サウンドトラック



1. THEME OF SOLID SNAKE(オープニングBGM1)
2. ZANZIBER BREEZE(オープニングBGM2)
3. A NOTICE(スタートデモBGM)
4. FIRST INSTRUCTION(オープニング無線デモ)
5. FREQUENCY 140.85(警戒体制レベル1 part.1)
6. LEVEL 3 WARNING(警戒体制レベル3)
7. RETURN TO DUST(警戒体制レベル1 part.2)
8. KILLERS(ボスBGM4)
9. TEARS(会話デモ<グレイフォックス>)
10. THE FRONT LINE(警戒体制レベル1 part.3)
11. CHASING THE GREEN BERET(グリーンベレー尾行BGM)
12. SHALLOW(沼BGM)
13. BATTLE AGAINST TIME(ボスBGM1)
14. ADVANCE IMMEDIATELY(警戒体制レベル1 part.4)
15. MECHANIC(ボスBGM2)
16. IMMINENT(警戒体制レベル1 part.5)
17. NIGHT FALL(会話デモ<シュナイダー>)
18. LEVEL 1 WARNING(警戒体制レベル1 part.6)
19. AN ADVANCE(会話デモ<ペトロビッチ>)
20. REPRIEVE OF THE DOCTOR(3人での会話)
21. NATARSHA'S DEATH(ナターシャの死)
22. ZANZIBERLAND NATIONAL ANTHEM(ザンジバーランド国歌 part.1)
23. SWING, SWING〜"A"JAM BLUES(ラジオモードBGM1〜ラジオモードBGM2)
24. ZANZIBERLAND NATIONAL ANTHEM PART 2(ザンジバーランド国歌 part.2)
25. UNDER THE CLOUD OF DARKNESS(夜間潜入BGM)
26. FIGHT INTO ENEMY TERRITORY(敵地潜入デモBGM)
27. INFILTRATION(警戒体制レベル1 part.7)
28. IN SECURITY(ホーリー捕まる)
29. WAVELET(会話デモ<ホーリー>)
30. BIG BOSS(ビッグボス会話デモ)
31. SPIRAL(螺旋階段でのバトル)
32. ESCAPE(脱出BGM)
33. RETURN(帰還デモ)
34. RED SUN(エンドデモ1)
35. FAREWELL(エンドデモ2)
36. AFTERIMAGE(プレーヤーアウトBGM)
37. DISPOSABLE LIFE(ゲームオーバーBGM)


サントラ未収録(ナイト・サイト戦BGM)
サントラ未収録(メタルギア登場ジングル)

※煙草を装備し、無線機の周波数を140.07に合わせるとラジオモード。



METAL GEAR 2 SOLID SNAKE ライナーノーツ

ピストン上原 「えーと、今回お集まり頂きましたのは『SOLID SNAKE』のCDが発売される事になりまして、そのライナーノーツに皆さんの生の声を取り入れようと思いまして…それにしても久しぶりですね。こうしてメンバーが揃うのは…」
スネーク小島 「ほんと、9ヶ月ぶりぐらい? …」
一同 「なつかしいな…」「同窓会みたい」

ピストン上原 「CDの方は録音も無事終了してなかなかの出来、充分期待できるものになると思います」
イカチャン 「ふむふむ…あの時はしんどかったぁ」

ピストン上原 「今日は特に開発中でのエピソードなどを中心に『SOLID SNAKE』を振り返ってみましょう。ではメンバーの紹介からいきましょうか?」
アカババ赤田 「メインプログラムをやりました、アカババ赤田(以下アカババ)です。よろしく」
モンキー岡 「サブプログラムしました。ワイルドモンキー岡(以下モンキー)です。どうも…」
マダムヤン福井 「キャラクター担当のマダムヤン福井(以下マダム)です」
ショルダー西尾 「え……迷惑かけました、メカデザインのレッドショルダー西尾(以下ショルダー)です。すいません……(一同笑)」
ココット藪 「底なし沼描きましたココット藪(以下ココット)でぇーす!」
ピストン上原 「効果音と音のプログラムやりました。ピストン上原(以下ピストン)でございます。(ペコペコ)」
イカチャン 「いつも御世話になっています。BGM担当のイカチャンです」
スネーク小島 「高取山で鍛えました。企画のスネーク小島(以下スネーク)です。よろしく」

