馬券下手に聞け!(3)


2000・1・23

平安S

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<登場人物>
川口正史(28) カメラマン助手
内村孝則(40) カメラマン
クライアントの男性
甘木(32) インタビュアー

○フォトスタジオ
シャター音が聞こえる。
カメラを手にシャッターを切る内村孝則(40)。
内村の後ろで助手を勤める川口正史(28)。
その周りを囲むように照明などのスタッフやスーツ姿のクライアントの男性がいる。
少し離れたテーブル(競馬新聞が置いてある)で甘木がその様子を見てる。
内村が撮影しているのはレストランに出てくるサーロインステーキである。
甘木、ゴクリをつばを飲み込む。

内村「よし、休憩しょーか」
内村と川口が甘木のテーブルへ来る。
内村「甘木さんやったかな?」
甘木「ども、先生すいません、お仕事中に」
内村「えぇよ、競馬の話やったら何時間でも、これ助手の川口」
川口、黙って一礼する。
甘木「あのステーキよくできてますね」
内村「あれ本物やで」
甘木「えっ?」
内村「というより実際のレストランよりえぇ肉、使ってるで、なぁ川口」
川口「最高級の神戸牛です。一万円ぐらいしますよ」
甘木「そんなの、おかしいやないですか、だってファミレスのメニュー用の写真でしょ」
内村「だからえぇ肉にせな」
甘木「?」
内村「店で出してる肉で写真撮っても、誰もおいしそうとか食べたいとか思わへんやろ」
甘木「・・・・・・そういや、メニューと実際出てきたやつがえらい違うこと多いなぁ」
内村「まぁハッタリいうたらハッタリやけど、どこの世界でもあることやろ、なぁ」
川口「・・・・・・」
内村、テーブルの競馬新聞に目をやり、
内村「平安Sやったな、今週は」
クライアントの男性が内村に近づく、
クライアントの男性「先生、ちょっと、いいですか」
内村「はいはい・・・・・・甘木さん、ゴメン、ちょっと待っててや」
内村、クライアントの男性と席を離れる。
甘木、川口に微笑みながら、
甘木「忙しそうですね」
川口「あの人の予想なんか当たりませんよ」
甘木「はっ?」
川口「思い付きで予想してるだけ、それよりボクも競馬やってるんですよ」
甘木「はぁ・・・・・・」
川口「あのね、適正で決まるんですよ競馬って、距離適正とかダート向きの馬とかあるでしょ」
甘木「血統とかね」
川口「だったら平安Sはダートで負けてないゴールドティアラしかないですよ」
甘木「じゃ相手はオースムジェットとかウイングアローかな、その適正でいうと・・・・・・」
川口「それじゃ、儲からないですよ」
川口、チラッと内村の姿を見て
川口「うちホント給料安くて、景気がいいのは、あの人だけ・・・・・・だからちょっと力落ちてもタガノサイレンスにチェイスチェイスでしょあと」
甘木「あの、川口さん、さっきから気になってたんですけど」
川口「なんですか」
甘木「内村さんって、先生というか師匠みたいなもんでしょ、あの人っていう言い方、おかしいと思うけど」
川口「・・・・・・別に、一緒に仕事してるだけですよ・・・・・・一度、あの人に写真見てもらって、メチャメチャけなされてね・・・・・・もうそれから存在自体無視」
甘木「・・・・・・」
川口「それより、ボクの写真見てくださいよ」
川口、腰に身につけているポーチから5枚ほどのスナップ風の写真をテーブルに置く。

