Neo Contra interview at 1UP（1UP.com）

EGM：　魂斗羅を3D化するにあたって、どのような難題がありましたか？　PS1の魂斗羅作品（訳者注：海外PS1で発売された『Contra: Legacy of War』と『C: The Contra Adventure』。海外のメーカー・アッパルーサが開発し、3D化で大失敗した）のことは考えましたか？

中里：　プレイヤーに全く新しい魂斗羅体験を提供すると同時に、従来のファンにとっても魅力的な作品を作りたい、と考えました。『ネオ魂斗羅』はシリーズの主流から離れており、それがタイトルを『真魂斗羅2』としなかった理由でもあります。ですが、だからと言ってこの作品を、魂斗羅シリーズの外伝とは考えないでください。それどころか本作は、『真魂斗羅』からの新しい、クールな進化形です。私達は本作の基本コンセプトを決める段階で、ゲームを3D化することを決定しました。これはシリーズの自然な進歩であり、『ネオ魂斗羅』では2Dのゲームプレイを備えた、素晴らしい3D魂斗羅をお届けできると思っています。ですからファンの皆さんは、「魂斗羅のテイストが失われてしまったのでは？」という心配はいりません！

アッパルーサが開発したPS1の作品は大いに参考になりました。3Dアクションの難しいところは、攻撃の距離感が非常につかみにくいことです。アッパルーサの作品はシステムがわかりにくく、また適切な「攻め」と「守り」のシステムも備えていませんでした。3Dでありながらも、ゲームプレイは納得の行くものに。『ネオ魂斗羅』では、それを見事に達成できたと思っています。

EGM：　『ネオ魂斗羅』には2人同時プレイはありますか？　また本作は、『真魂斗羅』と同じくらい難しいのですか？

安藤：　はい、2人同時プレイ可能です。2人で遊ぶとさらに面白いですよ！　現在私達は、どの難易度でプレイしても同様の緊張感・満足感が得られるように、難易度バランスを調整しているところです。アクションをより緊迫かつ充実したものにしようとすると、ついそれに合わせて難易度も上がってしまうんですよね。昔から魂斗羅シリーズは他のゲームに比べて難しいという印象がありますが、それこそが魂斗羅のウリのひとつだと思っています。もちろん、初心者向けに難易度設定もありますよ。初心者の皆さんにも、同じように魂斗羅体験を楽しんで欲しいですね！

中里：　『ネオ魂斗羅』のイージーモードは『真魂斗羅』のもの（訳者注：海外版『真魂斗羅』にはイージーモードがあった）に近いですが、実際にはそれよりも簡単になっています。『真魂斗羅』は、人によってはイージーでも難しかったですからね！　また、お気づきのとおり、本作でも再び「撃破率」システムが採用されています。現在私達は、撃破率を誰もが楽しめるようなバランスに調整しているところです。この手のゲームでは、ゲームバランスが極めて重要です。「撃破率100％はやり込まなければ取れないが、とりあえずステージクリアはできる」というようなバランスを目指しています。

EGM：　Genbei Jaguer Yagyu（スクリーンショット中の赤いキャラ）は、伝統的な魂斗羅キャラとは雰囲気が違いますね。彼の動きや武器はどんな感じなのでしょうか？

安藤：　Jaguerは2Pキャラで、『真魂斗羅』のルシアにあたるキャラです。Jaguerのデザインはとても気に入っているので、このキャラ固有のフィーチャーを何か加えたいですね。Jaguerのデザインについて、特に何かに影響されたということはありませんが、あえて言うなら柳生十兵衛（伝説の日本の剣客で、カプコンの『鬼武者2』の主人公でもある）ですね。

中里：　Jaguerは非常にユニークで面白いキャラです。プレイヤーの皆さんには、彼とビルのやり取りに注目してもらいたいですね。過去の魂斗羅作品では見たこともないようなものが見れますよ。柳生一族はかつて日本に実在していました。有名な漫画『子連れ狼』で名前を知っている人もいるかもしれませんね。

EGM：　どんな敵が登場し、どんな戦いを繰り広げるのでしょうか？

安藤：　うーん、本当はもっと詳しく説明したいんですけどね〜。基本的にはトップビューで、ステージ中にはバリバリのシューティング要素が満載です。またステージのデザインは、『真魂斗羅』と比較しても、戦略的な要素が満載です。

EGM：　『ネオ魂斗羅』は依然として、古き良き「純」アクションゲームのようですね。最近の流行に合わせて、ステルス要素やRPG要素を追加したいと思ったことはありませんか？

中里：　魂斗羅を愛し、支持してくれるファンの皆さんは、純粋なハイスピード・アクションを求めています。魂斗羅は常に「真っ向勝負」のアクションであるべきで、RPGやステルスアクションに変えてしまうつもりは全くありません。その上で私達は、『ネオ魂斗羅』で新しいゲームスタイルに挑戦しようと全力を尽くしています。また『ネオ魂斗羅』は、ゲームプレイ時間の面でも、ムービーシーンの面でも、かつてない大作になっています。皆さん応援よろしくお願いします！

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