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鍼灸のしくみ

ようこそ、「鍼灸のしくみ」のページへ。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

このホームページは、鍼灸を健康に役立てたいと思っていらっしゃる方のために、「鍼灸のしくみ」を症状ごと、タイプ別に説明しています。

鍼灸には、いろいろな説明があります。
それぞれの説明(流派)ごとに、多くのホームページが開かれています。
しかし、全体を解説するページは無きに等しく、「鍼灸のしくみ」はわかりづらいままです。

そこでこのサイトでは、鍼灸の治療を次の5タイプに分類して、全体的な説明をしています。


痛みやこりをとることをおもな目標として、症状の部分だけ(局所)を治療します。

症状にあわせて、よく効くといわれるつぼ(特効穴、常用穴)を治療します。

全身的な不調、気候の変化やストレス、緊張をきっかけにした症状を治療します。

身体に部分的な緊張があり、不調の原因となっているときに治療します。

身体に部分的な代謝の失調があり、不調の原因となっているときに治療します。

最初の三つは、今日では最も一般的な説明(流派)です。

残りの二つは、東洋医学や身体を調節する神経(自律神経)の説明をしています。
皮膚を調べるげんきDASの測定にもとづいた、このページ独特の説明です。
東洋医学を試したい、東洋医学を理解したいという方に、きっとお役立ていただけると思います。

ホームページ全体で、これらの治療をじょうずに使い分けたり、併用するための説明をしています。
きっとあなたの症状にあった治療法や、健康のヒントがみつかると思います。

このページを最初から読んでいただくとよいと思いますが、自分の症状について詳しく知りたいという方は、症状ごとの説明から読まれても良いでしょう。


鍼灸をためす方には、なかなか治らない、原因がよくわからない、つらいのに症状をうまく説明できない、という方が多くいらっしゃいます。
鍼灸には、こうした状態を改善する「しくみ」があります。

「鍼灸のしくみ」を簡単にまとめると、
1)血行をもとに戻す
2)「身体を調節する神経」をもとに戻す
という二つに、大きく分けることができます。

わかりやすく、お灸から説明してみましょう。
寒いと皮膚の血管が閉じて、体温を逃がさないようにします。
逆に、お灸で温めると血管が開いて、血行が良くなります。


こうした特徴を活かし、痛いところを直接に治す「局所治療」は、おもに血行をもとにもどすことで、症状を改善しています。
血行が良くなれば、痛みのもと(発痛物質)も押し流さるわけです。

また、けがや痛みによって、「身体を調節する神経」(*)が緊張しても、体内の流通=代謝が不調になります。
突き指やねんざで、はれが残ったり、鈍い痛みが続いたりするのはこのためです。
こうした時に、お灸の熱刺激で血行を回復させます。

鍼をさすと、お灸と同じように、刺した部位の血行が良くなります。
特に、深い部位が痛むときは、その部位まで刺すことで、直接的に痛みがとれて便利です。


胃弱や咳など特定の症状を治す「つぼ療法」も、おもに血行を改善することで、症状や不調を改善しています。
胃が弱いなら胃のそばを、咳が出るなら肺のそばをお灸で温めて、働きをよくするのです。
身体を調節する神経にそって、効果が波及することを期待するつぼもあります。
症状に合わせて、このつぼが効く!といった治し方です。



「身体を調節する神経」は、気温にあわせて血管を閉じたり開いたりします。
神経が緊張すると血管が閉じます。神経が弛(ゆる)むと血管が開きます。
反対に、温めて血行を良くしてあげると、「身体を調節する神経」は弛(ゆる)んで、リラックスした状態になります。
温めるお灸だけでなく、鍼をさしても、こうした効果が得られます。

この性質を活用して、全身的に浅い鍼や優しいお灸をして、「身体を調節する神経」を全身的に弛(ゆる)めるのが、「全身調整」と呼ばれる方法です。
ストレスで調子が悪い、生活リズムが乱れている、といった時に、「全身調整」で体調を戻します。



