劇場公開中。監督は、ジャン=ポール・サロメ。寡聞にして知らず。
う〜ん、つまんな〜い(笑)。
なんだか全然盛り上がらずにダラダラ続くストーリー展開と、統一観のない性格描写。ラストはいまいち分からない映像だし、エピローグはオチにもなってないジョークで、乾いた笑いがもれてしまいました。
おや、こんなテイストの映画、つい最近観たぞ、と思ったら、思い出しました。『赤ずきんの森』です。(『赤ずきんの森』の項参照して下さい。…しなくてもいいけど(笑))
確か『赤ずきんの森』もフランス映画だったと思って調べて見ましたが、残念、別の監督でした。
でも、この映画、フランスでは結構当たったそうな。ううむ。どうしたんだ、フランス! ワールドカップでも予選敗退しちゃったし(関係ないか)。
ところで、フランスでは、この映画の元になったテレビドラマがあったそうで、多分、それを知らないと面白くないのかも知れない。
しかしそれにしても、どうも、アメリカB級ホラーの悪いとこをマネしてる感じ。フランス怪奇文学はそれなりなのになあ。もっと、自国の文化を大事にしましょう。
ところで、この映画、ルーブル美術館の全面協力を得てる。同じ時間で、ルーブル美術館紹介の映画撮った方が客が入るんじゃないかなあ、なんて、失礼なこと考えちゃいました(笑)。
まあ、ソフィー・マルソーはきれいだったけどね。
もっともソフィー・マルソー見たいなら、別の映画見た方がいいけど(笑)。
(JUN 26, 2002)
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