Excel2Tabularのページ

Created Sep. 2, 2003 / Updated Apr. 23, 2008

Excel2Tabular©は,LaTeX のtabular環境に記述するソースを,Microsoft Excelのワークシートに作成された任意の表から生成するためのアドイン・ソフトです。類似のソフトと比べた特徴は,

です。最新バージョンは1.38パブリック・ベータです。

ダウンロードはこちら(LHAアーカイブです)

更新・バージョンアップ履歴

1.37PB → 1.38PB(Mar. 17, 2006 / Jun. 17, 2006 / Sep. 11, 2006 / Dec. 17, 2006 / Feb. 15, 2007 / Apr. 14, 2007 / Jun. 15, 2007 / Aug. 17, 2007 / Oct. 18, 2007 / Dec. 23, 2007)
  • 数値セルの書式選択をメニュー方式に変更。
1.36PB → 1.37PB(Sep. 17, 2005)
  • 「TeXのコマンドに変換する」がOFF,小数点揃えがONの場合,小数に%がついた文字列の変換に失敗するパターンを解消。
  • 先頭の1バイトスペースを空白~に置き換えて変換するようにした。
1.31PB → 1.36PB(Dec. 29, 2004)
  • 小数点揃えの対象から整数を除くオプションを付加。
  • 小数点揃えをしたときに,余計な空白が出力されるパターンを解消。
  • 表註を箇条書きにするオプションを付加。
  • 「そのまま」を指定したとき,ハイフンが数値にはさまれている文字列のあるセルを含む表の変換に失敗するパターンを解消 [Thanks to 村田さん]
  • 変換できる表の最小のサイズを1行×1列にした。
  • 単独セル内の改行に対応。
1.25PB → 1.31PB(Nov. 9, 2003 / Jan. 14, 2004 / Mar. 21, 2004 / Sep. 11, 2004)
  • 統計的有意の*の列が横方向の結合セルに含まれる場合に,変換に失敗するパターンを解消 [Thanks to Saitoさん,有本さん]
  • 「そのまま」を指定したとき,複数ピリオドのセルを含む表の変換に失敗するパターンを解消 [Thanks to 滝沢さん]
  • 1行n列の結合セルについて「長い文字列を自動的に折り返す」オプションに対応した。
  • 「そのまま」と「小数点揃えをする」を指定したとき,小数点位置がずれるパターンを解消。
  • 「小数点以下桁数を指定」したとき,変換前の数値の小数点以下桁数が「桁」未満の場合,その差だけ0を出力しないようにした。
  • 「小数点以下桁数を指定」したとき,変換前の数値が負で変換後の数値が0になる場合に,マイナス記号を付けるようにした(値の正負を必ず識別できるようにした)。
  • “+”“-”だけ入力されているセルを含む表の変換に失敗するパターンを解消。
webページ更新(Sep. 30, 2003)
  • リンクを付加。
1.20PB → 1.25PB (Sep. 12, 2003)
  • アラインをpにするセルの改行幅を列ごとに統一した(1.20PBよりも本バージョンの扱い方が正統的です)。
  • 表註内の改行に対応した。
  • 変換結果をテキストファイルに保存できるようにした。
  • ダイアログのタブ・インデックスを正しく修正。
1.15PB → 1.20PB (Sep. 10, 2003)
  • セル内に長い文字列がある場合に,アラインをpにして自動的に折り返す変換オプションを付加。
  • ダイアログのインターフェイスを新しくした。
1.12PB → 1.15PB (Sep. 9, 2003)
  • 結合セルの右に縦罫線がある場合にコンパイルできないソースが生成されるパターンを解消 [Thanks to 大塚さん]
  • 小数点桁揃えをONにしたときに不要な空白が挿入されるパターンを解消。

いくつかの変換例

上が変換前,下が変換後です。いずれも,最新版のExcel2Tabularを1度実行するだけで変換できるものです。より複雑な表(列ごとに小数点以下桁数の異なる表など)を得たいときは,数値に関してはExcel上でのセル書式等を希望の通りに設定しておき,Excel2Tabularの変換オプションを「そのまま」にセットして変換するか,または「結果をセルにも出力する」オプションをONにして,複数回実行すればできるかもしれません。
変換前 まずは,簡単な表の変換の例から。
左の変換例は,Excel2Tabularで
  • 数値の扱いを「そのまま」
  • 「TeXのコマンドに変換」をON
に設定して変換したものです。
  • 1行目の結合セル
  • 1列目の#,4列目の\と$のように,そのままではコンパイルできないTeXの予約語
を正しく変換しています。\マークは,Yと=を組み合わせて出力する命令を定義してから置き換えます(奥村晴彦先生のjsarticleなどを使っていれば必要ないのですが)。
変換後

変換前 次は,小数点揃えの例です。LaTeXで同じ列の数値を小数点位置で揃えるには,かなり煩雑なソースを書かなくてはならず,手作業ではとても難儀します。
左の変換例は,Excel2Tabularで
  • 小数点以下桁数を3桁
  • 小数点揃えをON
に設定して変換したものです。整数も含め,どの列の数値も横位置が小数点位置で揃っていることに注目してください。数値の両側に,実際には見えない空白を出力することで位置を調整していますので,Excel上での配置が(この例では右揃えになっていますが)中央揃えや左揃えでも,正しく揃います。
変換後

変換前 次は,指数表示と小数点揃えの例です。
左の変換例は,Excel2Tabularで
  • 指数表示をON,有効桁数を3桁
  • 小数点揃えをON
に設定して変換したものです。仮数部の小数点位置(同じことですが,×記号の位置)で揃っていることに注目してください。上の例と同じく,Excel上での配置が(この例では右揃えになっていますが),中央揃えや左揃えでも,正しく揃います。
変換後

リンク

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