成は確実か?!
  
大井競馬場 9R 第22回 帝王賞 
  統一G1(サラ5歳以上オープン・選定・定量) D2000m 発走20:00
賞金 1着7000万 2着2450万 3着1400万 4着840万 5着560万
近本 馬名    騎手 斤量 所属・戦績
〇― 1 ゴールドヘッド   5 的場文57 大井  13戦 8勝
―― 2 スタートザウェイ  5 桑 島 57 大井  21戦 6勝
―― 3 ラシアンスキー   6  堀  55 大井  28戦 7勝
×― 4 チェイスチェイス  6 向 山 57 新潟  14戦11勝
―〇 5 エムアイブラン   8 武 豊 57 JRA 53戦12勝
△× 6 タイキシャーロック 8 横山典 57 JRA 25戦10勝
―△ 7 ナリタホマレ    5 蛯名正 57 JRA 15戦 5勝
―― 8 テツノセンゴクオー 8 宮 浦 57 大井  47戦 8勝
―― 9 キャットスペシャル 6 佐藤祐 57 大井  29戦 6勝
××10 オースミジェット  6 四 位 57 JRA 36戦 9勝
――11 スノーエンデバー  6 佐藤哲 57 JRA 37戦 8勝
――12 リンドダルタニアン 7 内田博 57 大井  31戦10勝
▲▲13 サプライズパワー  6 石 崎 57 大井  31戦10勝
◎◎14 メイセイオペラ   6 菅原勲 57 岩手  23戦13勝
―×15 ゴールドプルーフ  5 吉田稔 57 愛知  17戦10勝

<本紙の決断>
 アブクマポーロの戦線離脱が悔やまれるが、新王者メイセイオペラは健在で優位は断然である◎。ここは是非、フェブラリーSとの2冠を達成したいところ。 相手探しだが、今回はJRA、地方勢ともに骨のあるメンバーが揃って楽しみ。その中、エムアイブランを対抗に推す〇。深い砂が不得意と言われ、過去2戦とも 歯が立たなかったが、ここは現在好調の馬自身と名手武騎手の手綱捌きに期待します。正に三度目の正直である。そして、かしわ記念を制したサプライズパワーも復活ののろしをあげた。 期待も含め▲に。他にはJRA勢のナリタホマレ、オースミジェット、タイキシャーロック。いつも3着で健闘している愛知のゴールドプルーフまで押える。
【買い目】馬連単14流し、11、13、10、1、6、15

<近藤記者の予想>
  自分の庭の重賞レースなら本命級の評価を受ける中央所属馬も、アブクマポーロ不在でもその存在感が霞んでしまう地方勢の充実ぶり。まさに交流レースの最高峰にふさ わしいメンバーがそろいました。岩手の雄メイセイオペラを中心に、地方勢有利の見立てで予想してみました。生で見たい。
【買い目】ワイド6-14、10-14、馬連複1-14×2、13-14×2