約束の時間



 夜も深まり始め、寒空に月が輝いている。
 七梨家は明かりを灯す部屋もなく、静まりかえっていた。各階の廊下も暗く、外の寒さを引き込んだかのように冷えていた。やがて、二階の扉が開くと、静かに太助が現れた。そして、太助はパジャマ姿のまま、音を立てないように忍び足で階段を下りてゆく。暗く寒い中を慣れた足取りで進むと、シャオの部屋の前で立ち止まった。襖の隙間から漏れてくる明かりはなく、もしかしてシャオは寝てしまったのだろうかと太助は思った。それでも、辺りを憚るようにそっと部屋の中に呼びかけた。
「・・・シャオ・・・・・起きてるか・・・・・・」
 太助が呼びかけると、バタバタという慌てて駆け寄る音と共に、目の前の襖がガラッと開いた。
「太助さ・・・・・」
「しぃ〜!」
 勢いのまま喋ろうとするシャオに、太助は静かにするようにと合図を送った。シャオは自分の行動を思い返すと、恥ずかしそうに身を縮めている
「あの・・・太助様・・・お待ちしておりました・・・・・」
 今度は、太助に聞こえるかどうかの小声で話しかけた。
「えっと・・・その・・・・・入っていいかな?」
「はい!」
 厚手の肌襦袢のような寝間着を着たシャオが脇に退くと、太助を部屋の中に招き入れた。シャオの部屋に入ると、室温は適度に暖められていて、ホッと息をつけるような暖かさを太助は感じた。シャオの部屋は明かりが点いてなく、カーテン代わりの障子戸が開かれ、月の光を招き入れていた。そのため、薄暗いとはいえハッキリと室内を見ることが出来た。そして、部屋の真ん中には布団が敷かれているのが見えた。その布団には、二つの枕が仲良く並んでいる。それを見たとたん、早くも太助の鼓動は高鳴り始めた。
「太助様・・・今日はお月さんが綺麗ですから・・・・・少し眺めませんか?」
「そ、そうだね・・・・・」
 シャオは太助の気持ちを知ってか知らずか、月明かりの中へ誘った。月明かりの中に踏み出し腰を下ろすと、太助とシャオは月から降り注ぐ青白い光に包まれた。そして、二人が見上げる月は、真円を描き冬の寒空に浮かんでいた。普通なら、寒々しさを感じる月の光だが、太助はこの光に優しく包まれているような気がした。ふと、隣を見るとシャオも静かに月を見上げている。そんなシャオを見つめているうちに、太助は急に不安が膨れあがり焦燥に駆られた。月光を浴びるシャオは神秘的な雰囲気を醸し出していた。精霊なのだから当たり前だと太助は思ったが、それ故、このまま消えてしまいそうな気がして、意味のない焦りで太助の心はいっぱいになった。その考えに取り憑かれ始めた太助は、焦る心のまま衝動的にシャオを腕の中に抱き寄せていた。
「あっ・・・太助・・・様・・・・・・」
「シャオ・・・・・」
 シャオは急なことに驚いたが、抱き寄せられるまま太助の胸に躰を預けた。太助は腕の中にいるシャオのぬくもりを感じると、やっと先程の馬鹿な考えを捨てることが出来た。柔らかい体を抱きしめ、嗅ぎ慣れたシャオの体臭を鼻腔に感じると、太助の心は落ち着いていく。
「・・・・・・・・ごめん、何だか急にシャオが消えてしまいそうな気がして・・・・・」
「太助様・・・・・わたしは何処にも行きませんから・・・・・・」
 シャオはそう言いながら、太助の背に腕を回すと強く抱きついた。そして、しばらく月光を浴びながら抱き合ったまま二人は動かなかった。

 やがて、太助の手が優しく動きながら、シャオの背筋を撫で腰の方に降りていく。
「あっ・・・・・」
 シャオが上げる、か細い声に構わず太助の手は寝間着の上からシャオのお尻を這い回っていく。焦らないように気を付けながら、太助の手は背筋からお尻にかけて優しく撫で続けている。
