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第三の選択
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あんまりUFOや宇宙人とは関係ないんだけど、UFO信者とオーバーラップする政府陰謀論者が話題にするので解説。
『第三の選択』は、イギリス・アングリアTV制作で、ティム・ブリントン司会による科学番組『サイエンス・リポート』の特集番組として、1977年放映された。
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簡単に言うと、「第三の選択」とはハンツビル会議で決断された選択のこと。
大気汚染における近年(1977当時)の寒波・干ばつ・大地震などの異常気象はすでに人類に手のほどこしようがなく、会議上で提案された3つの選択肢のうち『第三の選択』を採用、米ソ他各国の共同により、人類の一部を火星に移住させる決断をしたとされる。
番組が追っていた消えた科学者達というのは、実は政府に選別された、火星に移住させる人たちだと言うのだ。
一方、番組スタッフは、ジョドレル・バンクの電波天文台に勤める電波天文学の権威ウィリアム・バランタイン卿が、事故死する直前に友人の『ワールド・プレス・サービス』紙の編集者ロバート・ヘンリーに送った2インチテープを入手。
一見電波音にしか聞こえないテープを解析した結果、驚くべきことに、そこには人類初の火星着陸時の映像が写っていた。しかもそこには、地中を蠢く火星生物らしきものまではっきりと写し出されていた、、、。
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以上が、『第三の選択』の要約であるが、ぜ〜んぶデタラメである(笑)。
この番組、イギリス特有のエイプリル・フール番組なのだ。番組直後のテロップでは、通常テロップ化されることのない制作日が「APRIL 1st 1977」と表記されているし、行方不明や証言者たちが、ちゃんとキャストロールで俳優名とともに登場する。
こういう番組、個人的には好きなんだけど、なんで信用しちゃうかなあ。まあ、『木曜スペシャル』みたいに派手な演出もなく、淡々と朴訥な雰囲気でやっているのが、科学情報番組っぽくてホントらしいんだろうけど。
でも、よく見ると、月着陸よりも火星着陸の方だ先だったりして時間関係が合ってなかったり、話がうまく繋がってない部分もあるけどね。
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brinton
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ただし、アングリアTVにも落度がある気がする。制作日が4月1日としても、放映日が異なるからだ(1977年6月20日放映といわれる)。ちょっと、中途半端だったねえ(笑)。
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