ピストン 「えーと、それでは開発裏話という事でフリートークでいきましょう」
アカババ 「いっぱいあったな…いろんな事」
スネーク 「ありましたね。この開発ではいろいろと…ショルダーが東京で迷子になったり」
ピストン 「メタルギアのフィギュア撮影の件でショルダーが生まれて初めて東京へ上京して」
ショルダー 「東京一人旅…」
スネーク 「それからバグが本仕様になったり…」
モンキー 「そうそう、バグから生まれたカモフラマットとか」
スネーク 「あれはたまたまトラックの穴データがずれてて…なんだこれっ? 意外と面白いかもしれないって、武器にいれたんだっけ」
アカババ 「逆に没になった仕様も多かったなぁ。ワイヤーとかフライングマンとかサーチライト…」
ショルダー 「マニアックコップとかピラニアとか戦車とか…ボクの自信作の量産型メタルギアも」
スネーク 「ショルダーには容量、全然関係ないからなぁ」
モンキー 「おかげで苦労かけられました」
ショルダー 「グスン…」
マダム 「容量もかなりきつかったし、没になったキャラもいっぱい。途中で容量がオーバーしちゃって大幅に何回も仕様を変えたりもしたものね」
ピストン 「仕様が変わったと言えば、最初はBGMを極力入れずにいこうって仕様でしたよね…」
イカチャン 「そう! それで『SD SNATCHER』と掛け持ちでも楽勝って喜んだんだけど」
スネーク 「そうそう、心臓の音をメインに緊張感を出そうという狙いだったけど、なかなかいい音をピストンが作ってくれないから」
ピストン 「ポリポリ…SCCには不向きな音色だったんです。結局、通気孔のシーンだけになってしまいましたが」
イカチャン 「おかげで毎日徹夜と泊まり込み…またまた家庭崩壊寸前まで」
ピストン 「なんでもこの間、嫁さんの兄さんに向かって娘がパパって呼んだとか?(一同ビックリ)」
ピストン 「結局、BGMは40曲くらいでしたか…」
イカチャン 「正確に言うとBGM46曲、効果音130音っ!」
ピストン 「コナミサウンド史上最大!! まあその苦悩の成果をCDでじっくり楽しんでいただければ幸いでございます(ペコペコ)」
スネーク 「仕様変更で印象に残ってるのはやっぱり、シナリオかな? あの年は世界が激動の年でしたからね。天安門事件、ルーマニア、東西ドイツ統一…ゲームのシナリオではベルリンの壁が崩壊するのを90年代の半ばに設定していましたから、驚きましたよ。このままではナターシャとの絡みも信憑性に欠けるものになってしまうんで間際になって修正したんです」
アカババ 「でもあのゲーム、架空とは思えないところがあるから、恐いけど先見的だったなぁ。今だったら危なくて…」
マダム 「あの頃、湾岸戦争なんか予想もしなかったし」
スネーク 「結局、平和じゃないと『戦争ゲーム』なんて成り立たないですから」
モンキー 「平和って言うと開発中に名前が変わった幸せな人がいましたね(一同笑)」
マダム 「ええ…だからオープニングとエンディングで名字が違うって変な事に」
アカババ 「開発中に結婚しちゃって!!(ヒューヒュー)」
モンキー 「バグチェックの時もいろいろありましたね…すいません、反省」
アカババ 「出るわ出るわ…」
マダム 「そう、新人歓迎会を兼ねた大バグチェック大会とか」
ココット 「私なんかMSXを家に持って帰ってまでチェックしました!」
スネーク 「あれ、『つなぎ方がわからなかった事件』ね…」
ココット 「そうでしたね(ドキッ!)」
一同 「あった、あった」
ピストン 「焼き立てのロムを夜中にパジャマのままハンバーガー屋へ取りに行ったのを憶えてる」
スネーク 「それから発売日にショップへ行ったら開発者ばかりの長蛇ができていたなんてこともありましたね。ちゃっかりユーザーの顔してね」
ココット 「私、予約して『SD SNATCHER』の紙ジャンパーもらいました」
ショルダー 「えぇーっ!! ボク、変なTシャツでした(一同笑)」

ピストン 「えー話はまだまだ尽きませんが…それでは最後に一言ずつお願いします」
アカババ 「とにかく、自信作ですので皆さん是非、家庭に一本。買ってください」
モンキー 「今まで作ったゲームの中で演出やシステム等、ものすごく凝ってるのでいちばん難しかったですが…がんばりました。メタル3を作れと言われたら…ちょっと(モゴモゴ)しんどいですけど」
マダム 「テーマは戦争ですが根底に流れるのは『愛』ですから」
一同 「かっこいい!!(ヒューヒュー)」
ココット 「初めての作品なので…私にとっては『思い出』です?(ポーッ!)」
ショルダー 「ボク…モデル制作とかサバイバル・ゲームとか趣味の延長で結構おいしかったです。それとメタルギアの改Dのモデルの作り方ちょっと言わせてください。○東のク○ーデを基本にすれば作れます。でも絶版品ですからなかなか手に入りませんけど」
イカチャン 「一応、一年ぶりの同窓会のようで変な気持ちですが、またメンバーが変わっても質のよい音を作るつもりです。応援してください」
ピストン 「SCCという音源をFULLに活かしきったゲームだと思います。本来、SCCというのは100P波形を鳴らす石なんですが、少々ハードに無理をさせてソフトでその100P波形を時間的に変化させてるんです。これはもうノイズとの闘いで処理時間ギリギリ…」
アカババ 「おかげでメインの方は苦労したけどなぁ」
ピストン 「(ボリボリ)…まだゲームを買われてない方、是非ゲームをプレイしてみてください。その後でこのCDも聴いてください」
モンキー 「宣伝がうまい? さすがサウンド」
スネーク 「内容が戦争なんですけど、単なる戦争アクションではなく何か心に残る、伝わるものがあればいいと思ってます…ゲームだけでは終わらずに実際の世界情勢に興味を持つステップになったりね」
ピストン 「気になる『METAL GEAR 3』については?」
スネーク 「うーん、3のストーリーはいくつか頭の中にありますが、商品にするかどうかは考えてません。…世界が平和になればメタルギアはまた帰ってくるかも知れません。平和であってこその『METAL GEAR』ですから。…ファンレター待ってます」
ピストン 「そんなところですか。今日はすごく真面目なライナーノーツになってしまいました。それでは…お疲れさまでした」



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