「ん・・・太助様・・・・・・」
 シャオは太助の手によって沸き起こる感覚に嬉しくなり、その身をさらに太助に押しつけていく。太助もシャオの気持ちを嬉しく感じ、さらにその手をせわしく動かしていった。
「た、太助様・・・わたし・・・・・」
「シャオ・・・・・」
 太助は、潤んだ瞳で見つめてくるシャオの唇を塞いだ。触れ合ったシャオの唇はとても柔らかく、ただ唇が触れ合っただけなのに太助の興奮はいやがうえにも高まっていく。そして太助は口づけをした勢いのまま、シャオの口内に舌を伸ばし始めた。
「ん・・・んぁ・・・ぁ・・・・・んっ・・・・・」
 太助が舌を伸ばすと、シャオの舌はすぐに出迎えてくれた。互いに待ち望んでいたかのように、二人の舌は積極的に絡み合っていく。シャオが口内に導き太助の舌を吸い上げれば、太助もお返しとばかりにシャオの舌にしゃぶりつき吸い上げている。しばらくの間、二人は涎液にまみれながら、互いの舌を貪り合っていた。
「ん・・・はぁぁ・・・・・太助様・・・・」
「はぁ・・・シャオ・・・・・」
 太助は、唇を離すとシャオの背中と膝裏に腕をまわし、ゆっくりと横抱きに抱き上げた。そして、足で器用に障子戸を閉めると、すでに敷かれている布団の方に移動して行った。障子戸を閉めたことで部屋は暗くなったが、障子を透かして入ってくる月明かりで真っ暗というわけではなかった。自分の腕の中を見れば、恥ずかしげに身を縮めたシャオの姿が薄闇を通して確認できた。そして、布団に辿り着くと丁寧にシャオを抱き下ろした。太助はシャオを下ろすと、自分のパジャマを脱ぎはじめた。布団に横になっているシャオは、太助をジッと見つめている。全てを脱ぎ終わると、すでに臨戦態勢に入ったモノが、太助の股間に起立していた。
「太助様・・・・・」
「・・・・・シャオ、脱がすよ」
「は・・・ハイ・・・・・」
 微かに聞こえた返事に、太助はシャオの寝間着の帯を丁寧に解いた。そして、前合わせをゆっくりとずらし、シャオを脱がしていく。寝間着を脱がし終わって現れたシャオの躰は、下着一つ身に着けていなかった。
「ごくっ・・・・・」
 寝間着の下から現れた、裸の姿に太助の喉は大きく鳴った。何も身に着けず、薄闇に白く浮かぶシャオの肢体は、太助にはとても扇情的に感じて胸は高鳴りっぱなしだった。そして、寝間着の下に何も着けていないことが、自分に対する期待を表しているかの様に太助には感じられた。そう思うと、太助は身をブルッと震わせ、興奮したままシャオに覆い被さった。そして、貪るかのようにシャオの唇を再び奪った。先程とは違い、太助は高ぶる思いのままシャオの口内に進入していく。
「あ・・・んぅ・・・ぁん・・・・・・」
 シャオは先程までの太助との変わり様に驚いたが、求められる喜びを感じつつ太助を受け入れた。そして、下腹の辺りに熱く固いモノが触れているのを感じると、躰の奥でキュンッと喜びと期待にに身が震えるのをシャオは感じた。その事を意識すると、自分の口内で暴れている太助の舌に、いつの間にか積極的に絡めていた。口の中には互いの涎液が満ちてくると、どちらとも無く喉の奥に嚥下していく。
「んぅ・・・はぁぁ・・・・・太助・・・様・・・・・・」
「はぁ、はぁ・・・・・シャオ・・・シャオ!」
 名残惜しそうに唇が離れた後、太助はシャオの名を呼びながら強く抱きしめた。シャオも太助に答えるかのように、背中に腕が回された。太助が白い首筋に口を寄せ、舌を這わせ始めるとシャオは喜びの声を上げ始めた。
「あっ・・・ん・・・・・太助様・・・・・」