ところで、「つぼ」というと、反応が出ているとか、私のつぼはここ、といった考え方もあります。
人によって違うところに、こりなどの反応が出るような、そこが私のつぼだ!という考え方です。

実際に皮膚をしらべると、反応はちゃんと推測されます。
緊張して脂汗(あぶらあせ)が出ていたり、代謝が悪くて体液の量や質が変わっていたりして、皮膚の状態が変わります。

例えば、足が冷える人は、足だけ皮膚の血のめぐりが悪く、皮膚の体液も減ってしまいがちです。
こうした変化が、身体のどこに現れているかが推測できると、治療に大きく役立ちます。
その部分を、鍼やお灸で弛(ゆる)めればよいからです。

おもしろいのは、こうした反応が「身体を調節する神経」の枝を伝わって広がり、パターン化していることです。
このパターンにそって治療するのも、重要な「鍼灸のしくみ」の一つです。

皮膚を測定して、こうしたパターンが現れている場合は、「緊張バランスタイプ」「代謝バランスタイプ」と考えます。
あなたのパターンはどうなっているでしょうか?

このホームページでは、この「鍼灸のしくみ」を症状別に説明しています。
きちんと測定して、くわしく説明している治療院のご紹介もしています。
あなたの健康のヒントも、きっと見つかると思います。

(*)身体を調節する神経
自律神経の一種で、交感神経といいます。
気候や活動の変化に合わせて、身体の中を一定に保ちます。
皮膚では、脂汗をかかせたり、細かい血管を閉じたりします。
ストレスで緊張して(乱れて)しまう性質があります。
このため、ストレスによる体調不良に関わると考えられています。



歴史的にみると、一番最初の、もともとの鍼や灸は、痛むところを直接に治すものでした。

しかし、古代の中国では、だんだん「身体を調節する神経」の反応が、どの枝にそって現れているか=反応のパターン(*)が、重要視されるようになりました。
反応のパターンがわかれば、効率的に症状を改善できたためでしょう。

こうした反応のパターンは、「緊張のバランス」のくずれや、「代謝のバランス」のくずれとして現れます。

「身体を調節する神経」は、緊張して脂汗(あぶらあせ)をかかせたり、血行を悪くして体液の変化を起こさせたりします。
これらの働きは、本来であれば足並みがそろっていますが、ストレスなどで失調すると、ばらばらにバランスを崩すようです。
(いわゆる「自律神経失調症」です。)

こうした反応のパターンがハッキリ出ていれば、広い範囲で治療に役立ちます。
しかし、いつも反応のパターンが出ているとは限りません。

たとえば、ストレスなどで胃の働きが弱まっているなら、反応のパターンも現れやすいでしょう。
しかし、もともと胃が弱いだけなら、胃のそばにお灸をすえて働きをよくする「つぼ療法」が適しているでしょう。

また、スポーツによる突発的なけがは、失調による反応のパターンが原因とは思えません。
痛む部位を直接に治す「局所療法」のほうが適しています。

このように、治療方法を検討するには、どういう症状か、また、反応のパターンが現れているかを、検討する必要があります。

(*)神経の枝にそって現れるパターン
古代の中国では、 脂汗が多い(毛穴が開く)、皮膚が乾いている(汗が少ない)、皮膚が冷たい(血行が悪い)などの反応から、体調を判断しました。
これらは全て「身体をと調節する神経」(交感神経)によるものです。
神経の存在など知りませんでしたが、その働きをさまざまな点から観察し、パターン化したわけです。
このパターンを、経絡(けいらく)と呼んだりしました。

緊張や代謝のバランス

皆さんがよくご存じの「うそ発見器」は、脂汗や汗の変化で、その人が緊張している=ウソをついているかを判断します。
しかしウソ発見器では、代謝が変化するようすはわかりません。

