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『トゥームレイダー』(2001 米） アンジェリーナ・ジョリーのアクション炸裂。わりとおススメです 『トゥームレイダー２』(2003 米） 前回は好意的だったけど、、、ひどい、そこまでマネしなくても 『ドニー・ダーコ』(2001） 幻想映画？ＳＦ？個人的には、まあまあかな、、、？ 『富江』『富江 Replay』(1998、2000 日） 伊藤潤二（漫画）原作のシリーズもの 『トラウマ』(1992 米） 『サスペリア』のダリオ・アルジェント監督作品 『ドラキュリア』(2000 米） アメリカ的ドラキュラ映画 『ドリームキャッチャー』(2002 米） アメリカンホラー小説の帝王スティーヴン・キング原作 『トルネードストーム』(2002 米） しょ〜もなく低予算のパニック映画 『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004 米） ロメロの『ゾンビ』のリメイク。つまらんかった

トゥームレイダー　LARA CROFT:TOMB RAIDER　(2001 米/ＳＦ)

同名の、人気パソコンゲームの映画化。ゲームのララ・クロフト（主人公）は不細工だから、プレイしたことない（笑）。 『レイダース』に似ているのは、元々のゲームが『レイダース』のコンセプトを真似ているんだから、しょうがないわなあ。現代版富豪レイダースという感じ。 敵がドイツや政府とかじゃなくて「イルミナティ」ってのは笑ったけど。 でも、主演のアンジェリーナ・ジョリーも、画面も、とにかくよく動いてます。 なあ〜んにも考えずに見るには、とてもいい映画。おススメです。 ちなみに、アンジェリーナ・ジョリーは、『１７才のカルテ』（制作ウィノナ・ライダー）で、２００１年のアカデミー助演女優賞をとりました。ＳＦ・ホラーじゃないけど、『１７才のカルテ』もいい映画ですよ。 ところで、トゥームレイダーでのジョリーのおっぱいは水増しされてます（本人がＴＶで言っていたから確かです）。がっかり？（笑） 　(APL, 2002)

トゥームレイダー２　Tomb Raider THE CRADLE OF LIFE　（2003 米/ＳＦ）

大ヒットした前作の続編。 ようするにインディ・ジョーンズを女にして富豪にしたもの。前作では多少好意を持って書いたけど、今回はもうダメ。 「パンドラの箱」出しちゃうなんて、もろ、『インディ・ジョーンズ　失われた聖櫃＜アーク＞（１９８１／監督スティーヴン・スピルバーグ）』のマネじゃん。ネタぐらい自分で探せよ〜。 ご都合主義バリバリのストーリー展開。 それはそれでもいいんだけど（良くないけど（笑））、テンポも悪くて乗れない。 監督、ヤン・デ・ボン。 どうでもいいけど（良くないけど（笑））、潜伏期間の無いエボラウイルスって何だよ。 　(APL 09, 2004)