 太助が吸い付き舌でなぞり上げるたびに、シャオのあごは仰け反りピクッと可愛らしくその身を震わせている。やがて、太助は少し身を起こすと、シャオを見下ろした。少し早めの呼吸を繰り返しながら、潤んだ瞳でシャオが見つめて来ていた。視線を下にずらせば、白く柔らかそうな乳房が太助を誘うかのように張りだしている。太助は誘われるままに、シャオの乳房に手を伸ばした。
「あっ・・・んぅ・・・・・はぁ・・・・・・」
 太助の手が触れ、自分の乳房を揉みし抱くだけで信じられないほどの快感が、シャオの躰を突き抜けた。太助の手が優しく這い回り、時たま押し潰すかのように強く乳房を握りしめてくる事に、シャオは気持ちよくなり幸せな気分に包まれていく。
「はぁ、はぁ・・・あぁ・・・・太助様・・・・・・・もっと・・・・・・・」
 太助もシャオの乳房の柔らかさに夢中になっていた。少し手に力を入れるだけで、自在に形を変えるシャオの乳房の柔らかさに、太助は飽きることなく指を動かしていく。やがて、太助は再び覆い被さると、手の中に収まりきれないシャオの乳房に吸い付いた。太助は舌を伸ばし、シャオの乳房を味わっていく。乳房の麓から舌を這わせ、マシュマロのように柔らかく押し返す感触を堪能しながら、太助の舌は頂を目指して昇っていく。乳房の頂点には、すでに固い痼りを宿した突起が盛り上がっていた。太助はそのまま、その突起を口に含むと、チュッと軽く吸い上げた。
「ひゃっ・・・ぁ・・・んぅ・・・・・・・・」
 太助が口に含んだとたん、シャオはピンッと身を反らすと喜悦の声を上げた。太助は口に含んだまま、舌先を使ってシャオの乳首に刺激を送り続けていく。時たま、軽く歯を立てたりすると、シャオは過敏に反応してか細いながらも喜びの混じった声を上げている。
「んはっ・・・あ、あぁ・・・・・くっ・・・あはぁ・・・・・・」
 太助も、自分がシャオを喜ばせることが出来ることに、心の底から打ち震え感動していた。やがて、太助の手が胸から離れると、シャオの躰を優しく撫でながら下半身に向かい始めた。焦らすのが狙いであるかのように、太助の手は行きつ戻りつしながら、徐々に目的の場所に向かって降りてゆく。
「ん・・・はぁ・・・・・ぁあ・・・・・」
 シャオも自然に漏れる声にを押さえようとしながら、太助の手が自分の乳房を離れ別の場所に向かい始めたのに気が付いた。太助に乳首を吸われ、時たま歯が軽く当てられるたびに、躰の奥を流れる痺れのような気持ちよさにに躰を委ねながらも期待していた。太助の指が自分の秘所に近づいたとき、期待の現れか躰の奥がカァッと熱くなるとシャオの全身は真っ赤に染まった。その時、太助の指がついに触れてきた。
「あっ!・・・んぅ・・・ぁ、あふ・・・・・」
 太助はゆっくりと、指をシャオの秘所に近づけ、両足の付け根の谷間に到達した。そして、太助は指先の感触に驚いた。まだ、蜜壺の中に潜らせてもいないのに、まるで水の中に指を浸けたかのような感じだった。シャオの秘所は、いつもより沢山の蜜を溢れさせて太助の到来を待ち望んでいたかのようだった。太助はその事を感じると、心の底から嬉しくなった。
「シャオ・・・凄く濡れてる・・・・・・」
「はぁ、あぁ・・・た、太助様・・・・・そんなこと・・・い、言わないでください・・・・・あっ、んぁ・・・」
 太助が声をかけると、シャオは恥ずかしさの為か激しくその身を捩った。その結果、両足で太助の手を挟みつけ、さらに自分の秘所に強く押しつけることになった。
「あぁ・・・んっ・・・ふぁ・・・ぁあぁぁ・・・・・」
