アコムユニオンニュース
第40号
平成19年7月25日
第35回団体交渉

【更新契約】
当社では、平成19年6月18日より、新規に契約するお客さまへの貸出金利を利息制限法以下の利率としている。 既存のお客さまの場合は、当社新与信基準により契約が可能となっている。

組合は会社へ更新契約の進捗状況について確認。
会社は、対象が200万件、6月末時点での契約数が6万件、内訳はSC4万件、チャネル2万件と回答。

組合は、お客さまや従業員への負担が大きい更新契約を選択した経営判断に疑問を感じている旨と問題点等を会社に説明。 更新契約に関わる事項として、以下について、会社へ確認を依頼、回答を要求。
【確認依頼事項】
○ 既存のお客さまが利息引き下げをする場合における更新契約の目的と必要性について
○ 更新契約の手続きに関する会社の指示内容について
○ SCやチャネルで月間40時間残業の指示があったことについて
【問題点】
◇ お客さまへの説明が不十分なため誤解や不満を与え会社に対するイメージが悪くなった。
◇ 更新契約のメリットや必要性について会社から従業員へ十分な説明がない。
◇ 利息引き下げを開始する前よりお客さまとの接点が増えたことで利息返還請求が増加した。
◇ リストラにより従業員が減少した状況で更新契約に対応する業務が増加し従業員の負担が増加。
◇ 情報提供業務では店舗を閉鎖・縮小しているにも関わらずお客さまを有人店舗へ誘導している。

【お客さまの声】
・事前に利息引き下げの案内が無かった。案内が来るのが遅い。
・手続きが面倒。ATMで契約ができるようにして欲しい。
・案内はあったが近くに店舗がないので手続きができない。
【従業員の声】
・会社から日々いろいろな指示が来るが上司より十分な説明がない。
 また説明があっても人によって内容が異なり現場が混乱している。
・現場の社員は必死で頑張っているが、ミスの指摘や叱責ばかりでやる気がなくなる。
・業務ミスへの対応が厳しいが上長から十分な説明もなくミスを起こさないための方策もない。

【グループ経営改革】
組合は、業務に必要な教育・指導や説明が不十分なため、社員のモチベーションが低下している状況について説明。 会社としての対応を求めた。
組合は、宣伝部の業務内容について会社に確認。 以前の団体交渉で会社は、宣伝部は専門知識を有する社員が業務を行っていると説明していたが、 マーケティング部やジェイ・エル・エイと重複している業務があり、再度確認し回答を求めた。
組合は、利息返還の対応について改善を求めた。 司法の判断では、利息返還はお客さまの権利としている。 現在、会社全体で、権利を主張しているお客さまを「悪い客」とみなす傾向にあり、 優良顧客を永久に失い、会社のイメージを大きく損ねていることを会社に説明。
会社は、経営企画部に確認し回答するとした。

【公的応対センター応援の件】
組合は、公的応対センターへの応援に対する会社の対応について状況を確認。
会社は、派遣社員の準社員化を検討、東京・大阪をあわせて人員を35名程補充予定。 順調にいっている。9月末までに、応援社員全員と面談を行い、元の職場へ戻す予定と回答。

【三六協定違反の件】
組合は、三六協定違反に対する会社の対応について回答を求めた。
会社は、審査本部を通じて注意指導を実施、審査部へ労務管理について周知徹底を依頼。 改善策として、管理職による社員の残業時間管理と時差勤務を活用することで再発防止を徹底すると回答。
組合は、三六協定違反が発生した場合のタイムリーな報告体制について会社に確認。
会社は、今回の再発防止策により違反発生はないと思うが、もし発生した場合は都度報告できる体制となっているとした。

【今後の予定】
H19.8.25
消費者金融組織化対策会議
H19.8.25
第14回定期執行委員会
H19.9.7
第36回団体交渉
H19.10.27
第5回定期大会

【アコムユニオンメンバーのみなさまへ】
氏名・住所・連絡先・所属・職位などに変更があった場合は、内容変更手続きを行いますので、 執行部または連合東京へご連絡ください。 また、退職予定の方は、退会の手続きが必要となりますので、必ず執行部または連合東京までご連絡ください。

定期大会のお知らせ
アコムユニオンメンバーのみなさま、お疲れさまでございます。
10月27日(土)14時から連合東京会議室にて、第5回定期大会を開催する予定です。 前期の活動報告や役員選出などを行います。
ぜひ多くの方の出席をお願いいたします。

問合せは下記、東京連合まで
〒108-0023
港区芝浦 田町交通ビル 
連合東京 
担当 古山
TEL03-5444-0538
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