上にも書いたように、神経の枝にそって現れるパターンはいくつかの種類があります。
その中でも代謝の変化は、鍼灸で重要視されてきました。

それは、つぼという言葉からもわかります。
代謝が悪くなり、そこだけ皮膚がへこんでいるような場所を、つぼ(穴と書きます)と呼びました。

このように、緊張だけでなく、代謝のようすも知る必要があります(*)。
そこで、皮膚の体液のようすを測ることで、代謝のようすを調べることにしました。

血液は、身体全体をめぐる体液の4分の1でしかありません。
血管の外側には、残りの4分の3=血液の3倍の体液がめぐっています。

血管の外側の体液は大量なのに、血管の中の血液ほどしっかり管理されていません。
この体液が、量が増えたり減ったり、濃くなったり薄くなったりしていると、体内の流通=代謝に影響があると考えられます。

皮膚は体液を多く含んでいるので、体液のようすを知るのに便利です。
特に指先は、「身体を調節する神経」によって、血行が大きく変化します。

こうした理由から、指先の皮膚を測ると、緊張や代謝のバランスを捉えるのに便利です。
そこで、手足の指先を測り、バランスの乱れを計算し、治療に役立てるのがげんきDASです。

下図のように、測定によるバランスの推測と、基本的な質問により、治療方針を検討します。

おもしろいことに、不眠症など緊張が原因と思える症状では、緊張のバランスが乱れている方をよくみます。
しかし、胃が弱いなど、身体の具体的な症状では、代謝のバランスが乱れている方をよくみます。

あなたはどちらのバランスが乱れているでしょうか?

(*)緊張の測定
日本では、1950年代に京都大学の中谷義男先生が「良導絡(りょうどうらく)」としてまとめました。
「身体を調節する神経」がバランスを崩すという考え方の先駆者です。
もちろんげんきDASも、良導絡の研究を参考にしています。

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鍼灸の効果

こうした「鍼灸のしくみ」がわかると、鍼灸の効果を活用しやすくなります。

鍼で刺されたり、お灸で熱せられると、「身体を調節する神経」が弛(ゆる)みます(*)。
忙しかったり、冷たいものを食べすぎたり、風邪を引いたりして、治らなくなった体調を、元に戻してくれるのです。

特に「身体を調節する神経」の先端たくさんある皮膚を刺激すると、効果が期待できるわけです。
こうした効果は、 痛みや熱さがないように工夫された簡単な鍼灸でも、十分に期待できます。



そのほかにも、けがなどの突発的な痛みや、お年よりのひざの痛みなど、痛みをとるだけの治療もできます。
痛みが強い筋肉や関節の近くまで鍼をさします(とても細い鍼を使うので、痛みはあまりありません)。

働きが弱いところの近くにお灸をすえて、元気にしたり、回復を早めたりすることもできます。
ホカホカと心地の良いお灸で効果があります。市販のお灸も良いでしょう。

全身的に浅く鍼をさすことで、脳の緊張をとる効果も知られています。
「身体を調節する神経」が、全身的に弛(ゆる)み、もとの状態に戻ることが知られています。

これらの治療のうち、あなたに適している鍼灸はどれでしょうか?

この検討のために、指先の皮膚をパルスを用いて詳細に調べるげんきDASが開発されています。

指先の測定から、反応を推測し「鍼灸のしくみ」を活用するサポートをしています。

げんきDASを活用している治療院にぜひご相談ください。

(*)そのほかの刺激
「身体を調節する神経」は、振動によっても変化します。
また、微弱な電気を流す機器なども、効果が期待できそうです。

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頭痛 眼精疲労 肩こり


頭や肩の症状では、緊張や代謝の反応が、手の指先に現れる例が多くみられます。
身体を調節する神経の枝のうち、頭に上る枝と、腕に伸びる枝が、首の部分で影響しあうためだと考えられます。