 太助は手を挟まれたまま、焦らずゆっくりと指を蠢かせ始めた。殆ど何もしていないのに、びしょ濡れになっている太助の指はさほどの苦労もなく動かすことが出来た。シャオの秘裂を見つけると、太助は指の腹でゆっくりと擦りつけていく。太助が何度か繰り返すうちに、シャオは喜びを含んだか細い声を上げ続け、やがて両足から力が抜けていった。手を動かし易くなった太助は、大胆にシャオの秘裂に触れ始めた。秘裂の筋に沿って動かし、時たま指をもぐり込ませるかのように強く押しつけながら、愛撫していく。太助の指が蠢くたびに、秘裂からは止めどなく蜜が溢れ出して、さらに蜜にまみれていく。度重なる刺激によってか、シャオの秘裂は充血してポッテリとした感触を太助に伝えてきていた。太助は人差し指と薬指を器用に使ってシャオの秘裂を押し開くと、中指を使って開かれた花弁をまさぐり、蜜壺の入口を捜していく。
「んぅ・・・あぁ・・・あ、ぁん・・・ぅあぁぁ・・・・・太助様・・・はぁ・・・・・あっ!」
 やがて太助は、チュプッと軽く吸引されるような感じで入り口を見つけると、蜜壺の中にゆっくりと指を沈めていく。シャオの蜜壺は、太助の指を迎え入れる喜びによってか、キュキュッと軽く締め付けてきた。太助も締め付けられる感触に嬉しさを感じながら、ゆっくりと抜き差しを始めた。太助が指を抜き差しするたびに、シャオは歓喜の声を上げ続けている。
「んぅ・・・ふぁ・・・た・・・すけ様・・・あ、あぁ・・・もっと・・・・・んぅぅ・・・・」
 太助の指が、自分の秘口の中にもぐり込み、中で蠢くたびに沸き起こる感覚にシャオは酔いしれていた。浅いところで妖しく動いていた指が、徐々に中に入ってくる感覚に翻弄されながら、シャオの意識は白い靄がかかり始めていた。ところが、甘い喜びを与えてくれていた太助の指が、突然に引き抜かれた。
「んぅうぁ・・・あっ・・・はぁ・・・・太助・・・様?」
 シャオが達しそうな気配を感じると、太助は指を引き抜いた。そして、シャオの秘所に触れていた手を見ると、五指全てが蜜にまみれ滴がこぼれ落ちそうなほど濡れていた。
「シャオ・・・凄く感じてるんだ・・・・・」
「あぁ・・・太助様・・・・・そんな・・・・・」
 太助は、自分の指を濡らしているシャオの蜜を、舌で舐め取り始めた。
「うん・・・・・シャオの味がする・・・」
「い・・やぁ・・・・太助様・・・そんなことは・・・・・・」
 シャオは恥ずかしげな声を上げると、そのまま太助の行為から目をそらすように、顔を手で覆い身を捩った。それでも、ピチャ、ピチャッとシャオの蜜にまみれた手を舐め取る音を聞くと、太助に触れられているわけでもないのに躰の奥から熱く火照る感じがした。
「う〜ん・・・・チョット、物足りないな・・・・」
「太助様・・・・」
 太助は、シャオの下半身に回り込むと、太股に手を添えて足を開かせていく。
「あ、・・・あぁ・・・・・た、太助様・・・・・」
 足が開ききり、シャオの秘所を目にすると太助は驚嘆の声を上げた。
「すごい・・・シャオ・・・こんなに濡れていたんだ・・・・・」
「た、太助様・・・・あんまり・・・見ないでください・・・・・・」
 シャオの股間の辺りは、テラテラと艶やかに光りながら、溢れ出た蜜で濡れていた。それは、秘裂の辺りだけでなく、太股の内側を濡らし、こぼれた蜜がお尻の方まで達していた。そして、布団のシーツには、決して小さいとは言えない染みが広がっていた。蜜で溢れかえったシャオの秘所を見たときから、太助の股間のモノは今までにないほど反り返り、ズキズキと脈打っていた。太助はこのまま中に潜り込んで、シャオの柔襞に包まれながら解放したいと思った。しかし、その感情を悪戦苦闘しながら押さえ込むと、太助はシャオの秘所に顔を近づけていった。
「ひゃ・・・ぁん・・・・・太助・・さまぁ・・・・」
