探偵修行(二)


99・11・14

エリザベス女王杯

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<登場人物>
田中涼子(19) 探偵見習い
佐藤俊輔(40) 興信社々長
渡辺恵一(40) 刑事
河合智之(26) 刑事
桂木宮子(30) 小学校教師
桂木隆夫(35) 宮子の夫
桂木綾乃(3) 宮子の娘
関屋伸治(22) そば屋店員

○ 道
涼子と佐藤。

涼子「なぁ、お葬式の次の日に調査報告書、渡さんでもえぇやんか」
佐藤「しゃないやろ、引き換えで調査料、今日中に貰わんと今月やっていかれへんやろが」
涼子「マジで?ほんま、金に汚いなぁ、そしたら香典とかどうすんの?」
佐藤「そら、先に金もらってから、そっからな」
涼子「(呆れて)恥かしいわ・・・・・・」

○ スカイコーポ・外観
5階建てのマンション

○ 同・桂木家・リビング
座っている涼子と佐藤。
お茶を運んでくる、桂木宮子(30)と彼女にまとわりつくように桂木綾乃(3)がいる。

佐藤「奥さん、すんませんなぁ、こんな時に」
宮子、力なく微笑み、
宮子「いえ・・・・・・」
涼子「・・・・・」
佐藤「早速なんですが、調査書を」
佐藤、かばんから、調査書とかかれた書類を出す。
宮子、それを開くことなく、用意していたのか、分厚い封筒を佐藤へ差し出す
涼子「・・・・・」
佐藤「ほんとなら、相手の女性の身元を調べるのが筋なんですが・・・・・・」
宮子「それは、警察のほうで」
涼子「あの、あたし、あの女、絶対見つけてきます」
佐藤「アホか、オマエ」
涼子「けど・・・・・・」
宮子「すいません、もうこの話は、これきりということで・・・・・・警察とかマスコミとかに、いろいろ言われて あたしも綾乃も・・・・・・」
肩を落とす宮子にすがりつく綾乃を、見ている涼子

○ 同・表
出てくる涼子と佐藤。
佐藤、封筒の中の一万円札を調べている

涼子「こんなとこで、調べんかてえぇやんか」
佐藤「アホ、ちゃんと30万あるかどうか・・・・・・」
渡辺の声「ほんで、30万ちゃんとあるんか?」
佐藤「うん、ちゃんとあるわ、んっ!?」
佐藤と涼子、声のするほうを見ると、渡辺恵一(40)と河合が立っている。
涼子、河合を指差し、
涼子「あっ、この前の誤認逮捕刑事」
河合「ア、アホ、人聞きの悪いこと言うな」
涼子「ほんま、やんか、アンタがわたしやなくて、逃げた女のほう追いかけてたら 犯人かてすぐ捕まってたのに」
河合「・・・・・・」
渡辺「まぁまぁ、涼子ちゃん、許してやってや、コイツまだ刑事になって間がないし」
佐藤「ナベよ、お前こそ、ガイシャの奥さんの監視か、あの奥さんになんかあるんか?」
河合「ちょっと、あなた、失礼やないですか」
渡辺、河合を制止して、カメラを涼子に渡し
渡辺「涼子ちゃんの撮った写真な、あれ全部ピンボケで女の顔も車のナンバーもようわからんねんけど」
涼子「ウソ!?」
河合「キミ、探偵なんやろ、写真もちゃんと写されへんのか」
涼子「うるさい!、まだ修行中や!ナベさんホンマなん、ショックや」
渡辺「警察でも聞いたけど、顔とか憶えてないんか」
涼子「うん、写真に撮れた思て安心してたから」
佐藤、涼子を小突いてから、
佐藤「もうえぇやろ、涼子、帰るぞ」
渡辺「なんか思いだしたら、連絡してくれ」
佐藤「気が向いたらな」
佐藤、涼子を促して、歩きだす。
河合「なんなんですか、あれは?」
渡辺「同期やったんや、十年前まで」
渡辺、振り返り、宮子のマンションを見る。

