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モスマン
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1966年11月17日、ロジャーとリンダ・スカーベリー、スティーブとメアリ・マレットの2組みの新婚カップルが、第二次世界大戦中の旧軍需品製造貯蔵施設のあたりをドライブ中、廃発電所の陰から出て来た異様な怪物を発見した。
体長1.8メートルのその怪物は、翼長3メートルもの巨大な羽を持ち、真っ赤な巨大な目があったそうである。
怪物は拡げた翼でバランスをとり、よろめきながら建物の陰に消えたが、ロジャーたちが車で逃げ出すと、ハイウェイに先回りして待っていたという。
怪物は翼をはためかせることなく垂直に上昇し、時速160キロで逃げる車を追跡、その後、どこかえ飛び去ったという。
また、11月25日には、靴販売店の経営者トニー・ユーリーが巨大な褐色の鳥のような生物がポイント・プレザントの林から上昇するのを目撃。生物は猛スピードで逃げるユーリーの車を追いかけたが、1.6キロほど追跡した後、消え去った。
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mothman このように、ウエスト・バージニア州の、主としてポイント・プレザント近辺の住民たちは、1966年〜1967年にかけて奇怪な生物により恐怖におとしめられた。しかも、当時、この周辺ではUFOの目撃情報が多発しており、その関係性がささやかれていた。
この「モスマン」という名前は、テレビ局の人間が、「バットマン」にヒントを得て命名したとされている。
これらとともに起こった数々の怪現象はシルバーブリッジの崩落で幕を閉じる。このことはUFO研究家ジョン・キールによるレポート『モスマンの黙示』に詳しい。
『モスマンの黙示』は、邦題『プロフェシー』として2002年に映画化され、ソニーマガジンズ刊ヴィレッジブックスで復刊されている。
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