大会宣言

 

 私たちは、本日、第6回アコムユニオン定期大会を開催し、各地で発生している一つ一つの問題を会社全体の問題として考え、これからの活動方針を確認しました。

 

 昨今、欧米の金融不安により日本経済は景気後退局面を迎えています。貸金業界では依然利息返還請求の高止まり状態が続いています。 また、中小業者の倒産・廃業、外資による売却・撤退、銀行主導による業界再編が急速に進んでいます。

 そして、改正貸金業法の完全施行後は、総量規制の導入等により大幅な収益の悪化が予想されます。

 

 10月23日に、三菱UFJフィナンシャルグループによるアコムへのTOB(株式公開買い付け)が成立し、来年4月からアコムを連結子会社化するとの報道がありました。

 当社は、三菱UFJフィナンシャルグループにおける消費者金融の中核を担う立場になると明言しています。

 今後は、より一層労使が協調して行動し、企業価値の向上を図ることが求められてくるでしょう。

 

 私たちアコムユニオンは、今年度も引き続き「健全な発展」をスローガンとして掲げました。

 当社におけるグループ経営改革に関して、私たちアコムユニオンは、経営に現場の現状と問題点を伝え、改善を提案してきました。

 その結果、業務が重複していた部署の統合、営業の支社制へ転換など、業務の効率化、部署間の不具合の解消など、成果を残すことができました。 また、現場での違反行為の是正などコンプライアンスの定着化にも貢献しています。

 

 私たちアコムユニオンは、経営に対し、積極的に意見することで影響力を強めていきます。 その声をより強いものにするには組織拡大が重要になります。 その為にはメンバーのみなさまの協力と団結が不可欠です。

 安心して働き続けることのできる職場づくりの実現に向け、これからも一致団結してみんなで頑張っていきましょう。

 

 以上、宣言します。

 

2008年10月25日

連合ユニオン東京 アコムユニオン

第6回定期大会