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『オフレコ!』
2002.MAY.15 TBS
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sq spc 月の魔力
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古いネタだけど、時たま蒸し返されます。それにしても『オフレコ!』のネタは使い回されきったモノばっかだなあ。
ネタ本の精神科医アーノルド・リーバーの本『月の魔力』は20年近く前に読みました。今だに増補や改訂して、時折本屋で平積みされてますね。
リーバーの主張するような、満月や新月の夜(月の潮汐力が最大になる時)には凶悪事件が多くなったり、精神病院の外来患者が増えるなどといったようなことは、グラフからは読み取れません。かなりの曲解や恣意がある本です。
また、博士の唱える「バイオタイド理論」というのが、またメチャクチャ。
「バイオタイド理論」というのは、地球の表面と同じく、80%が水分で出来ている人間の体の中でも、潮の満ち引きと同じ現象が起きているということ。満月や新月による潮汐力によって脳細胞が膨張し、膨張による突然の変化が脳細胞や神経組織に影響を与え、人間を興奮しやすくさせる、、、のだそうだ。
地球が月の引力で歪むのは確かである。しかし、潮汐力は巨大なものに対して起こる現象。引力は距離に反比例するので、地球の月側と反対側では月に引き寄せられる力が違う。そのせいで、月方向に向かって地球が歪むのである。もちろん潮汐力が突然変化するなんて事はあり得ない。
しかも、人間のように小さい物体に対しては、月の潮汐力など微々たるもの。身近にあるテレビや机やコンピュータからの引力の方がはるかに大きいそうです。
また、この番組に登場した怪しげなデータ類も再検証の必要があるだろう。あまり、鵜飲みにしない方がいいでしょう(笑)。
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