○ 同・桂木家・浴室
宮子がライターに火をつけている。その火の先にさっきの調査書
メラメラと燃える調査書を無表情でみている、宮子

○ 佐藤興信社・中
涼子と佐藤、それぞれの席に座っている

涼子「なぁ、逃げた女のこと調べてもえぇやろ」
佐藤「アカン、もう調査は終了したんや、金かて入ったんやし」
涼子「納得できへんの自分に、カメラに頼って、顔もちゃんと憶えてへんし その写真はピンボケやし・・・・・・」
佐藤「アカン、アカン」
涼子「奥さんの娘さん見たやろ、あんな小さいときにお父さん死んで・・・・・ わたし、わかるもん・・・・・・」
佐藤「・・・・・・」
ドアの開く音とともに関屋が入ってくる。
手には宅配ピザの包箱をもっている。
佐藤「なんや、伸ちゃん、ピザ屋もやってんのか」
関屋「ちゃいますよ、先週のお礼に」
涼子「?」
関屋「ほら、菊花賞で、社長があのキャビネットから1万円、見つけたやないですか」
佐藤「!」
関屋「ほんで、ツケの残りでペインテッドブラックから買ってくれ言うたけど オレ、そんなんくるわけないわ思て、トップロードとオペラーオーから買ったんですよ」
涼子「えっ?」
関屋「ほんで今日はピザ買ってきたんです。社長、今週のエリザベスどうですか? 社長の買い目を外して買おう思ってるんスけど」
涼子「(佐藤に)どういうこと、アタシ、アドマイヤベガからって、言ったやろ」
佐藤「えっ、いや、それよりピザ食べよ、冷めるで、こら伸ちゃん、人の金で馬券買って、そんなことしたら警察捕まるで」
涼子「人のお金で自分のツケまで払って、そっちこそドロボーやろ!!」
肩をすくめる佐藤。
× × ×
ピザをほうばっている、涼子と関屋。もの欲しげに見ている佐藤。
佐藤「なぁ、そんな怒らんと、1枚くらい」
涼子「(佐藤を無視して)伸ちゃん、あんなオッサンの予想なんかよりあたしの聞いてよ」
関屋「(モグモグしながら)ほう、れすか」
涼子「ファレノプシスは固いと思うねん、そやから、そっから流すつもり」
佐藤「メジロドーベルとエリモエクセルやろ、そんなん安いやろ」
涼子「(無視して)菊花賞みたいに前にいく馬が有利と思うからヒシピナクルやろ」
関屋「先行馬やったら、エガヲオミセテとかランフォザドリームとか」
涼子「そうそう、最後に大穴でメジロビクトリアの逃げ残り」
佐藤「京都やったらナリタルナパークも怖いでー」
涼子、佐藤にピザを1切れ持っていき、
涼子「調べてもえぇやろ、他の仕事にさしつかえないようにするから」
佐藤「・・・・・・」
佐藤黙って、ピザをもらい食べ始める




とゆうわけで 馬連11−13に2000円、 2−11、8−11に1000円
7−11,11−18に500円!!


競走成績
1999年5回京都4日( 11月 14日) 11R
エリザベス女王杯(GI)
サラ系4歳以上2200m芝・右 外
(国際)牝(指) オープン定量
本賞金: 10000、 4000、 2500、 1500、 1000万円発走 15:40
天候:晴 芝:良 
着順馬番記号馬名 負担
重量
騎手タイム着差馬体重調教師 単勝
人気
13 6(父)メジロドーベル   6 56.0kg吉田豊2:13.5 476Kg-4大久保洋吉2
28 16
フサイチエアデール 4 54.0kg福永祐一2:13.63/4馬身438Kg 0松田国英7
31 2
エガオヲミセテ   5 56.0kg蛯名正義2:13.71/2馬身458Kg 0音無秀孝5
46 12
プロモーション   6 56.0kg藤田伸二2:13.7アタマ496Kg-4和田正道12
52 4
ヴィクトリーバンク 6 56.0kg飯田祐史2:13.7アタマ460Kg+4松田博資14
66 11
ファレノプシス   5 56.0kg武豊2:13.8クビ442Kg+2浜田光正1
77 13(外)ヒシピナクル    4 54.0kg河内洋2:13.91/2馬身476Kg-4佐山優4
82 3(市)マイネエルザ    5 56.0kg幸英明2:13.9クビ428Kg+4中村均10
97 14(父)フレンドリーエース 4 54.0kg安藤勝己2:13.9アタマ432Kg 0高木嘉夫17
101 1
クロックワーク   4 54.0kg横山典弘2:14.0クビ458Kg-2奥平真治9
114 8
ナリタルナパーク  5 56.0kg佐藤哲三2:14.0クビ434Kg-2大久保正陽6
125 9
テンザンキラリ   5 56.0kg松永昌博2:14.21 1/2馬身436Kg 0松永善晴11
138 17
エリモエクセル   5 56.0kg的場均2:14.2クビ440Kg+2加藤敬二3
147 15
ブゼンキャンドル  4 54.0kg安田康彦2:14.3クビ472Kg+6松田博資8
155 10
ハギノスプレンダー 4 54.0kg熊沢重文2:14.43/4馬身450Kg-2伊藤修司16
163 5
ゴッドインチーフ  4 54.0kg四位洋文2:14.82 1/2馬身446Kg 0坂口正大15
178 18
メジロビクトリア  4 54.0kg松永幹夫2:14.93/4馬身448Kg-4大久保洋吉18
184 7
ランフォザドリーム 6 56.0kg和田竜二2:15.85馬身502Kg+4田中耕太郎13
<払戻金・給付金>
単勝06 390円2番人気
複勝06 170円2番人気

16 570円7番人気

02 430円5番人気
枠連3-8 780円3番人気
馬連06-16 5,270円14番人気

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