Neo Contra for PS2 Coverage from 1UP.com(1UP.com)

 まだ開発度が40%ということで、コナミのゲーマーズ・デイでは、『ネオ魂斗羅』を実際にプレイすることはできなかった。その代わりに数分間のゲーム映像が流され、メイン開発スタッフの1人、中里伸也氏による質疑応答およびゲームの説明が行われた。

 中里氏は、『魂斗羅スピリッツ』、『魂斗羅 ザ・ハードコア』、そして前作のPS2版『真魂斗羅』と、長年魂斗羅シリーズに携ってきた(中里氏いわく、「魂斗羅とは結婚生活よりも長い付き合い」)。これらの作品を中里氏は魂斗羅の「第2世代」と呼び、そして『ネオ魂斗羅』がシリーズの「第3世代」を切り開く、としている。

 本作の大きな変更点は、ステージが3D化されたことだ。キャッスルバニア同様、3D化は今回がシリーズ初というわけではない。過去にPS1版『Contra: Legacy of War』と、ニンテンドー64版『悪魔城ドラキュラ黙示録』『悪魔城ドラキュラ黙示録外伝』が発売されており、いずれも不評に終わった。だが、日本の経験豊かなクリエイターの手によって3D化が行われるのは、今回が初めてのことだ。

 当然、3Dへの変更により、ゲームシステムも変わってくる。大きな変更点の1つは、伝統的な魂斗羅武器である標準のマシンガン、スプレッドガン、火炎放射器などに加えて、新たにロックオン武器が追加されるだろう、ということだ。具体的な武器名は発表されなかったが、ビデオには複数のターゲットを選択してロケット弾を一斉発射する、『パンツァードラグーン』的なレール型シューティングのような映像があった。

 その他の変更点としては、より長くなったステージと、ジャンプボタンの廃止がある。中里氏によれば、ジャンプボタンをなくすことで、ゲームが複雑になりすぎず、プレイヤーは武器チェンジの操作に集中できる、ということだ。

 確かに我々が見たシーンの1つは、もしジャンプボタンがあったとしたら、極めて難しくなるように見えた。飛んでいるヘリのローター上を超高速で走りながら敵を撃つ、というシーンだ。このシーンにはたくさんのユニークなカメラアングルが用意されており、もしジャンプが可能だったら、クリアはほとんど不可能だろう。従ってプレイヤーは、ジャンプして敵弾を避ける代わりに、攻撃の操作と、キャラがヘリの上を走り回るバカっぽい絵に集中できるのだ。

 ゲームの2人のメインキャラは、帰ってきた英雄ビル・ライザーと、新たなサムライキャラ、Genbei Jaguer Yagyuだ。戦争ゲームである魂斗羅にサムライが登場するのは奇妙に思えるが、公開されたいくつかのシーンでは、違和感なく溶け込んでいるように見えた。それ以外のシーンについては、続報を待たなければならないだろう。

 本作はE3でプレイアブル・バージョンが出展される予定だ。



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