 太助が秘裂を舐め上げると、シャオは太助の舌に敏感に反応した。秘裂の溝の中を掻き出すかのように、何度も太助は舌を忙しく這わせていった。その度にシャオは体を反らせて、嬌声を上げている。そして、遠慮がちに、しかし確実に太助を求めて、シャオは腰を太助の顔に押しつけ始めた。太助はシャオの期待に応えるために、溢れ出る蜜を嚥下しながらも強弱をつけてシャオの秘裂にむしゃぶりついていた。やがて太助は、秘裂の上にある秘豆に気が付いた。存在自体は小さいが、パンパンに膨らんでいるのが見て取れた。太助は口をすぼめると、そのまま秘豆に吸い付いた。
「ひゃあぁ!・・・あ、あぁ・・・・」
 太助が吸い付くと、シャオは今までにない鋭い嬌声を上げて、その身を緊張させた。太助が秘豆を舌で嬲り、転がすたびにシャオは歓喜の声を強めていった。
「んぁあぁぁ・・・あ、ああぁ・・・太助・・・様・・・・・もう・・・・んぅうぅぅ・・・・」
 シャオの声に気が付かず、太助は夢中になってシャオの秘所に吸い付いていた。舌を蜜壺に潜らせ、鼻先で秘豆を押し潰すかのように愛撫していく。やがて、太助の舌は蜜壺の中で強烈に締め付けられた。
「たす・・・け・・さまぁ・・・・ぁあぁあああぁぁぁ!」
 シャオは大きな嬌声と共に、全身の筋肉が緊張したかのように身を反らすと、太助を呼びながら達した。全身の緊張がフッと抜けると、シャオは布団の上にグッタリと沈み込んだ。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・太助・・・様・・・・・」
 シャオの蜜をたっぷりと味わっていた太助は、シャオがイッたのを確認すると体を起こした。シャオの躰は興奮で真っ赤に染まり、荒い呼吸を繰り返しながら、全身にビッショリと汗を掻いていた。太助は、シャオのその姿に押さえ切れない興奮を覚えた。
「シャオ・・・・」
 普段の太助なら、シャオが落ち着くまで寄り添って抱きしめているはずが、今の太助にはそれがおあずけのように感じた。朝からの連続的な状況に、太助の理性は少しずれたのかも知れない。荒い呼吸を繰り返しながら、目の前に横たわるシャオに対しての興奮の度合いは、今日の中で一番だと断言できた。そして、太助のモノはまだ何もしていないのに、時々ビクッと打ち震えながら、先走りの液が先端から溢れてきていた。
「シャオ・・・・・」
 太助は再びシャオの名前を呟くと、シャオを俯せにさせた。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・た、太助様?」
 太助はシャオの声に答えず、自分の方に腰を引き寄せると、シャオにお尻を突き出すような格好をさせた。シャオもここまで来ると、太助のしたいことを理解していた。そして、求められる嬉しさが胸の中に沸き上がったが、ここまで性急に事を運ぼうとする太助は始めての様な気がシャオには思えた。
「はぁ・・・はぁ・・・・・太助・・・様・・・・もう・・・少し待ってくだ・・・んぁあぁぁ!」
 シャオの声を聞きながらも、太助は自分のモノとシャオの膣口を合わせると、そのままゆっくりと潜り込ませていく。
「あぁあぁぁ・・・た・・・すけ様・・・んぅあぁ・・・あぁぁ・・・」
「おぉぉ・・・シャオ!・・・・・シャオ!」
 シャオの腰を引き寄せつつ徐々に潜らせていくと、自分のモノが熱くうねるシャオの柔襞に包まれる感触に、太助は興奮の声を上げてた。やがて、奥まで辿り着き、自分のモノが全てシャオの中に飲み込まれた喜びに太助は打ち震えていた。
「おぉ・・・気持ち・・・いい・・・・・シャオ・・・」
「あっ・・・んぅ・・・・・た、太助様!」