○写真
競馬のレース中の写真。

○フォトスタジオ
甘木、1枚手にとり

甘木「あぁ、レースの写真ですか、へぇー」
川口「コンクールに出そうと思ってるんです。どれか1枚選んでくださいよ」
甘木「えっ、いや、オレ、写真は素人ですよ、そんなんわからへんし」
川口「こういうのはフィーリングだから、選んでみて下さい」
甘木「・・・・・・はぁ」
甘木、頭をかきながら写真を並べてを見比べる。
川口「・・・・・・」
甘木、川口の視線が気になり、
甘木「そんな怖い顔で、プレッシャーかかるわ」
川口「あっ、すいません・・・・・・」
甘木、一枚の写真を指差し、
甘木「これが一番いいですよ。あの、なんていうか躍動感があるし、他の4枚に比べて、うん」
川口「・・・・・・」
甘木「いや、ゴメン、他の写真もいいねんけど、これが一番インパクトがあるから」
川口、席を立ち
川口「・・・・・・適正ってどんな世界でも一緒ですね・・・・・・ちょっと、トイレに」
と離れる。
甘木「?」
内村が戻ってきて、
内村「ゴメンゴメン、追加のカット撮らんとあかんようなって、もうちょっとだけ待ってほしいんやけど」
甘木、いいですよといった感じで、うなずく。
内村、テーブルの写真に気づいて、
内村「どうしたん?」
甘木「あっ、川口さんが撮った写真です」
内村、さっき甘木が1番いいといった写真を手にとり
内村「これ、オレが撮ったやつやで」
甘木「はっ?」
内村「いや、この写真だけな・・・・・・ほかは川口が撮ったんちゃうかな」
甘木「・・・・・・」
川口が戻ってくる。
内村「川口!まだ撮影が残ってるぞ、はよ準備せぇ」
川口、顔が少し濡れて、手にハンカチを持っている。
甘木「・・・・・・」
内村「アイツ、盗めるもんは盗めいうてるけど、ほんまの写真まで盗ってどうするんや、なぁ」
といい、ゴメンっといった感じで甘木の肩をポンと叩いて離れる。
川口が甘木に近づいてくる。
川口、さっきの写真をバックに入れながら、
川口「・・・・・・寝不足だったんで、顔洗って」
甘木、「ハァー」とため息の後、
甘木「あんまり意地の悪いことしないで下さいよ」
川口「!・・・・・・」
撮影の輪の中へ戻る、川口。
甘木「・・・・・・」
「ジュー」っという音とともにハンバーグステーキが持ちこまれてくる。
一同から、オーっといった声があがる。
川口、甘木のほうに振りかえり
川口「撮影アガったら、サンプル、みんなで食べるですよ、甘木さんもどうですか?」
甘木「・・・・・・」
頭をかきながら黙ってうなずく甘木。




とゆうわけで 馬連4−10,4−11に1000円
3−4,4−15に500円!!


2000年1回京都8日( 1月 23日) 11R
平安ステークス(GIII)
サラ系5歳以上1800mダート・右
(混)(指) オープン別定
本賞金: 4200、 1700、 1100、 630、 420万円 発走 15:40
天候:雨 ダート:不良 

着順 馬番 記号 馬名 負担
重量
騎手 タイム 着差 馬体重 調教師 単勝
人気
17 13オースミジェット  7 57.0kg四位洋文1:49.8   528Kg+3白井寿昭 2
22 3(抽)シアトルブリッジ  5 53.0kg柿元嘉和1:50.1 2馬身 468Kg+2五十嵐忠男 6
32 4(外)ゴールドティアラ  5 54.0kg武豊1:50.2 3/4馬身 462Kg+4松田国英 1
48 15(外)デピュティーアイス 6 56.0kgS.サンダース1:50.3 クビ 476Kg+12松田博資 7
53 5ウイングアロー   6 58.0kg河内洋1:50.5 1 1/4馬身 474Kg+14工藤嘉見 3
66 11(市)タガノサイレンス  8 56.0kg松永幹夫1:50.7 1 1/4馬身 486Kg+4橋本寿正 8
73 6サンエムキング   9 56.0kg小島貞博1:50.7 クビ 480Kg+4松田正弘 16
84 7(外)スギノキューティー 6 55.0kg石橋守1:50.8 3/4馬身 458Kg 0浅見秀一 11
98 16ナモンレグラス   7 56.0kgM.デムーロ1:50.9 クビ 518Kg+4二ノ宮敬宇 9
105 10[地]チェイスチェイス  7 56.0kg向山牧1:50.9 ハナ 530Kg-20津野総夫 5
111 2[地]ダイアモンドコア  6 54.0kg佐々木竹見1:50.9 クビ 470Kg+6佐々木国広 13
121 1(外)バトルライン    8 57.0kg藤田伸二1:51.0 クビ 496Kg-4松田博資 12
135 9[地]セイエイツートップ 7 56.0kg坂井薫人1:51.6 3 1/2馬身 490Kg+16岩崎幸紀 14
144 8(父)マイターン     6 58.0kg橋本美純1:52.7 7馬身 532Kg+4宮徹 4
157 14(外)ホッコービューティ 7 54.0kg福永祐一1:52.7 ハナ 480Kg-2橋本寿正 10
166 12(外)セイントリファール 8 56.0kg高橋亮1:54.0 8馬身 464Kg+6大久保正陽 15

<払戻金・給付金>
単勝13 490円 2番人気
複勝13 150円 2番人気
03 340円 7番人気
04 120円 1番人気
枠連2-7 510円 1番人気
馬連03-13 2,890円 13番人気
ワイド03-13 990円 14番人気
04-13 320円 1番人気
03-04 670円 8番人気
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