m@stervision my favorite movies 2005

2005年に公開された新作映画のうち上から好きな順に並べたリスト(映画祭上映を含み、リバイバルを除く)
※対象本数は外国映画167本、日本映画158本。うち、ピンク映画67本。


foreign movies 50

1.香港国際警察 New Police Story(ベニー・チャン)

2.宇宙戦争(スティーブン・スピルバーグ)

3.チャイルド・プレイ チャッキーの種(ドン・マンシーニ)

4.ライフ・アクアティック(ウェス・アンダーソン)

5.キングダム・オブ・ヘブン(リドリー・スコット)

6.ミリオンダラー・ベイビー(クリント・イーストウッド)

7.ミッドナイト、マイ・ラブ(コンディ・ジャトゥララスミー)

8.ティム・バートンの コープス ブライド(ティム・バートン&マイク・ジョンソン)

9.マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾(アレックス・デ・ラ・イグレシア)

10.ヒトラー 最期の12日間(オリバー・ヒルシュピーゲル)

11.天空の草原のナンサ(ビャンバスレン・ダバー)

12.ボーン・スプレマシー(ポール・グリーングラス)

13.カンフーハッスル(チャウ・シンチー)

14.Mr. & Mrs. スミス(ダグ・ライマン)

15.ロード・オブ・ウォー(アンドリュー・ニコル)

16.コンスタンティン(フランシス・ローレンス)

17.チャーリーとチョコレート工場(ティム・バートン)

18.ワンナイト イン モンコック 旺角黒夜(イー・トンシン)

19.ダニー・ザ・ドッグ(レイ・レテリエ)

20.コントロール(ティム・ハンター)

21.フェーンチャン ぼくの恋人(コムグリット・ドゥリーウィモン+ウィッタヤー・トーンユーヨン+ソンヨット・スックマークアナン+ニティワット・タラートーン+アディソーン・ドゥリーシリカセーム+ウィッチャヤー・ゴージウ)

22.セルラー(デビッド・R・エリス)

23.ARAHAN アラハン(リュ・スンワン)

24.フレンチなしあわせのみつけ方(イヴァン・アタル)

25.ザ・インタープリター(シドニー・ポラック)

26.ヘイフラワーとキルトシュー(カイサ・ラスティモ)

27.靴に恋する人魚(ロビン・リー)

28.キング・コング(ピーター・ジャクソン)

29.エンパイア・オブ・ザ・ウルフ(クリス・ナオン)

30.Uボート 最後の決断(トニー・ジグリオ)

31.Aサイド、Bサイド、シーサイド(アチウ)

32.フォーガットン(ジョゼフ・ルーベン)

33.スタ−・ウォ−ズ エピソード3 シスの復讐(ジョージ・ルーカス)

34.インファナル・アフェアIII 終極無間(アンドリュー・ラウ&アラン・マック)

35.甘い人生(キム・ジウン)

36.失われた龍の記録 トレース・オブ・ア・ドラゴン(メイベル・チャン)

37.プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング(ゲイリー・マーシャル)

38.バトル7(チャーレム・ウォンピム)

39.レクイエム(フィリップ・マルチネス)

40.キャビン・フィーバー(イーライ・ロス)

41.ルパン(ジャン=ポール・サロメ)

42.クライシス・オブ・アメリカ(ジョナサン・デミ)

43.サハラ 死の砂漠を脱出せよ(ブレック・アイズナー)

44.50回目のファースト・キス(ピーター・シーガル)

45.霊 リョン(キム・テギョン)

46.奥さまは魔女(ノラ・エフロン)

47.愛と卵について(ガリン・ヌグロホ)

48.オーギュスタン 恋々風塵(アンヌ・フォンテーヌ)

49.about love 関於愛 *2話・3話のみ(イー・ツーイェン/チャン・イーバイ)

50.さよなら、さよならハリウッド(ウディ・アレン)

japanese movies 30

1.ノロイ(白石晃士)[ビデオ撮り]

2.カナリア(塩田明彦)

3.疾走(SABU)

4.極道の妻たち 情炎(橋本一)

5.空中庭園(豊田利晃)

6.ねがい[楳図かずお 恐怖劇場](清水厚)[ビデオ作品]

7.阿修羅城の瞳(滝田洋二郎)

8.ALWAYS 三丁目の夕日(山崎貴)[ビデオ撮り?]

