Neo Contra Impressions(GameSpot)

 『ネオ魂斗羅』にはスプレッドガンがある! この魂斗羅で最も有名な武器は、2002年発売の『真魂斗羅』では消えてしまっていた。だが、プロデューサーの言う「第3世代魂斗羅」――PS2版『ネオ魂斗羅』で、スプレッドガンは帰ってくる。

 『ネオ魂斗羅』はいくつかの異なる視点から構成されており、その中には伝統的な横スクロール画面もあるが、ゲームの大部分はトップビューかクォータービューがメインになっている。『真魂斗羅』と同じように、プレイヤーは3つの武器を装備し、それらを自由に切り替えることができる。ただし前作と違い本作では、プレイヤーは各ステージの開始前に、複数の武器から任意の3つを選択できるようになっている。前述のスプレッドガンに加えて、標準のマシンガン、ロックオンレーザー、チャージショット、ファイヤーウィップなどがあり、さらに少なくとももう2、3種類の武器が用意されているだろう。

 従来の魂斗羅作品にも基本的なストーリーは存在したが、魂斗羅の世界観を語るプロットそのものには、ほとんど注意が払われていなかった。『ネオ魂斗羅』では、一般的なアクションゲームよりも多くのカットシーンを挿入することで、この問題を解決している。また本作には、より多くのキャラクターが登場し、キャラの個性をより強調している。キャラクターの1人、「ジャガー」は、当初は色違いの2Pキャラにすぎなかったが、時間と共に作り込まれ、現在では未来形サムライとも言うべきキャラとなっている。

 『ネオ魂斗羅』のステージは、過去の魂斗羅作品よりも長くなっているようだ。さらに開発チームは、いくつもの異なるカメラアングルとビジュアルイメージを盛り込もうとしている。あるステージでは、プレイヤーは恐竜の背中にまたがって高速で疾走する。また別のステージでは、プレイヤーはヘリのローターの上を跳び回る――空を飛行中に。シリーズの往年のトレードマークである、巨大なボスも登場する。グロテスクな巨大エイリアンや、超巨大な多砲台戦車などだ。

 『ネオ魂斗羅』は明らかに、シリーズの全く新しい方向性に挑戦しており、非常に期待できる。だが、まだプレイアブルバージョンが公開されていないため、この新しい方向性が歓迎されるか、それともPS1版の失敗の二の舞になるかは、まだわからない。『ネオ魂斗羅』の開発度は現在40%で、11月の発売を予定している。



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