夕立の後(二)


99・7・11

宝塚記念

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<登場人物>
津川努(50) 弁護士
藤間佳乃(28) 弁護士
岸美子(48) 事務員
吉田勝治(28) 無職
吉田淳子(26) 吉田の妻
吉田玲奈(4) 吉田の娘
山本正造(53) 焼き肉店の店主

11 福寿アパート・吉田の部屋・玄関・表(朝)
淳子が玲奈の手をひき出てくる。

淳子「じゃ、行ってくる」
吉田「・・・・・・」
淳子「・・・・・・玲奈、さあ行こう、保育園、遅れるよ」

12 津川法律事務所・中(昼)
津川が手を頭の後ろに組み座っている。
岸美子(48)が津川の机にお茶をおく。

美子「悩みごとですか?」
津川「んっ?あぁ・・・・・・なぁ岸さん、山本さんのとこって不景気かな?」

13 福寿アパート・吉田の部屋・中(昼)
吉田がテレビを見ている。
吉田、ごろんと横になり目を閉じる。

14 津川法律事務所・中(夕)
津川が裁判資料に目を通している。美子がワープロをしている。
佳乃がカバンを手に入ってくる。

佳乃「ただいま」
津川「ご苦労さん・・・・・・どやっった、今日は?」
佳乃「はい、判決は2週間後になりました」
津川「そうか・・・・・・佳乃ちゃん、民事ばっかりで飽きてきたか?」
佳乃「いえ、刑事裁判は、まだ私にはちょっと・・・・・・」
津川「まぁ、うちの事務所には、そういうのがあんまり依頼ないけどな・・・・・・たまにあると吉田君みたいなケースやしな」
佳乃「吉田さん、お仕事見つかったんですか?」
津川「その件で、ちょっと佳乃ちゃんに頼みたいことあるんや」
佳乃「はい、いいですよ、何ですか?」

15 焼き肉屋「山正」・店内(夜)
20ほどのテーブルがあり、にぎわう店内
山本正造(53)がせわしなくテーブルの間を行き来してる。
山本、小学生ぐらいの子供にいる家族3人のテーブルに来て

山本「こら、ボク、肉ばっかりやなくて野菜も食べなあかんぞ、うち食べ放題やから肉ばっかり食べられたら赤字なんや、 ほらゴハンもちゃんと食べ」
山本、真顔でそう言った後、すぐに笑い出し、子供の頭を撫ででやる。
佳乃が入ってくる。
山本「いらっしゃい!お姉ちゃん、一人か?ほなこっちのテーブルや」
佳乃「はぁ」
佳乃、二人がけのテーブルに座る。
山本「うちは食べ放題やけど残したら倍額とるから、そのつもりで、お腹一杯食べてや」
佳乃「あのー、店主の山本さんは?」
山本「なんや、ワシやけど」
佳乃「私、津川法律事務所から来ました木村といいます、あのー」
山本「はいはい、津川の大将から、電話あったよ、自分かいな、大将、美人の弁護士が伺う言うてたけど、お姉ちゃんかいな」
佳乃「・・・・・・」
山本「とりあえす、ビールでも飲みながら話しょうか」

16 福寿アパート・吉田の部屋・玄関・中(夜)
淳子が玲奈が入ってくる。 淳子は大きな、玲奈は小さな、スーパの買い物袋を持っている。

淳子「ただいまー・・・・・・?」

17 同・同・中(夜)
真っ暗な部屋、テレビの音が聞こえる。
淳子、入ってくる

淳子「勝ちゃん、いるの?」
吉田、部屋のすみで頭をかかえてうずくまるっている。
淳子「勝ちゃん、どうしたん、どうしたんよ」
吉田「テレビ消してくれ、テレビ」
淳子、テレビのほうを見る。

18 テレビ
殺人事件の報道をしている

19 焼き肉屋「山正」・店内(夜)
佳乃と山本、テーブルに向き合い座っている。
山本、肉をコンロの上におきながら

山本「そういう事情があったんか・・・・・・その奥さんも可哀相やな」
佳乃「今、どこも不景気で大変やと思うんですけど」
山本「それは心配せんでえぇで、あんたんとこの事務所より儲かってると思うわ」
佳乃「・・・・・・」
山本「とりあえず、うちに来てもうて、働けるもんかどうか見てみよか」
佳乃「ありがとうございます」
山本「しかし、あの大将、相変わらず、おせっかいなお人や、まぁ大将らしいけど・・・・・・」
山本、どんどん肉をのせていく。
佳乃「・・・・・・あの、私、今ダイエット中で・・・・・・」
山本「何言うてんねん、一日くらい食べたかて太らへんで、さぁ食べ食べ」

