line
spc
[ ト ] backtoindex spc nextword
line
spc
『東海道 四谷怪談』(鶴谷南北)
spc和製ホラーの金字塔!
spc
line
spc
 『東海道 四谷怪談』(鶴谷南北作 岩波文庫/戯曲
spc
超有名和製ホラーの金字塔ともいうべき『四谷怪談』。初演は1825年。
絶版らしい。多摩近辺の本屋・古本屋などを一生懸命探して、京王八王子駅ビル東西書店の「品切れ・絶版」コーナーでようやく発見。
それにしても、元値620円なのに、1280円とはちょいと高すぎませんかね。
旧仮名遣いバリバリで結構読みづらかったですが、やっぱり面白かったです。
有名な話ですが、『四谷怪談』には、民谷伊右衛門始め多くの赤穂浪人および吉良の家来が関わりあい、物語の重要な社会背景として、『忠臣蔵』が置かれています。それが、実にうまく絡んでいくんですね。
鶴屋南北による公演では、1日目には、『仮名手本忠臣蔵』の六段目までを上演し、二番目狂言として『四谷怪談』の隠亡堀の戸板返しまでを上演。2日目は、『忠臣蔵』の七段目からと『四谷怪談』の最終幕までを出し、最後に『忠臣蔵』の討ち入りを上演しました。
してみると、深作欣二の映画『忠臣蔵外伝四谷怪談(1994)』は、かなりその雰囲気を出していることになるのですね。
それにしても、テレビや映画ならば映像化もなんの問題もなく出来るが、舞台という制限内で、重要な役割を果たす鼠や蛇などの動物や幽霊の仕掛けなどは、どのように演出したのだろう。
当時そのままの演出で、『忠臣蔵』とともに観てみたいものです。
 movptopB.gif
spc
sq
spc
backtoindex
spc
nextword
spc
sq
spc
gotoHOME