 太助はシャオの中をゆっくりと動き始めた。少し腰を前後させただけで、太助は果ててしまいそうになった。熱く柔らかい襞を掻き分け、太助は何度も突き込んでいく。シャオの中は蜜で溢れかえり、太助が突き込むのには抵抗がなかった。自分がどんなに激しく動いても、問題なく受け入れてくれるように太助は感じた。太助が徐々に突き込む速度を上げていくと、じゅにゅ!ジュプッ!っと、淫音が聞こえ始めた。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・シャオ・・・・いぃ・・・・・凄く・・・気持ち良い」
「あ、あ、んぁ・・・・た、太助・・・様・・・・・わたし・・・も・・・・」
 太助は腰の辺りから昇ってくり快感に、我を失いそうになっていた。そして、自分の下でシャオがシーツを握りしめながら、喜びの声を上げる姿を見ていると、今までにない喜悦の感情が沸き上がってきた。太助はその感情に後押しされるかのように、さらに激しくシャオの中に突き込んでいく。
「んぁあぁ・・・った、太助様・・・・・このままの・・・格好・・・・いゃ・・・んぅあぁぁ・・・」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・シャオ!」
 太助は、自分のモノを一度シャオの中から引き抜いた。そして、素早くシャオを仰向けにすると、再び蜜壺に突き込み中を味わい始めた。シャオと向かい合いの体位になると、太助はシャオの胸に手を伸ばしむしゃぶるかのように吸い付いた。そして、シャオも太助の背に腕を伸ばすと、力一杯抱きついてきた。
「んぁあぁぁ・・・あっ・・・はぅうぁぁ・・・・太助様・・・・・」
 シャオは目の前に現れた太助に抱きついていた。そして、自分の中に熱い固まりが潜り込み、その剛直が躰の奥で暴れ回る感覚に光芒としていた。やがて、躰の中で熱い剛直が暴れるたびに、どこかに吹き飛ばされそうな浮遊感にシャオは襲われ始めた。その感覚に多少の不安を覚えたシャオは、全身を使って太助に抱きつき始めた。両腕で強く抱きつき、両足を太助の腰に絡めると、その感覚を紛らわそうとするかのように強く太助に抱きついた。
「あ、あ、あ・・・た、太助様・・・もぅ・・・んぅあぁ・・・あぁあああぁぁぁ!」
「ふぅ、ふぅ・・・ぐぉあぉぉ・・・・・シャ、シャオ!」
 太助はシャオの強く抱きつかれ、自分のモノが蜜壺の奥に潜り込んだまま動けなくなった。そして、シャオが鋭く大きな嬌声を上げると同時に、自分のモノが強く締め付けられた。その瞬間、太助のモノはシャオの躰の奥に向かって、白濁の液が噴出した。シャオの軟らかい肉襞に包まれながら、ビュク!ビュクっと断続的に噴き出していく。
「はぁあぁぁ・・・・太助・・・様・・・・・・」
「シャオ・・・・」
 シャオも自分の体の奥で、グゥッと膨らんだかのように太助のモノが強く感じられた瞬間、目の覚めるような熱い固まりを感じた。そして、断続的に噴き出される太助の樹液を感じると、言い表しようのない気持ちで心か幸せに満たされていった。
「はぁ・・・はぁ・・・・・太助様・・・・」
「フゥ・・・フゥ・・・シャオ・・・・・」
 全てを吐き出した太助は、萎え始めた自分のモノをシャオの中から引き抜いた。太助のモノが出ていくと、シャオは寂しく感じたが、未だ躰の奥にある温かい感触に幸せを感じていた。

 しばらくして二人は身支度を整えると、寄り添いながら布団にくるまっていた。シャオは太助の腕を枕にして、胸に抱きつくようにして小さな寝息を立てていた。太助のパジャマを握りしめ、シャオは幸せそうな寝顔をしていた。太助もそんなシャオの寝姿を見ながら、幸せにひたっていた。このまま朝を迎えるわけには行かないが、もう少しだけ、このままで居ようと太助は思った・・・・・