また、反応が足の指先でみられる場合もあります。
足が冷えて血行が悪くなると、上半身に体液がかたよって、頭痛になるタイプなどです。
偏頭痛には、このようなタイプが多いようです。


後ろ髪の生え際の筋肉や、こめかみの筋肉が緊張して起きる頭痛には、局所治療がよく効きます。
緊張型頭痛といって、一番わかりやすい頭痛です。
オフィスワークが続くと、眼精疲労などでこの頭痛が起きやすくなります。
ただし、代謝の異常によっておこる偏頭痛との見わけが必要です。
偏頭痛の患者さんに局所治療だけをすると、頭部だけ代謝がうながされ、頭痛が悪化することがあるからです。


眼精疲労の場合、眉の内きわにある攅竹(さんちく)や、目の外側のこめかみにある太陽(たいよう)など、特効穴(とっこうけつ)といわれるつぼがあります。
また、肩こりの場合には、肩の中央の肩井(けんせい)や、肩甲骨の上角にある肩外兪(けんがいゆ)など、常用穴(じょうようけつ)があります。
「緊張のバランス」や「代謝のバランス」が悪くなければ、これらのつぼに治療するとよいでしょう。


「緊張のバランス」や「代謝のバランス」が良好なのに、全身的に体調が悪い。
こうした方の症状の一つとして、肩こりや頭痛が多くみられます。
どこかが悪い、というよりも、頭脳酷使やストレスで、脳内に疲れがたまっている、と考えると分かりやすいと思います。
若年女性の生理不順をともなう肩こりや頭痛は、穏やかな刺激の全身調整が良いようです。


げんきDASで測定して、「緊張のバランス」が大きく崩れている場合です。
身体の一部の緊張が、全身的な不調として感じられる状態と考えてよいでしょう。
手足の先に鍼を用いて、部分的な緊張を弛(ゆる)めるとよいでしょう。
(交感神経緊張型、などと説明されることが多いタイプです。)


げんきDASで測定して、「代謝のバランス」が大きく崩れている場合です。
身体の一部の代謝の停滞が、不調として感じられる状態と考えてよいでしょう。
疲れたり、冷えたり、湿気が多いと体調を崩し、頭痛や肩こりを起こしやすくなるタイプです。
また、腕や脚のこりが不調の中心の場合もあります。
お灸や温熱刺激で代謝を改善して、体調を戻すとよいでしょう。

あなたの頭痛や肩こりはどのタイプでしょうか?
いくつかのタイプが重なった症状かもしれません。
隠れた原因がないか、あなたにあった「鍼灸のしくみ」の活用法を探してみませんか?

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腰やひざの痛み 運動器


腰や膝の症状では、緊張や代謝の反応が、足の指先に現れる例が多くみられます。
体を調節する神経の枝のうち、足先まで伸びる枝は、背骨の中ほどから下の、広い範囲から腰や膝を抜けて降りてくるためだと考えられます。

脚の筋肉を動かす神経は、腰のウェストより下から伸びてきますが、血管などを調節する神経は、もう少し上の範囲からも伸びてきます。
このため、足の指先で緊張や代謝のバランスが悪い場合は、背中の広い範囲を用いて治療するのです。


スポーツによるけが(半月板損傷など)やぎっくり腰、何年かに一度だけ悪化するような腰痛は、局所治療が適しています。
足首のねんざも、傷めてすぐであれば、局所治療が良いでしょう。


高齢者の変形性膝関節症は、膝の内側の、太ももの骨とすねの骨の間の部分に、鍼やお灸をするとよく効きます。
また、膝こぞうの上ぎわなどで、太ももの筋肉をゆるめてあげると、膝こぞうが動きやすくなり、痛みがやわらぎます。


仕事で何日も座りっぱなしだった。
受験のストレスで、腰や膝だけでなく肩もこって痛い。
そんな方には、全身調整がよく合うでしょう。
どこかが悪い、というよりも、頭脳酷使やストレスで、脳内に疲れがたまっている、と考えると分かりやすいと思います。
緊張や代謝のバランスが悪くない場合の治療です。


