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『特命リサーチ200X - II』
2002.JUN.23 日本テレビ
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sq spc 九州に伝わる鬼のミイラ
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九州某氏の家に伝わる鬼のミイラの検証。
oni どこだったかなあ、どっかに資料があるはずなんだけど。割りと有名なミイラです。身長は2m以上(!)で、脚を曲げ、腕を胸元に引き寄せて座っている。
一見して分かるのは、頭部、腕、足などが、全体のプロポーションに比べて異常に大きいということだ。もちろん頭には角もある。
何故普通の家にこんなものがあるかというと、元元はお寺さんだったのである。
番組では、X線撮影により、ミイラを解明。解説は比較解剖学を専門とする麻布大学獣医学部の浅利昌男教授。
それによれば、足の指先の骨には、ブタなどと同じ特徴(血管を通す穴)があり、腕は何かの大腿骨を使用、肋骨も拡張されており、顔のほとんどは造作、頭の角は牛の角を後から差しこんだものだという。
但し、異常に大きい大腿骨は、骨の周囲を包む緻密質部分が狭く、考えられる動物がわからないそうである。
さて、江戸〜明治・大正には、見世物のために、こういったミイラが製造されたのは周知の事実。実際このミイラも、大正時代に現在の金額に換算して2500万(!)という高額で売買されたものらしい。
それだけの金が手にはいるなら、作るほうも本気になるというもの。もしかしたら、象などの骨を輸入したとも考えられるし、近年絶滅した哺乳類や巨鳥(モアとか)の骨を使用している可能性も考えられますね。
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