おはようございます!


 太助が、眠い目を擦りながら階下に降りてくると、朝餉のとてもいい匂いが漂ってきた。シャオが朝ご飯を作っているんだと、思いながらキッチンを覗くと、流しの所にエプロンを身に着けたシャオが立っていた。
 太助はその姿を見たとたん、一気に目が覚めた。そして、みんなが起きてくるまでの、ほんの少しの間でいいからと、昨夜シャオにお願いしたことを思いだしていた。
 太助からは後ろ姿しか見えないが、お願いどうりエプロンしか身に着けていないようだった。食事の支度の為にシャオが動くと、髪の毛に隠れるようにお尻が揺れていた。そして、肌全体も薄紅を落としたように、ほんのりと赤く染まっているように見えた。たしかに誰も起きてこない時間とはいえ、ほとんど裸でキッチンにいることは恥ずかしいことに思える。
 喜びと感動の気持ちで一杯の太助は、しばらくシャオを見つめていたが、気を取り直して声を掛けた。
「シャ、シャオ・・・おはよう・・・・・」
「きゃっ!」
 突然掛けられた声に、シャオは呼吸が止まるかのように身を強ばらせた。しかし、声を掛けたのが太助だと分かると、ゆっくりと息を吐き出し小声で挨拶を返した。
「お、おはようございます・・・太助様、あ、あの・・・・・」
 驚きが立ち去ると、エプロン一枚で太助の前に立っているという事を改めて思い出した。そして、太助に見られていると、顔が急に熱くなり体全体も一気に赤く染まった。
 太助も、自分でお願いしたことはいえ、あまりの色っぽさに面食らっていた。エプロン自体は、シャオがいつも使っている物だったが、その下に何も身に着けていないという事が、太助の鼓動を跳ね上げていた。エプロンだけでは胸を隠しきれず、乳房が脇からはみ出しているし、後ろに回ればお尻も見える。前掛けをチョットずらせば、シャオの大事なところが薄い布にも守られず、ひっそりと息づいているはずだった。太助の興奮は、いやがうえにも高まっていった。
「あ、あの・・・太助様・・・もう着替えてきてよろしいでしょうか?」
「・・・・・えっ!シャ、シャオ、もうチョット、後少しだけ!」
 シャオの言葉に、太助はあわてた。時計を見ると、みんなが起きてくるまで、まだ時間があった。もう少しだけ、シャオのこの姿を見ていたいと太助は切実に思っていた。
 お互いに赤い顔をしながら、二人は固まって次の行動を起こせずにいた。シャオは赤い顔を押さえながら俯き、太助はボーっとシャオのことを見つめていた。
「えっと・・・あの、それでは・・・朝食の支度の続きを・・・・・・」
「・・・・・うん」
 太助は、キッチンのテーブルの席に着くと、両肘をついて締まりのない顔でシャオを眺めていた。
 シャオの動きもギクシャクとしていて、明らかに太助の視線を意識しているようだ。恥ずかしさからか、なるべく後ろ姿を太助に向けないように動いている。しかし、どうしてもお尻を向けなければならないときもあり、赤い顔を更に赤くしながら、仕度を進めている。
 しばらく眺めていると、シャオが流しの下から物を取り出すとき、太助はあるモノに気が付いた。屈み込み時、一瞬だけ目に付いたのだが太ももの内側に、微かな、細い流れの筋を見つけた。時たま、モジモジするような、内股を摺り合わせる仕草を見せていたが、太助は恥ずかしさからだと思っていた。今、見つけたモノと、先ほどからの仕草と、この二つが意味することを太助は考え始めた。その意味することがわかった時、自分の下腹の辺りを見ると、パジャマの上からもハッキリわかるほど隆起していた。
 太助は意を決すると、立ち上がってシャオに近づいていった。シャオも太助が立ち上がったことに気が付くと、仕度の手を止めて上気したような赤い顔で太助を見つめている。近づいていくと、シャオの瞳の奥に喜びの光りが走ったような気が太助には思えた。二人は真っ赤な顔をして、お互いの息がかかるほど近づいていた。
「あっ・・・・・」
 シャオを優しく抱きしめると、太助は首筋に舌を伸ばし始めた。
「んぅ・・・はぁ・・・・・」
 そして耳元で、そっとシャオに囁いた。
「シャオ・・・エプロンを捲って・・・・」
「えっ・・・・・あの・・・はぃ・・・・」
 突然の言葉にシャオは驚いたが、真摯に見つめてくる太助を見てると、いつの間にか言われたとおりに手が動いていた。シャオはギュッと目を瞑りながら、おずおずとエプロンの裾をたくし上げていった。太助はしゃがみ込むと、エプロンの陰から現れる、シャオの秘所を心待ちにしながら見上げている。現れた秘所は、たっぷりと湿り気を帯びていた。秘裂から溢れ出た、流れの筋は太ももの内側を通り、膝裏まで達しいていた。
