馬券下手に聞け!(5)


2000・2・13

きさらぎ賞

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<登場人物>
木村駿二(23) お笑い芸人
永井優美(23) お笑い芸人
甘木(32) インタビュアー

○野外ステージ
コンサートや集会が行われるような多目的なステージ
「新人お笑いコンテスト」と書かれた看板がある
ステージの上では、若い男女 木村駿(23)と永井優美(23)がコントを演じている。
客席は半分ほどの入りで、木村と優美の熱演に反してシンとしている。
客席の中に甘木。
甘木、「関西タレント名鑑」という本のページをめくり、木村と優美か小さく写る「ユウシュン」というコンビ名のページを見つける。
ステージに目をやった甘木、大きなアクビをすると木村と目が合いギクッとなる。
木村も一瞬、動きが止まりバツの悪い顔が浮かぶが、優美がとっさに木村の頭をはたき、客に笑いがおこる。

× × ×

ステージの上では別のタレントがコントを演じている。
時たまワッと観客から笑いがおこる
一番、後ろの席で腰掛ける、木村、優美、甘木
木村は客がワッとなる度、ステージに振り返る

甘木「場所、変ようか?気ィ散るやろ?」
優美「いいですよ、そんな、なぁ」
木村「さっき、アクビしてたでしょ」
甘木「!・・・・・・いや、あの」
木村「いいっスよ、ウチらまだまだやし」
甘木、手のひらで「優駿」と字を書きながら、
甘木「ユウシュンって、漢字で書くと・・・・・・」
優美「シュンの字、ごまかして書いてません」
甘木「つっこみキツイなぁー、この名前って競馬からとったんだよね」
優美「競馬好きで、ユウミとシュンジでちょうどえぇし」
甘木「珍しいんとちゃう、若いコで男と女のお笑いコンビって」
優美「あたし、前は女のコとコンビ組んでたんやけど」
木村「このコ、気が強いから」
優美「ちゃうよ、男女のコンビやったら目立つやん、それにアンタのネタがおもしろかったし」
甘木「ところで、付き合ってるの?ふたり」
首を振る、木村。
木村を小突く優美。
優美「正直に云うたら」
甘木「?」
木村「・・・・・・」
優美「ご想像におまかせします」
また、木村を小突く優美
微笑ましいふたりに、苦笑いする甘木
木村「えーと、どんな買い方するかと、きさらぎ賞の予想ですよね?・・・・・・どっちかっていうと本命党です」
優美「芸人のくせに、おもしろないでしょ、穴を狙え、穴を」
甘木「あんまり女の子が穴、穴、云うのは・・・・・・」
木村「やっぱり穴の少ない、そのレースで一番、連にからむ可能性がある馬と云うか、そっちのほうが当たるし」
優美「もう穴から離れ、穴から」
木村「だからシルバーコクピットでしょ。京都で連、外してないし、それに男馬で穴がない」
優美「そっから離れろちゅうに」
3人、お互い顔を見合わせ、プッと吹き出してしまう
甘木「ゴメン、なんか、ステージよりおもろいやん」
優美「おいおい」
木村「・・・・・・」
甘木「正直なとこ、お互いどう思ってるの?なんか興味あるわ」
優美「えっー、横におんのに」
木村、内ポケットからMDウォークマンを出し、
木村「これで、大きい音だしたら、相手の声聞こえへんやろ」
甘木「なるほど」
木村「ネタ考える時も、これ聞きながら、やってるんです」
優美、ヘッドホンを耳につけながら、
優美「悪口いわんといてよ」
シャリシャリと音楽が漏れ聞こえてくる。
優美、「全然キコエナイ」といった感じでおどけてみせる。
木村「おもしろいコでしょ」
甘木「ステージでも生き生きしたね」
木村「・・・・・・」
甘木「いや、木村さんが元気がないっていうことじゃないよ」
木村「ボク、もともとは構成作家、目指してたんです、だから人前に出るの苦手と云うか・・・・・・ハジけられないって云うか」
甘木「それで、アクビした奴もパッと目に入るんやな」
木村「もっと優美のえぇとこが出るネタ、考えへんと・・・・・・」
優美、ヘッドホンをとり
優美「もう、耳が痛い!」
甘木「じゃ、交代」
木村、ヘッドホンをつけ、背を向ける。 優美、真横の木村に呼びかけるように。
優美「おーい!」
木村、手で耳を覆い返事なし。
甘木「木村クンてまじめだね」
優美「と云うより融通がきかへん」
甘木「・・・・・・」
木村、気づかれないように、ヘッドホンのボリュームを下げる。
優美「あのね、ホントのこと云うと・・・・・・別れようと思ってんの」
甘木「えっ!?」
木村「!」
優美「ステージ見てたでしょ、あたし一人頑張っても、どうしょうもないし」
木村「・・・・・・」
優美「だって、ネタ合わせは、時間かけてさ、ダメ出しばっかり、そのくせ、本人は本番は弱いくせに」
甘木「言い過ぎじゃ」
優美「誘ってくれてる人、いるから、ほら、今ステージ出てる、あっちもコンビ別れするんだって」
木村「・・・・・・!」
木村、クルッと振り向くとパンと優美の頭を叩く
甘木「?!」
優美「何すんの!!」
木村「文句あるんやったら、オレに云えよ!」
優美、ヘッドホンのボリュームが入ってないのに気づき、
優美「そっこちこそ、ズルイやろ、そう云うとこが嫌なんや!」
木村「!」
甘木「ちょ、ちょっと」
優美が木村につかみかかっていく。
客たちが振り返り、ふたりのケンカに注目している。
木村、優美を振りほどき、
木村「勝手にせぇ!ボケ!」
優美「・・・・・・」
優美、足元に落ちているMDウォークマンを思いっきり、木村に投げつけ、走り去る。
甘木「・・・・・・」
木村、MDウォークマンを拾い上げ、苦く笑いながら、
木村「これもネタですよ・・・・・・これ聞いてるとき、思いついた・・・・・・」
木村、ヘッドホンをつけ頭をかかえるようにして音楽を聞き出す。
甘木「・・・・・・!」
甘木、離れた場所で立ちすくんでいる優美を見つける。
唇をかみ、木村の様子をみている優美。
甘木、優美に小さく一礼してその場を立ち去る。
優美「・・・・・・」
甘木、出口までくると、振り返る。
木村のところへ小走りで近づいている優美が目に入る。
優美、木村の前までいくと、困ったように立ちすくんでいる。
木村は優美がいるのも気づかないように、頭を抱え音楽を聞いている。
何時間でもそのままでいそうな二人。
甘木「・・・・・・」
頭をかきながら出ていく甘木。