19 同・レジ(夜)
佳乃が山本に勘定を払っている。

佳乃「ごちそうさまでした、おいしかった、お肉」
山本「そやろ、また来てや、今度は大将のお使いやのうて、彼氏とな」
佳乃「もう」
山本「そや忘れるとこやった、大将に伝えといて欲しいことあんねん」

20 津川法律事務所・中(朝)
津川がスポーツ新聞を見ている。美子お茶を入れている
佳乃が入ってくる。

佳乃「おはようございます」
津川「おはよう、どやっった山本さん?」
佳乃「はい、来週の月曜から来てみてくれって」
津川「そうかそうか、ほんなら吉田君とこには連絡しとくわ」
佳乃「あと、山本さんから伝言があります」
津川「?」
佳乃、津川の見てるスポーツ新聞に目をやり、
佳乃「えーと、宝塚記念はスペシャルウイークからヒモ穴で取れまっせ、グラスワンダーは来ぇへんで、大将! ・・・・・・あとなんか最後に一言、言ってたんですけど・・・・・・・」
津川「ガチガチの1番人気なんか買うても、おもろない!とちゃうか?」
佳乃「あっそうです、そうです、でも・・・・・・」
津川「山本さんの口ぐせや、けど佳乃ちゃん、意味わかる?」
佳乃「全然わかりません」
美子、笑い出す。
美子「相変わらずやね、山本さん・・・・・・それより佳乃ちゃん、食べ過ぎたんとちゃう、なんか太ったみたい」
佳乃「えっー嘘」
津川、スポーツ新聞を見ながら
津川「ヒモ穴ねー、それがわかったら苦労せんわー」
津川、競馬欄のステイゴールドとマチカネフクキタルに赤ペンで印をつける。




とゆうわけで 馬連1−9、7−9に2500円!!


第40回 宝塚記念(GI) 競走成績
競走成績

99年3回阪神8日( 7月 11日) 11R
宝塚記念(GI)
サラ系4歳以上2200m芝・右
(国際)(指) オープン定量
本賞金: 13200、 5300、 3300、 2000、 1320万円発走 15:40
天候:晴 芝:良 

着順馬番記号馬名 負担
重量
騎手タイム着差馬体重調教師 単勝
人気
15 5(外)グラスワンダー   5 58.0kg的場均2:12.1 504Kg+6尾形充弘2
27 9
スペシャルウィーク 5 58.0kg武豊2:12.63馬身480Kg+4白井寿昭1
31 1
ステイゴールド   6 58.0kg熊沢重文2:13.77馬身426Kg-2池江泰郎7
48 11
ローゼンカバリー  7 58.0kg菊沢隆徳2:13.91 1/4馬身486Kg+4鈴木康弘4
56 7(市)マチカネフクキタル 6 58.0kg佐藤哲三2:14.0クビ506Kg-6二分久男8
63 3
オースミブライト  4 53.0kg蛯名正義2:14.0クビ434Kg-10中尾正3
74 4
スエヒロコマンダー 5 58.0kg藤田伸二2:14.0ハナ438Kg 0松元茂樹6
87 10
キングヘイロー   5 58.0kg柴田善臣2:14.63 1/2馬身470Kg-16坂口正大5
98 12(父)ニシノダイオー   8 58.0kg村本善之2:15.34馬身542Kg-2松田正弘11
102 2(外)ヒコーキグモ    6 58.0kg安藤勝己2:15.61 3/4馬身504Kg+2谷潔9
115 6
インターフラッグ  7 58.0kg河内洋2:15.6ハナ432Kg 0工藤嘉見10
126 8
スターレセプションせん 8 58.0kg幸英明2:16.77馬身448Kg 0松田博資12

<払戻金・給付金>
単勝05 280円2番人気
複勝05 110円

09 100円

01 210円
枠連5-7 180円1番人気
馬連05-09 200円1番人気

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