「シャオ・・・溢れ出てるよ・・・」
「た、太助様・・・わ、わたし・・・・・あぁっ・・・・・」
 太助が秘裂に指を伸ばすと、艶のある声を漏らし始めた。そっと押し開くと、更に密が溢れ、太助の指を濡らしはじめた。襞を優しくなぞりながら、指を動かしつつけると、幾筋もの流れが現れ、内ももを転がりはじめた。
「凄いよ、シャオ・・・沢山、溢れてくるよ・・・・・」
「んぁあぁ・・・い・・・やぁ・・・・うぅはぁぁ・・・・」
 声をかけている間も太助の指は止まらず、シャオの秘裂を刺激し続けた。蜜は止まることを知らず、太助の手はすっかり濡れていた。太助の指が動くたびにシャオの体は震え、押し殺した声が漏れ続けている。
「シャオ、足を開いて・・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・は、はい・・・・」
 シャオが肩幅より少し広めに開くと、太助は零れ落ちる雫を受け止めるかのように、口を開きながら吸い付いた。そして、唇で刺激を与えながら、舌を蜜壺の中に潜らせ、蜜を掻き出すかのように動かしはじめた。
「ひゃっ・・・くぅぅ・・・あはぁっ・・・んぅぁぁぁ・・・・・」
 指での刺激でも、体の力が抜けそうな感じ方だったのに、舌が潜り込んでの刺激には、シャオは完全に翻弄されていた。太助の舌が動くたびに、体を支えることも難しくなり、太助の頭にしがみつくような格好で、何とか立っていた。
「た・・・すけ様・・・・・わたし・・・・・たって・・・・」
 シャオの体から力が抜けると、崩れそうになるのを太助が慌てて受け止めた。抱きとめたシャオを、床に寝かせると太助は顔をのぞき込んだ。
「シャオ、大丈夫か」
「はぁ・・・はぁ・・・すみません・・・立っていられなくて・・・・・」
「ごめん、俺も夢中になちゃって・・・・・」
 シャオの脇に座り込んで、太助は頭をかく仕草をしながら謝っていた。
「そろそろ誰か起きてくるかもしれないし・・・・・」
 太助が、終わりにすることを伝えようとすると、シャオが太助の股間を見つめていた。
「でも・・・まだ、太助様が・・・・・」
「あ・・・いや、シャオはイッちゃったみたいだし・・・・・」
「あの・・・私も・・・まだ・・・・・立っていられなくなってしまって・・・・・だから・・・その・・・・・」
 シャオは、恥ずかしそうに太助を見上げている。太助も見つめ返しながら、謝った。
「ごめん、俺も・・・我慢したくない」
「太助様・・・・・」
 シャオと太助は、舌を絡ませ合いながら、貪るように唇を合わせはじめた。そして、名残惜しそうに離れると、太助はシャオの膝の間に移動した。そして、パジャマを下ろすと、窮屈なところから解放された喜びに打ち震える、男根が現れた。太助はシャオに覆い被さると、蜜壺の入り口の辺りを男根で探りはじめ、やがて狙いを定めた。
「はぁ、はぁ・・・シャオ、行くよ・・・・・」
「んぅ・・・太助様・・・はい・・・・・」
 太助は、ゆっくりと腰を進めていく。今までの愛撫ですっかり濡れている蜜壺は、まわりの襞を巻き込みながら潜り込んでいく太助の男根を、抵抗なく迎入れた。
「あ、あぁぁ・・・た、太助様・・・・・」
「く、うぅぅ・・・・・シャ、シャオ!」
 シャオの肉壺は熱く滾っていて、太助は自分のモノが溶けてしまう錯覚に陥った。ゆっくりと腰を動かしはじめると、太助の男根にシャオの肉襞が絡み付き、太助を容赦なく扱いていた。動かすたびに、狂おしいほどの気持ちよさに襲われていた。
「シャ・・・オ・・・いい・・・気持ちいい・・・よ・・・くっ・・・・」
「はぁぁ・・・あ、あ、あ・・・わ・・・たし・・・・も・・・・・」
 クチュッ、ジュッ、チュッ、グジュッ・・・・・
 囀りさえ聞こえそうな、静かな朝に七梨家のキッチンでは、二人の絡み合う音が、静かに響いていた。
 太助の男根は、はち切れんばかりに膨れあがり、蜜にまみれながらシャオの肉壺に出入りしていた。やがて、そのペースも速くなり、卑猥な音を立てながら激しく出入りし、更にその速度を上げていった。
「シャオ・・・俺・・・もう・・・・・」
「んぁ・・・あ・・・た、太助様・・・わたし・・・も・・・・はぅんぁぁ・・・・・」