とゆうわけで 馬連3−12、6−12、11−12に1000円!!


2000年2回京都6日( 2月 13日) 11R
きさらぎ賞(GIII)
サラ系4歳1800m芝・右 外
(混)(特指) オープン別定
本賞金: 4200、 1700、 1100、 630、 420万円 発走 15:45
天候:曇 芝:良 

着順 馬番 記号 馬名 負担
重量
騎手 タイム 着差 馬体重 調教師 単勝
人気
18 12(外)シルヴァコクピット 4 55.0kg武豊1:48.0   490Kg-10安田隆行 2
23 3エリモブライアン  4 55.0kg藤田伸二1:48.0 クビ 476Kg-4清水出美 5
35 6(外)キングザファクト  4 55.0kg幸英明1:48.0 アタマ 458Kg-4谷潔 4
41 1パープルエビス   4 55.0kg石橋守1:48.2 1 1/2馬身 464Kg-6境直行 10
57 9オースミコンドル  4 55.0kg武幸四郎1:48.3 クビ 488Kg+4白井寿昭 3
62 2ミスターサウスポー 4 55.0kg佐藤哲三1:48.3 アタマ 462Kg-4坂田正行 7
76 8ウインマーベラス  4 55.0kg河内洋1:48.3 アタマ 456Kg 0森秀行 8
88 11(父)ナリタダイドウ   4 55.0kg松永幹夫1:48.5 1 1/2馬身 450Kg-4中尾謙太郎 6
95 5(外)エイシンプレストン 4 56.0kg福永祐一1:48.6 クビ 460Kg+2北橋修二 1
104 4サンレイグルーム  4 55.0kg小林徹弥1:48.9 1 3/4馬身 428Kg-2西橋豊治 12
116 7マイネルアステール 4 55.0kg四位洋文1:49.0 3/4馬身 450Kg 0加用正 11
127 10(地)ダイコーフクキタル 4 55.0kg熊沢重文1:50.7 大差 480Kg-6森秀行 9


<払戻金・給付金>
単勝12 350円 2番人気
複勝12 140円 2番人気
03 280円 5番人気
06 210円 4番人気
枠連3-8 1,540円 6番人気
馬連03-12 1,700円 8番人気
ワイド03-12 600円 7番人気
06-12 510円 5番人気
03-06 1,220円 13番人気
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