9.ふたり妻 寝室は淫らな匂い(荒木太郎)

10.奇妙なサーカス(園子温)

11.欲情喪服妻 うずく(国沢実)

12.絶倫義父 初七日の喪服新妻(山内大輔)

13.帰郷(萩生田宏治)

14.リンダ リンダ リンダ(山下淳弘)

15.運命じゃない人(内田けんじ)

16.サマータイムマシン・ブルース(本広克行)[ビデオ撮り]

17.フリック(小林政広)

18.カロン(高橋玄)

19.female フィーメイル *3話・4話・5話のみ(松尾スズキ/西川美和/塚本晋也)[ビデオ撮り]

20.メゾン・ド・ヒミコ(犬童一心)

21.惑星大怪獣ネガドン(粟津順)[フルCG]

22.姑獲鳥の夏(実相寺昭雄)[ビデオ撮り?]

23.まだらの少女[楳図かずお 恐怖劇場](井口昇)[ビデオ作品]

24.タッチ(犬童一心)

25.痴漢電車 ゆれて密着お尻愛(加藤義一)

26.さよならみどりちゃん(古厩智之)

27.妖怪大戦争(三池崇史)

28.奇談(小松隆志)

29.世界は彼女のためにある(保坂大輔)[ビデオ作品]

30.狼少女(深川栄洋)


2005年は日本映画(の新作)にすっかり愛想を尽かした年だった。せっかく映画館まで足をはこんでもビデオ撮りのピンボケ甘甘画質だったり、ビデオプロジェクター上映のろくに照明も当てられていない映画ならざるものだったりすることが、あまりに多くて、なんかもう「新作」だというだけで網羅的に追っかけるのがバカらしくなってしまったのだ。渋谷のビデオシアターへ新作を観に行ってガッカリさせられるより、新文芸坐やフィルムセンターや浅草東宝のオールナイトに通うほうがずっと楽しかったし、幸せになれた。なんということだ。おれは今まで、新作もろくに観ずにフィルムセンターやアテネ・フランセにたむろする腐れシネフィルにだけはなるまいと思ってきたのに。でも、まあ、しょうがないよな。べつに、おれが変わったんじゃなくて、日本映画界のほうが来なくていいですDVDでいいですって言ってるんだから。 ● そんなわけで渋谷へ行くのをついつい後回しにしてしまうので、ミニシアター系の外国映画も数多く見逃した。それでもミニシアターは上映終了まできちんと終日上映してくれるからいいけど、ヒドいのがヴァージン東宝シネマズ六本木ヒルズ。下手すると2週目にはもう「朝1回のみ」なんてことになってる。だから、ここでしか上映しない映画をほとんど見逃してしまった。


worst movies

1.ローレライ(樋口真嗣)の野球ボールの泣かせ

2.鳶がクルリと(薗田賢次)を製作・配給した東映

3.孕み HARAMI 白い恐怖(田尻裕司)[ビデオ作品]

4.プレゼント[楳図かずお 恐怖劇場](山口雄大)[ビデオ作品]

5.DEATH MAKE[楳図かずお 恐怖劇場](太一)[ビデオ作品]

6.「乱歩地獄」の実相寺昭雄パート以外(竹内スグル/佐藤寿保/カネコアツシ)[ビデオ撮り]

7.怪談新耳袋 幽霊マンション(吉田秋生)[ビデオ作品]

8.着信アリ2(塚本連平)[ビデオ撮り]

9.人妻 濃密な交わり(勝山茂雄)

10.SEXマシン 卑猥な季節(田尻裕司)


「ローレライ」の野球のボールを使った「泣かせ」ほど観客をバカにした脚本/演出をほかに知らない。「鳶がクルリと」は作品としてはただのつまらない映画であるが、この企画にこのキャスティングで製作にGOを出し、あまつさえそれが東映番線で全国公開できると判断したってのが信じられない。いや、おれは翔さん好きだけど、せめて哀川翔を鳶の頭にして鳶にV6全員出演ぐらいにしなきゃ企画として成立しないだろフツー?