F男という男

 
 男というのは私の通称である。「呼称統一運動」なるものを実行した関係上、友人知り合いの大半がこう呼ぶ。例外はいるけどね。
 
 来は学生時代にさかのぼる。ホームルームで「クラスでうるさい人」をイニシャルで公表する、ということをやったのだが、その当時クラスに「F」は1人しかいない(そもそも多いわけないだろ)にもかかわらず「F君」を発表された。これを友人に話したら「F男」というあだ名ができ、便利なのでずっとこれで押し通している。
 
 の名前にまつわる面白い話は2つ。1つは「ファンファーレ」という今は亡き競馬週刊誌の投稿コーナーで飲み会を開いたとき。お互いペンネームぐらいしか知らないのに飲み過ぎで救急車に担ぎ込まれてしまい、「この人の名前は?」「F男くんです。」という会話があったと聞かされたこと。比較的マトモなペンネームで良かった…
 
 う1つは私が初めて香港に行ったとき。エレベーターから降りるとき、同行者が「行くぞF男」といったところ、乗り合わせた白人のおばはんがなぜかクスリと笑う。何がおかしい?と思ったが、考えてみれば英語でも「F・O」で立派に通じるのよね…それに気が付いたとき、顔から火が出るかと思った。
 
 なみに、厳密には別の呼び名がもう1つある。「Fのつく人」というもの。どこが別なんだかわからないが、住所不定状態の時にはこれを使用することにしている。住所不定状態とは、大抵マンガ喫茶にいる状態を指す。ちなみにこの状態の時は携帯電話に着信があっても絶対出ない。こっちからかけ直すことはあるだろうけど。
 
 男の肩書きは以下の通り。全部ろくなもんじゃないけど、これはこれで大切なものだ。
 
・あっぱー 準オープン
・大西後援会 会員
・あっぱれ倶楽部東北支部 会員
・魁!武士沢同好会 会員
・秘密結社サクセンQ 下っ端戦闘員
・謎の組織HPL 所長
・Middle-Earth東京支部 ナポレオニック分科会所属
 
 っぱーとは、今は亡き競馬週刊誌「ファンファーレ」の読者投稿コーナー「あっぱれ倶楽部」の常連のこと。雑誌はなくなったんだから肩書きだってなくなったも同然なんだけど、ここで知り合った友人は山ほどいるからねえ…
 
 西後援会は「あっぱー」になると半ば強制的に加入させられる。大西直宏騎手の未公認私設後援会である。単にこの投稿コーナーの主催が大西騎手のファンだってだけの話。ただ、何かと便利なので宿の予約などでこの名称を今でも使っている。
 
 っぱれ倶楽部東北支部は、東北地方在住の「あっぱー」が勝手にそう自称したもの。私は関東在住だが、不定期に出る会報を購読しているので会員となっている。
 
 !武士沢同好会は「あっぱれ倶楽部東北支部」に加入すると強制的に加入させられる。宿の予約の際にこの名称を使うか一瞬考えるけど、やはり無難に大西後援会にしちゃうんだよね。
 
 密結社サクセンQはボードシミュレーションゲームの集まり。実質的には解散して久しいが、足ヌケしたつもりはないので勝手に自称している。
 
 の組織HPLは私が作った。単に私が「なんか団体名使いたい」と思った時に使用する名称。ただ構成員は私1人というわけではない。会の規則として足ヌケ禁止・新規加入は幹部の厳格な審査次第・正式名称は幹部のみが知る極秘情報、というのがある。現在の活動内容は年に1回例会を開いているのと、他の団体と共に「ちゃおコン」ってゲームの集まりを主催していること。
 
 iddle-Earth東京支部ってのは、HPLに比べればずっとマトモなゲームサークル。月に2回程度例会がある。長いこと「単に出入りしてるだけで、会員じゃない」と思っていたんだけど、完璧に会員扱いされているので肩書きに含めることにした。出席率悪くないからなあ。ナポレオニック分科会ってのは、「ナポウォー」以外のナポレオニック・ウォーゲームをやろうって集まり。
 
 条はかなり複雑怪奇。政治的には少し左より。競馬では戸山理論の信者。外国産馬は好きでも嫌いでもない。昔はやや嫌いだったが、香港競馬にハマってからはそうでもなくなった。馬券的には単勝・買い目絞り込み主義。ボードシミュレーションゲームは赤軍好き。というより「質より量」。どちらかといえば防御側を好むけど、これは攻撃側をやると熱くなってすぐ「戦線が消えてしまうほどの」大攻勢をかけてしまうからだ。なお、この時消えるのは大抵私の戦線である。テーブルトークRPGでは見せ場より生き残り重視主義。身も蓋もない解決策を平然と実行に移すのでマスターからは嫌われている。マンガは少女マンガが最近の好み。少年・青年マンガもよく読んでいるけどね。なお同人誌即売会に出入りしているけど、お目当てはエロ同人ではない。PCは自作とMacの併用。最近はMacの使用率が減ったが、それでも細かいテキスト制作などはMacでを起動することが多い。なお、自作PCのスペックはCeleron2.2G+SiS655FXマザーという組み合わせ。VGAはRADEON9200。早くPentiumが欲しい…基本的には根っからの文系人間だけど、時々理系の解説本に手を出している。特に好きなのはスティーブン・J・グールドの著作。
 
 の信条解説に全部ついてこれた人はいるかな?ついてこれたのなら、私の日記を全部読んでも問題ないでしょう。そうでないのなら、わかる分だけ読んでくださいね。なにせ手加減する気全然ないので。
 
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