ドニー・ダーコ　DONNIE DARKO（2001 米/ＳＦ? ファンタジィ? スリラー?）

精神が不安定な高校生ドニー・ダーコは、夢遊癖を持っていた。 ある夜、彼は町をさまよう内に、夢か現実か、シュールな銀色うさぎの着ぐるみを着た男と出会い、世界の終末まで２８日と６時間４２分１２秒だと告げられる。 その間に、飛行機のエンジンがドニーの部屋を直撃。しかし何故か、エンジンを落とした飛行機は見つからなかった。 転校してきた少女と付き合い始めるものの、夢遊の中で銀色うさぎに苛まれ、ダーコは次第に自分の中のダークサイドへと落ち込んでいく、、、。 サンダンス映画祭で好評を博したという異色サイコスリラー（？）。 監督・脚本リチャード・ケリー。 これは、すごく意見が別れそうな映画。 う〜ん、なんて言えばいいのかなあ。面白いというと語弊があるしなあ。 好きか？と問われれば、これもまた、首を傾げる感じ。まあ、個人的には「嫌いではない」というところかしらん。 私見では、世界終末妄想は、自我崩壊の表れだと思っている。終末する世界は自分を取り巻く世界では無く、外の世界を認知している自分の方なのだ。外の世界が消滅するのも、自己の精神が崩壊するのも、相対的には同じなのだ。世界終末妄想は、崩壊する自己の精神の、最後の悲鳴なのだ。 そこら辺と、なんとなく重なる部分があるので、興味深く思えるのかも知れない。 もっとも、この映画は、そんな重苦しさはあまりなく、タイムトトラベルのようなＳＦファンタジィや青春映画的要素も取り込んでいて、全体的には、ライトな感じを受ける。 　 ダーコの「何故、うさぎの着ぐるみを？」の質問に、銀色うさぎが「おまえは、何故、人間の着ぐるみを？」と返すセリフは、うまい、と思った。座布団をあげたい（笑）。 でも、映画館じゃなくて、ビデオで観てたら、途中で寝たかも知れない（笑）。 　(SEP 05, 2002)

富江、富江 replay　（1998、2001 日/ホラー）

明治からの未解決事件の影に度々現われる「富江」。首を切られても再生する不死者「富江」の恐怖を描いた伊藤潤二原作（漫画）のシリーズもの。 ずっと、観ようか観まいか迷っていた続編の『富江 replay』。 うわ〜、つまら〜〜ん。 一作目の『富江』は映画館で観たけど、ここまでつまらなくはなかったぞ。 監督は光石冨士郎。聞かない名前だなあって調べて見たら、基本的にエロビデオの監督らしい。 エロ映画出身で、いい監督はいっぱいいるんだけどねえ、、、。 さらなる続編『富江 re-birth』があるが、未見。 脚本が『呪怨』の清水崇のようだが、監督が同じなので敬遠です。 　(APL, 2002)

トラウマ　DARIO ARGENTO'S TRAUMA　（1992 米/ホラー）

ちょっと、古物ビデオです。 監督は、『サスペリア』のダリオ・アルジェント。 主演はダリオ・アルジェントの娘のアーシア・アルジェント。へえ、と思うくらい美形です。 病院から抜け出した拒食症の娘が、保護されて家に連れ帰された。その晩両親が開いた降霊会で、霊に乗り移られた母親は、気が触れたように家を飛び出してしまう。追いかける娘が見たものは、首を切られた両親の死体であった。しかし、それは、さらなる首切り連続殺人の幕開けに過ぎなかった。 …てな、話。 う〜ん、あんまり怖くない（笑）。まあ、多少オチにひねりがあるのが救いか。 それにしてもダリオ・アルジェントは針金に愛着があるみたいだなあ（笑）。 　(APL, 2002)

ドラキュリア　DRACULA2000　（2000 米/ホラー）

ホラー映画の帝王、ウエス・クレイブスン監督。 英題のとおり、現代まで生き残った「ドラキュラ」の話。「ドラキュリア」って名前がどこから来ているのか、まったく不明でした。 どうも、クレイブスンの映画とは、感性が合わないです。アメリカ的すぎるのでしょうか。 もっともドラキュラものも興味ないんだけど。 ヘルシング教授役で、アンソニー・ホプキンスも出演してます。アンソニー・ホプキンスって、映画選ばないよなあ（笑）。 　(JUL 05, 2002)