 シャオは太助に手を伸ばすと、背中に腕を回し、きつく抱き寄せた。太助も抱き寄せられるまま、最後の足掻きを奥深くまで繰り返している。奥まで潜り込ませたとたん、太助の男根は弾けた。限界まで膨れあがった太助のモノは、ヒク、ヒクッと痙攣を起こすと、今まで溜め込んでいた樹液を子宮の入り口に向かって解放した。
「シャオ!」
「たす・・・け様・・・あ、あ・・・あ、あぁぁぁぁ・・・・・」
 体の奥に現れた、熱い奔流に反応するかのように、シャオの体は跳ね上がり、そして太助の白濁の液を受け入れた。太助のモノは、何度も痙攣を繰り返しながら、全てを流し込むかのように、奥に向かって溢れ出ていく。
「はぁ・・・はぁ・・・シャオ・・・大丈夫かい・・・・・」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・は、はい・・・太助様・・・・・・・」
 荒い呼吸を繰り返しながら、二人は行為の余韻に浸っていた。呼吸も落ち着き、肌寒さを感じるようになった頃、太助は体を起こした。
「あっ・・・あぁ・・・・・」
「・・・・・シャオ?」
 太助が体を起こすと、シャオが切なそうな声を挙げた。
「今・・・太助様のモノが・・・・・抜け出ていって・・・その・・・・・」
「気持ちよかった・・・・と?」
「・・・・・はい」
 太助はシャオを抱き寄せると、軽く口づけをした。そして耳元に口を寄せると。
「続きは、今晩・・・・・」
「・・・・・はいっ!」
 立ち上がると太助はパジャマを履き直した。そして、時計を見ると危うい時間になっていることに気が付いた。
「シャオ、急いで着替えないとやばいかも・・・シャオ?」
 見ると、シャオは未だに立ち上がれず、座り込んだままでいた。
「シャオ・・・大丈夫?」
「あ・・・はい、ちょっとまだ力が入らないみたいです・・・・・」
 シャオは、赤い顔をして俯いていた。太助はシャオの脇にしゃがみ込むと、横抱きにシャオを抱え上げた。
「ごめん、シャオ・・・後先考えずで・・・・・」
「そんな・・・わたしだって・・・・・その・・・・・・」
「・・・・・とにかく、部屋までつれいくよ」
「あ、ありがとうございます・・・・・」
 太助はシャオの部屋まで、優しく抱き上げていった。

 シャオの着替えを準備して、シャオも何とか立ち上がれるようになったので、太助はシャオの部屋から出てきた。
「ふぅ・・・・・」
「何を朝からため息なんてついてるんだ、太助?」
「!?・・・・な、那奈ねぇ!」
 振り向くと那奈が廊下に立っていた。しかも、シャオの部屋から出てくるところも見られたらしい。顔を見るとよからぬ事も考えているらしい。
「ふ〜ん・・・・・朝からか・・・・・」
「ち、ちがう・・・その・・・シャ、シャオが醤油こぼして・・・・・ふ、服が汚れて・・・・・そ、それで・・・・・」
 那奈は、太助の動揺を面白がっているようだった。クスクスと笑い出すと太助の背中を叩いた。
「わ〜た、わかったって、しかし台所から、シャオの部屋までなのになぁ・・・大したナイトぶりだよ、あはははは」
「いや・・・その・・・・・」
「だけどな・・・太助!」
 先ほどまでの、馬鹿笑いから一転して、那奈はまじめな顔で太助に迫った。
「太助!ガキの頃にトイレに立ったら、よくチ○コ振ってからしまえって、口をすっぱくして言ったろ!未だに振らないのか、お前は〜!」
 太助は慌てて、パジャマのズボンを見た。ズボンの股間の部分が、小さな染みを作っていた。先ほどのシャオとの行為後、拭かずに仕舞ったため出来た染みだった。だが、それを口に出すわけにはいかなかった。
「この小便たれがぁ〜!」
 那奈の手が拳を作ると、太助のこめかみを両側から締め上げた。
「いた、いたた、痛いよ那奈ねぇ!」
「痛くしてんのが、わからんのかぁ〜!」
 しばらく騒いでると、シャオの部屋のドアが開いた。
「どうしたんですか、那奈さん」
「シャオ!これ見てみな」
 那奈は、拳で締め上げたまま、太助をシャオの方に向けた。最初はわからなかったが、太助の股間部分に染みが出来ていることに気が付いた。先ほどまでのことを思い出し、シャオは顔を赤くして俯いてしまった。那奈は、シャオが赤くなったので、更に囃し立てはじめた。しかし、那奈はシャオが違う意味で赤くなっている事には、気が付かなかった。
「あははは、太助の小便たれ〜!」
「や、やめろ〜!」
 七梨家は、朝も早い時間なのに、非常に賑やかであった。