あじさい通りのオバァ(三)


99・6・20

鳴尾記念

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<登場人物>
中野太一(27) 会社員
大西剛史(26) 会社員
柴田康彦(27) 会社員
三好はる(72) 占い師
佐藤美幸(24) OL

9 オフィス・中(昼)
壁の時計が12時30分を廻っている。
太一、自分のデスクでパソコンゲームをしている。 康彦、その様子を後ろから見ている。

康彦「なぁ、あのオバァの言うこと全然当てにならんやん、キングヘイローなんて、どこ走っとってん」
太一「(画面を見ながら)あぁ、ほんまやなー、直線の最初のほうで終わっとたな」
康彦「あれやったら、普通の占いも全然当たってへんで」
剛史が入ってくる。太一と康彦を見つけ来る。
剛史「おった、おった、おい、あのオバァの占い当たるなぁ」
康彦「お前、何言うてんねん・・・・・・そーか、また裏切ったな、お前」
剛史「なんや、裏切ったて?」
太一「どうせキングヘイローから買わんと、グラスワンダーから流して、セコく儲けたんやろ」
剛史「競馬の話か・・・・・・あれはキングヘイロの単勝を買ったで・・・・・・・ちゃうやん、あん時、仕事運と恋愛運、見てもうたんや」
康彦「何や、お前だけ、ズルいやんけ」
剛史「どっちがズルいねん、俺一人に金払わしといて」
太一「ほんで仕事運はどうやって?」
剛史「オバァによると、もう一度チャンスが貰える言うねん・・・・・・それで、今日、課長に言われてん、9月から始まるプロジェクトの企画書、考えとけって」
太一「へー、お前んとこの課長も物好きやな・・・・・・恋愛運はどやねん」
剛史「これもな、オバァは運命的な出会いがあるて・・・・・・そしたらな金曜日、合コンに誘われてな、運命的な出会いやで、どうしょうか、おい」
康彦「勝手にせい、アホ、(太一に)恋愛運は外れるで、きっと」
太一、苦笑いしている。

10 街(夕)
太一が携帯電話で話してる

太一「なぁ、謝ってるやんか、ずーと」
美幸の声「謝ってすむんやったら警察いらん」
太一「そんな、子供みたいなこと言うなよ」
美幸の声「子供はどっちなん・・・・・・とにかく今日はダメ」

11 商店街・(夜)
太一が歩いている。
前方にはるの占いの屋台を見つける。 2人連れの若い女が占ってもらっている。
太一、後ろに並ぶ。

女A「(嬉しそうに)オバァちゃん、ほんと?」
はる「ほんまやで、このオバァを信じてみ」
若い女たち、立ち去る。
太一「オバァを信じて損したもんもおるんやけどなー」
はる「おぉ、兄ちゃんか・・・・・・まだ月曜やろ、鳴尾記念、何が出るかわからんで」
太一「競馬とちゃうよ、それに全然当たらへんやん、もうオバァの言うこと外して買うからな」
はる「ほんなら、何しに来たん?・・・・・・そーか、彼女とケンカして困ったなーいうことか?」
太一「何や、わかんのか?」
はる「若い兄ちゃんが来るいうたら、そんなもんや・・・・・・どうせ競馬にハマって彼女に冷たくしてんねんやろ」
太一「誕生日のプレゼントが外れ馬券になっただけや」
はる「アホ!なんちゅうことすんねん、兄ちゃん、うちの死んだお父ちゃんと同じことしとる・・・・・・安いもんでもえぇからちゃんとプレゼント買ってあげ」
太一「金ないやん、そやから競馬で儲けるしかないやん」
はる「アホ!そんなこと言うてたら、いつまでたっても仲直りできへんで、ご飯代を節約するなり、質屋行くなりして、お金作ったらえぇねん、けどサラ金はあかんで、お父ちゃんのとき、どんな大変やったか・・・・・・」

12 社員食堂・中(昼)
太一と康彦が昼食を食べている

康彦「なんか、それ、占いやなくて恋愛相談みたいやな」
太一「・・・・・・そういや、手相もなんも見てもらわんかったな」
康彦「なんじゃそれは・・・・・・それよりな金曜ヒマか?」
太一「何ぃ?」
康彦「大西の言ってた合コン、オレも誘われてん、一緒に行かへん?デートもお預けなんやろ」
太一「アホいえ、これ以上、美幸のやつ怒らしたら大変なことなるわ」

13 居酒屋・中(夜)
太一、剛史、康彦が座っている。
テーブルの上には、空のジョッキや皿、そして競馬新聞がある。

剛史「(酔っ払って)あっー、やっぱりオバァの言うことは外れるやないかー」
康彦「そやけど、あれはお前が悪いんちゃうんか?」
剛史「どこが悪いねん、どこが?(そのまま寝てしまう)」
太一「どこが悪かってん?」
康彦「いや、みんなでカラオケに行ったんや、ほんならコイツがわけのわからんアニメの歌とか唄い出してな、ほんで女の子にデュエットしょうとか言い出して・・・・・・」
太一「そら、ぶち壊しやな、ほんでお前のほうは、どうやってん?」
康彦「オレ?オレは、まぁちょっと、ちょっとな」
太一「何や、何や」
康彦「いや、いや、えぇやん・・・・・・あっそれより、鳴尾記念、鳴尾記念」
剛史「もう、オバァのいうことなんか信じへんぞー」
太一「大西!びっくりするやろ・・・・・・でもオバァやったらステイゴールドの単勝とかいいそうやで」
康彦「過去の実績より、調子のえぇ馬が、来るんちゃうか、メイショウバチカンとか・・・・・・これ2000のタイム一番やん」
太一「そっから、流したら、そこそこつくな」
剛史「おい、そう決まったらカラオケいこカラオケ、オレのどこが悪いか聴いてもらおう」
康彦「大西、お前の歌、連チャンでなんか聴けるか、アホ!」




とゆうわけで 馬連1−4に1000円、2−4、3−4、4−8,4−9に500円!!


第3回阪神競馬2日目 11R 競走成績 天候 晴 芝 良
第052回鳴尾記念
サラ4歳上 国際 指定 オープン・別定 2000芝 10頭 ★☆ G2 ☆★

着順 馬     名 性齢 斤量 馬体重 騎  手 タイム 着 差 単オッズ
1着 8 スエヒロコマンダー 牡5 57.0 438 +2 藤田 伸 2:02:5   3.2
2着 9 テナシャスバイオ  牡7 57.0 474 +4 安藤 勝 2:02:5 11.6
3着 2 ステイゴールド   牡6 57.0 428 +2 熊沢 重 2:02:6 3.7
4着 5 スターレセプション セ8 57.0 448 +2 高田 潤 2:03:1 3 203.4
5着 4 メイショウバチカン 牡5 57.0 476+10 飯田 祐 2:03:3 1.1/2 12.3
6着 10 ニシノダイオー   牡8 57.0 544 -6 村本 善 2:03:5 1.1/4 42.3
7着 6 マチカネサンシロー 牡5 57.0 486 -2 武  豊 2:03:7 1.1/2 40.1
8着 7 グリーンサンダー  牡9 57.0 514+13 幸  英 2:04:3 3.1/2 62.4
9着 3 カネトシガバナー  牡5 58.0 486 +2 秋山 真 2:04:4 1/2 9.1
10着 1 ミッドナイトベット 牡6 58.0 440 +4 河内 洋 2:04:4 2.9
単 勝 式 320円 複 勝 式 130円
枠番連勝式 7−8 1,290円 260円
馬番連勝式 08−09 1,630円 140円

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