げんきDASで測定して、「緊張のバランス」が大きく崩れている場合です。
身体の一部の緊張が、全身的な不調として感じられる状態と考えてよいでしょう。
手足の先に鍼を用いて、部分的な緊張を弛(ゆる)めるとよいでしょう。
(交感神経緊張型、などと説明されることが多いタイプです。)


げんきDASで測定して、「代謝のバランス」が大きく崩れている場合です。
身体の一部の代謝の停滞が、不調として感じられる状態と考えてよいでしょう。
疲れたり、冷えたり、湿気が多いと体調を崩し、腰痛や膝痛が悪化しやすくなるタイプです。
風邪をひいたらぎっくり腰になったといった場合は、局所治療よりも、代謝のバランスを整えて体調を戻す治療のほうが効果的な場合があります。
消化器や泌尿器の不調、不妊など、ほかの症状も訴える例が多くみられます。
また、脚のこりが不調の中心の場合もあります。
お灸や温熱刺激で代謝を改善して、体調を戻すとよいでしょう。

あなたの症状はどのタイプでしょうか?
いくつかのタイプが重なった症状かもしれません。
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月経の問題 更年期障害


月経不順、とくに若年女性の月経不順は、ストレスによる脳内の混乱がおもな原因と考えられています。
ストレスによる影響を、全身調整で弛(ゆる)めると良いでしょう。

月経困難は、骨盤内の冷えがおもな原因と考えられています。
冷えをとるために、つぼ療法を用いたり、代謝のバランスを改善する治療が望まれます。

更年期障害は、身体を調節する神経(自律神経)の機能が、年々低下していくことが原因だと考えられるようになりました。
ホルモンバランスは、きっかけであっても、おもな原因ではないわけです。
身体を調節する神経の不調が、特定の枝にそって強く表れていれば、緊張や代謝のバランスを改善します。


月経の問題は、更年期障害では、あまり用いられません。
次のつぼ療法のほうが一般的でしょう。


最も多く用いられるのは、骨盤の冷えをとるつぼ療法でしょう。
月経の問題のうち、月経困難症は生活に支障をきたすことが多いからでしょう。
腎兪(じんゆ)、気海兪(きかいゆ)、膀胱兪(ぼうこうゆ)といった腰のつぼ、関元(かんげん)、石門(せきもん)、中極(ちゅうぎょく)といった下腹部のつぼ、血海(けっかい)、足三里(あしさんり)、三陰交(さんいんこう)といった足のつぼなどを用います。


全身に浅くて痛くない鍼、ほかほかと温かく熱くないお灸を用います。
また、精神的な緊張が強い場合は、頭部のつぼも用いるとよいでしょう。
顔の鍼は血行を整え美容効果も期待できるでしょうし、併せて活用してみても良いでしょう。
緊張や代謝のバランスが悪くない場合の治療です。
十代で月経不順(稀発月経)に悩む女性の多くは、背景にストレスや精神的な緊張が考えられます。
どこかを治す、というよりも、全身調整で脳内の混乱をとると考えるとよいでしょう。


げんきDASで測定して、「緊張のバランス」が大きく崩れている場合です。
身体の一部の緊張が、全身的な不調として感じられる状態と考えてよいでしょう。
手足の先に鍼を用いて、部分的な緊張を弛(ゆる)めるとよいでしょう。
若年者で、緊張が強い人に多いようです。
更年期障害でいえば、ホットフラッシュなど、身体を調節する神経の失調が強いタイプと考えるとよいでしょう。
(交感神経緊張型、などと説明されることが多いタイプです。)


