しいのみ君はいじめられっ子だ。 しかしそれはしいのみ君自身にも原因がある。 小さくてころころした体型と下がりまゆ毛のどんぐり眼、ちょっと根暗な性格では誰でもいじめてみたくなるものだ。 森一番の大木になるのが彼の夢なのだが、『どうせ何時か誰かに食べられてしまうんだ。』などと考えている。 しかしせめて食べられる時には、生ではなく、フライパンで煎ってほしいと思うしいのみ君だった。 いちごぼっくりといんげんどじょうは数少ない彼の友達。