ドリームキャッチャー　DREAM CATCHER　（2002 米/ＳＦホラー）

「見せてあげよう、見たことを後悔するものを」 アメリカンホラーの帝王スティーヴン・キングを読まなくなって、すでに十数年。最初は面白いと思ったけど、何冊か読むうちに、どれも同じじゃん、って止めてしまいました（笑）。 キングかあ、どうしようかなあ、と思いつつ、惹句に引かれて映画館へ。 精神障害児を助けたことで、読心や物探しの特殊能力を授かった４人の少年たち。それから20年、彼等は能力を持て余し社会から脱落しかけていた。故郷の森で狩猟を楽しむために集まった彼等は、エイリアンの襲撃に巻き込まれていく、、、。 タイトルのドリームキャッチャーは、インディアン系のお土産で有名な魔除け。驚いたことにこの映画の中では、ドリームキャッチャー自体はほとんどなんの意味もない。 また、地球にやってくるエイリアンと２０数年間戦ってきた特殊チームの隊長（モーガン・フリーマン）も性格が描ききれていないため、な〜んか無意味。 原作は文庫で４冊分。いくらなんでも、原作はもう少しちゃんと書いてあるのだろう。 キングの文章はよく言えば丁寧で、ビジュアル化しやすく書いてあるため、よく映画化されるが、まともな映像化にお目にかかったことがない。 それにしても、いくら水増しキングの原作って言っても、４冊分を２時間強の映画にするのは無理があるよなあ（笑）。 エイリアンのデザインは、これといってなんの斬新さもない。というか、何十年前のデザイン？と首を傾げたくなるけど、このダサさがキングらしいとも言える（笑）。 ちなみにキング自体は、「ここ１５年の映画化作品の中で、最も出来が良いもの」と言っているらしい。キングの「よく出来ている」とは、「原作に忠実」ということである（笑）。 ん？　ってことは、原作もこんなもんってことかしらん？（笑） 見終わった後、どことなく『サイン（２００２）』を思い出してしまう映画でした。 惹句の「見たことを後悔するもの」って、この映画のこと？　なんて言い過ぎかな（笑）。 監督、ローレンス・カスダン。 　(APL 22, 2003)

トルネードストーム　TORNADE WARNING　（2002 米/パニック）

題名通り、竜巻パニックもの。『ツイスター』の超低級モノマネ映画。 低予算。金無いならパニック映画なんて撮るなよ（苦笑）。 もちろん日本では劇場公開なんてしてないと思う。 数カット、ビデオ画像が入っていた。どういうこと？ ビデオで撮って、フィルムにキネコして上映したのかなあ。ビデオ化した時、ビデオ素材からダイレクトに数カット編集して差し込んだのかも。 パッケージに家が壊れるカットがあったんで、特撮チェックのつもりで借りたんだけど、本編にそんなカットないでやんの（笑）。詐欺だ。ＪＡＲＯに電話するぞ。ＪＡＲＯって何じゃろ。 どうでもいいけど、監督はティボー・カクタス。 　(JUN 06, 2003)

ドーン・オブ・ザ・デッド　Dawn of the dead　（2004 米/ホラー）

ジョージ・Ａ・ロメロの大ヒットホラー『ゾンビ（１９７８）』のリメイク。 監督はザック・スナイダー。初監督作品（またかよ（苦笑））。 え〜〜、つまらんかったです（笑）。 ゾンビものって、襲われるか襲われないかしかないから、話の進展性は全くないし、３０分もしないうちに飽きちゃいました。 ところで、主人公たちがたてこもる舞台は、オリジナルと同じく巨大スーパーマーケット。 ロメロによれば『ゾンビ』の時には、本能的にスーパーマーケットに集まってくるゾンビたちは、当時のアメリカ社会（ゾンビのごとく、考えずに、他の人と同じように行動・生活・大量消費するアメリカ人）を風刺したものだそうです。ああいう映画でも、そういうこと考えて作っているんですね（笑）。 主演はサラ・ポーリー。あまり気にしてなかった女優ですが、どっかで観たことあるなあ、と思ってたら、テリー・ギリアム監督『バロン（１９８９）』の子役だったんですね。あん時は９才だったそうですが、りっぱになっちゃって、月日に経つのは早いものです（笑）。 さて、サラ・ポーリーは生き延びれるかどうか。それは観てのお楽しみ。（そんなことに１８００円も払えるかってんだ！　、、、払っちゃったけど（笑）） 　(MAY 24, 2004)