げんきDASで測定して、「代謝のバランス」が大きく崩れている場合です。
身体の一部の代謝の停滞が、不調として感じられる状態と考えてよいでしょう。
冷えを示す反応が、足の指先でみられる場合は、骨盤内の冷えの原因となっていないか、検討するとよいでしょう。
更年期障害の場合は、足の指先では冷えや機能の停滞、手の指先では熱(代謝の亢進)やこりを示す反応が現れる例を多くみます。
いわゆる冷えのぼせの状態です。
お灸や温熱刺激で脚の代謝を改善して、体調を戻すとよいでしょう。

あなたの症状はどのタイプでしょうか?
いくつかのタイプが重なった症状かもしれません。
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胃や腸など消化器の症状


内臓を調節する神経は、背骨に根もとがあります(*)。

それぞれの内臓に1本ずつ達するのではなく、途中で何本かが絡みあいます。
このため、たとえば「胃の調子が悪い」としても、胃に入る「どの枝」が失調しているかは、判断できません。

しかし、背骨にそって触ってみて、「そこがおかしい」と感じる部分を探し、「どの根もと」が失調しているかは探せます。
「食べ過ぎると、いつも背中のこの辺りがはって苦しい」といった話をよく聞きませんか?

神経の枝や根もとによって、不調や体質を読みとく知恵は、こうした経験の積み重ねから生まれたものでしょう。


上にあげたような、食べ過ぎるとここが苦しい、といった時に、自分でさすって楽になる経験は、日常的なものです。
ただし、こうした経験は、古代の中国でつぼとしてまとめられているので、次のつぼ療法タイプと考えても良いでしょう。


胃腸の失調については、さまざまな特効穴(つぼ)が知られています。
胃弱であれば、左右の膈兪(かくゆ)、肝兪(かんゆ)、脾兪(ひゆ)を用いた、「胃の六つ灸」が有名です。
これらのつぼは背中にあり、胃に入る神経の根もとの範囲に分布しています。
胃の症状に足三里(あしさんり)を常用しますが、胃酸過多には膏肓(こうこう)を用いて足三里は用いない、という説もあります。
女性に多い便秘では、背中の大腸兪(だいちょうゆ)やお腹の天枢(てんすう)をはじめ、腹結(ふっけつ)などを用います。
下痢では、消化器全体の冷えや機能の停滞をとるため、脾兪(ひゆ)など消化器に関するつぼも用います。
食あたりなどの急性の下痢には、足の裏にある裏内庭(うらないてい)が有名です。


ストレスによる胃痛や、緊張による過敏性大腸炎などは、つぼだけでなく、全身の緊張緩和が望まれます。
手首の神門(しんもん)や合谷(ごうこく)が、便秘や下痢にきくとされていますが、これは全身調整の一つと考えると分かりやすいでしょう。
これらの手のつぼは、腸を調節する神経とは、直接的に関係がありません。
しかし、昔から腸の働きを整える作用が知られています。
緊張や代謝のバランスが悪くない場合の治療です。


げんきDASで測定して、「緊張のバランス」が大きく崩れている場合です。
身体の一部の緊張が、全身的な不調として感じられる状態と考えてよいでしょう。
手足の先に鍼を用いて、部分的な緊張を弛(ゆる)めるとよいでしょう。
不眠や不安、イライラ感、肩こり、疲労感など、多くの症状(不定愁訴)の一部として、胃腸症状を訴えることが多いようです。
(交感神経緊張型、などと説明されることが多いタイプです。)


げんきDASで測定して、「代謝のバランス」が大きく崩れている場合です。
身体の一部の代謝の停滞が、不調として感じられる状態と考えてよいでしょう。
冷えを示す反応が、足の指先でみられる場合は、胃腸の冷えと関連していないか、検討するとよいでしょう。
消化器を調節する神経の枝は、足の血行を調節する神経の枝と、根元の範囲が重なっています。
このため、同じ根もとの神経の範囲で、同じように代謝が停滞し、足の冷えが消化器の冷えと関連していることが多いのです。
お灸や温熱刺激で代謝を改善して、体調を戻すとよいでしょう。

