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Dvd2003.02.20
「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」



時は2002年。イギリスきっての敏腕スパイ、オースティン・パワーズ(マイク・マイヤーズ)はついに宿敵Dr.イーブル(マイク・マイヤーズ)を逮捕することに成功。その偉業が国に認められ、「ナイト」の称号を授与されることに。しかしその授与式にオースティンの父親であるナイジェル・パワーズ(マイケル・ケイン)の姿はなかった。なんと彼は誘拐されていたのである。
ハイテク刑務所から普通刑務所への移送を交換条件にイーブルから情報をもらったオースティンはタイムマシンを使って1975年に飛ぶ。そこにはかつて公私にわたるパートナーであったフォクシー・クレオパトラ(ビヨンセ・ノウルズ)が。彼女の協力で、ナイジェルはゴールドメンバー(マイク・マイヤーズ)という男に捕まっていることが判明。しかも刑務所にいるはずのイーブルの差し金だというのだ。
時代は再び2002年へと戻り、地球に隕石をぶつけようとするゴールドメンバーとイーブルの陰謀を阻止するため、オースティンたちは日本へと飛ぶ。やがて再び相対するオースティンと刑務所を脱獄したイーブルとゴールドメンバー。そこにナイジェルも現れ、驚愕の事実を彼らに打ち明ける。



アメリカ映画きってのお馬鹿映画「オースティン・パワーズ」の3作目。
私はお馬鹿映画大好きですので(マイク・マイヤーズも好き)当然前の2作も見ております。
で、この3作目ですが、正直言いまして、前2作よりもパワーダウンは否めないなぁと。
「ミッションインポッシブル2」のイメージからスタートする本作でありますが、豪華スターのカメオ出演や、色々な映画や音楽のパロディ、ダジャレなどの言葉遊びに、字幕まで使ったお遊びなど色々なものを詰め込みすぎている印象。しかもそれが次々に起こるので、見てる側は頭の切り替えが大変です。まあ、もともとアメリカ人向けに作られているのを、日本人が理解しようとするから大変なんでしょうけど、もっと前作のように何も考えずに笑えるシーンがもっと欲しかったです。
そんな中で私がお気に入りなシーンが2つありまして、1つは日本のシーン。明らかに日本人を馬鹿にしているとしか思えないような日本の描写がたまりません。(明らかに故意でやってますね)
にしても、なぜ日本語をしゃべる役柄の人はみんな大根芝居かなぁ。淡々と台詞だけ言われても、ピンと来ないよ。
もう1つは、オースティンとミニ・ミーのやり取りです。肩車をしながらにアジト潜入から、毎度おなじみのお馬鹿影絵シーン。特にミニ・ミー出産シーンは深夜だというのに大声出して笑ってしまいました。くだらなさ最高潮!
お話的には、いかにもあとでとってつけたような強引な展開ですけど、この映画に関してはそれぐらいがちょうどいいです。まあ、オチには多少なりとも不満はありましたけど。第4作目はどうなるのか、非常に気にはなりますです。
最後にキャストに関してですけど、前作までの出演者に関しては問題なし。ただ、スコットの変貌振りは驚愕ものです。
あと今回のオースティンガールはイマイチ。個人的には2作目のヘザー・グラハムがチャーミングで好きでした。今作とは全く関係ない話ですが。


「オースティンプッシー」超見てぇ ★★★☆☆


− DVDデータ −

「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」

「Austin Powers in Goldmember」(2002・米)

- STAFF -
監督:ジェイ・ローチ
脚本:マイク・マイヤーズ、マイケル・マッカラーズ
撮影:ピーター・デミング
美術:ラスティ・スミス 衣装:ディーナ・アッぺル
音楽:ジョージ・S・クリントン、クインシー・ジョーンズ
製作:ジョン・S・ライアンズ、エリック・マクレオド、デミ・ムーア
マイク・マイヤーズ、ジェニファー・トッド、スザンヌ・トッド
製作総指揮:リチャード・ブレナー、トビー・エメリッヒ

- CAST -
マイク・マイヤーズ
ビヨンセ・ノウルズ/マイケル・ヨーク/マイケル・ケイン
セス・グリーン/エディ・アダムス/ロバート・ワグナー
ミンディ・スターリング/バーン・J・トローヤー
 

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