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いくつかのタイプが重なった症状かもしれません。
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(*)内臓を調節する神経
脳から直接に伸びてくる神経もあります。

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不妊治療 逆子 安産


鍼灸が役に立った、子宝に恵まれた、という話は、赤ちゃんを望む女性のあいだでは有名です。

卵巣の働きには、身体を調節する神経や脳(下垂体)が関わります。
女性の健康 更年期障害を参照。)

ストレスによる生理不順には、全身調整や緊張のバランスの治療が良いでしょう。
骨盤の冷えによる月経困難には、つぼ療法や代謝のバランスの治療が良いでしょう。

元気な赤ちゃんを望むなら、これらの中でどの治療が望ましいか、調べてみるとよいでしょう。


月経や更年期障害と同様に、不妊や逆子ではあまり用いられません。
次のつぼ療法のほうが一般的でしょう。


若年の女性には、緊張や代謝のバランスが良く、体調も良いものの、不妊だという方がいらっしゃいます。
身体を調節する神経は、若いうちは調整能力があり、どこかの枝にかたよって不調がでることは少ないものです。
しかし、卵巣や子宮の「スイッチ」が入っていないと、なかなか赤ちゃんが来てくれないようです。
卵巣は普段から性周期を持って活動していますが、子宮は妊娠しなければあまり活動はなく、いわば休んだままです。
こうした場合、腎兪(じんゆ)や膀胱兪(ぼうこうゆ)、関元(かんげん)や石門(せきもん)といったつぼを用いて代謝を促進し、スイッチを入れてあげると、子宝に恵まれるようです。
逆子については至陰(しいん)のお灸が、安産については三陰交(さんいんこう)のお灸が知られています。
(妊娠が分かったら、安定期に入るまでは鍼灸を控える先生が多いようです。)


卵巣を刺激して、女性ホルモンを放出させる命令は、脳からホルモンとして出されます。
脳の中で、ホルモンを出す部位は、身体を調節する神経の中枢の近くにあります。
このため、ストレスや不規則な生活で神経の中枢が混乱すると、ホルモンの分泌も混乱すると考えられています。
ストレスが多い職業や、シフト制で夜勤がある女性の不妊では、全身調整が効果的でしょう。


げんきDASで測定して、「緊張のバランス」が大きく崩れている場合です。
身体の一部の緊張が、全身的な不調として感じられる状態と考えてよいでしょう。
不眠や不安、イライラ感、肩こり、疲労感など、多くの症状(不定愁訴)を訴えることが多いようです。
神経の枝や根もとの一部に、かたよった強い緊張がみられたら、ぜひ治療に活用してください。
また、上記の全身調整や、頭部の鍼も併用して、緊張の緩和を心がけるとよいでしょう。
(交感神経緊張型、などと説明されることが多いタイプです。)


げんきDASで測定して、「代謝のバランス」が大きく崩れている場合です。
身体の一部の代謝の停滞が、不調として感じられる状態と考えてよいでしょう。
東洋医学では、身体を調節する神経のうち、足に伸びる枝の多くが、出産と関わりが強いと考えられています。
(腎、肝、脾、膀胱など。)
足の冷えや代謝の停滞が、内臓や卵巣・子宮の冷えと結びついていることを、経験的にわかっていたのでしょう。
お灸や温熱刺激で代謝を改善して、体調を戻すとよいでしょう。

あなたの症状はどのタイプでしょうか?
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花粉症 アトピー その他


花粉症やアトピーにも、身体を調節する神経が関わります。

花粉症の涙や鼻水は、粘膜の血管が、血液を流し過ぎて水があふれるために起こります。
モーニングアタックと呼ばれる、起き抜けの強い症状も、神経によるものだと考えられています。

また、身体を調節する神経は、肌の血行、発汗、皮脂の分泌の全てに関わります。
暑かったら汗を出したり、乾燥したら皮脂で守る働きも、全て調節しています。
緊張や代謝のバランスが乱れて、一部の失調が全身に影響を及ぼしていると考えられる場合があります。

また、女性に多い甲状腺疾患についても、鍼灸の効果が期待されています。
甲状腺の働きは、身体を調節する神経と密接にかかわります。
神経の不調を改善することで、甲状腺による影響を緩和すると考えられています。


鼻や目の刺激を感じ取る神経は、おでこ(前頭部)の皮膚と同じ根もとから伸びてきます。
このため、おでこ(前頭部)に刺激することで、花粉症を改善できると考えられています。
また、甲状腺に伸びる血管や神経は、首の横からのどへ回るので、この範囲に鍼をして、甲状腺の機能を回復するという考え方もあります。


皮膚の症状には、呼吸器に関わる合谷(ごうこく)、手三里(てさんり)、曲池(きょくち)、水分代謝に関わる腎兪(じんゆ)、太谿(たいけい)などのつぼが用いられます。また、皮膚が乾燥してぽろぽろとはがれるときには、肝兪(かんゆ)などを用いるとされています。
ただし、効果には個人差が強く、ほかの症状の場合ほど安定した効果は得られないようです。


「緊張のバランス」や「代謝のバランス」が良好なのに、全身的に体調が悪い。
こうした方の症状の一つとして、皮膚の症状や、甲状腺疾患の症状の悪化がみられることがあります。
皮膚の疾患でも、仕事のストレスで悪化する場合などは、全身調整タイプと考えられます。
本人はあまり自覚していないものの、仕事や試験で緊張すると、眠りが浅くなり、疲れがたまり、皮膚の状態も悪くなる、という方は多いものです。
こうした方は、次の緊張のバランスが悪くなっていることも多いので、全身調整と緊張のバランスの治療を併用するとよいでしょう。


げんきDASで測定して、「緊張のバランス」が大きく崩れている場合です。
身体の一部の緊張が、全身的な不調として感じられる状態と考えてよいでしょう。
皮膚の症状が強く、緊張すると調子が悪くなるという方に、緊張のバランスが大きく崩れている例をよくみます。
手足の先に鍼を用いて、部分的な緊張を弛(ゆる)めるとよいでしょう。
(交感神経緊張型、などと説明されることが多いタイプです。)


げんきDASで測定して、「代謝のバランス」が大きく崩れている場合です。
身体の一部の代謝の停滞が、不調として感じられる状態と考えてよいでしょう。
夏にアイスクリームを食べすぎたら、水泡があちこちにできて困った、というお子さんを数例みました。
いずれも、足の胃腸と関わる部位に、強い冷えや機能停滞の反応がみられました。
大人でも、暑さをきらい、冷たいものを好む人は、同じように胃腸が冷えている傾向がありました。
こうした例では、冷えや代謝の停滞を参考に治療すると、体調が回復するようです。

緊張のバランスが崩れている場合と、代謝のバランスが崩れている場合では、治療方針が異なります。
前者は、試験や仕事で緊張した後、緊張を弛(ゆる)めるために治療院を活用するとよいでしょう。
後者は、ふだんからお灸を活用して、胃腸など機能が停滞している部位を補うとよいでしょう。

あなたの症状はどのタイプでしょうか?
いくつかのタイプが重なった症状かもしれません。
隠れた原因がないか、あなたにあった「鍼灸のしくみ」の活用法を探してみませんか?

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治療院 ご紹介

ここでご紹介する治療院は、げんきDASというシステムで身体を調節する神経について、「緊張のバランス」「代謝のバランス」や反応のようすをくわしく調べ、鍼灸などの施術に役立てています。
さまざまな情報とともに、皆様のご健康のために努力しています。
鍼灸だけでなく、治療機器を用いている接骨院などもご紹介しています。
ぜひお近くの先生にご相談ください。

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