湯煙り慕情(笑)
後編



 那奈達の去った後、太助達と紀柳は湯船の縁に移っていた。
 気を失っているシャオを、横に寝かせていた。
 湯手をシャオの体に掛けてあったが、ほとんど覆ってなかったので気休めだった。
 すぐ脇で太助と赤い顔をした紀柳が湯船に浸かっていた。
 気まずいためか、二人とも黙り込んでいた。
 しばらく沈黙が続いていたが、紀柳の方から話しかけてきた。
「あ・・・主殿は・・・いつもシャオ殿と・・・・その・・・・」
「えっ・・・あははは・・・・・」
 太助もばれているのだから、気にしなくてもと思いつつ、正面切って聞かれるとしどろもどろになった。
「そうか・・・」
 紀柳は呟きながら、先ほどの寂しさが胸の中をよぎった。
 その思いが胸の中に溢れ出口を求めて沸き上がったとき、自然と口から言葉が溢れ出た。
「主殿・・・・・わ、わたしが求めたら、困るだろうか・・・・・」
「えっ!」
 紀柳は太助の方に向き直ると、ゆっくりと体を寄せてきた。
 太助は突然のことに戸惑いを顕わにした。
 紀柳が自分を・・・
 柔らかい紀柳の体が触れてくると、自然と紀柳の方に手が伸びた。
 ゆっくりと抱きしめると、紀柳は潤んだ瞳をそっと閉じて、体から力を抜いた。
 太助は紀柳の顔を優しく引き寄せ、自分の唇をそっと重ねた。
 舌を伸ばし、紀柳の唇をなぞると、戸惑いながら唇が開いた。
「んっ・・・うぅぅ・・・・」
 隙間から潜り込み舌を絡め取ると、紀柳は唇を強く押しつけて積極的に求めて来た。
 二人の舌が激しく絡まり合い、チュッ、クチュッ、と卑猥な音が響き始めた。
 太助は紀柳の胸に手を伸ばすと、下から持ち上げるように揉み始めた。
 唇を求め合いながら、太助は夢中になって胸の上で手を動かしていた。
「んうぅぅ・・・・・ぅぅぅぅ・・・・」
 唇を塞がれているため、紀柳はくぐもった声を漏らしていた。
 いったん唇をはなし、息を付くように二人は見つめ合った。
 そして、再び唇を寄せて重ねようとしたとき、唐突に声がかかった。
「ふ〜ん、シャオが寝てる間は、紀柳がお相手なんだ」
 太助があわてて振り向くと、シャオの側に翔子が立っていた。
 風呂場だから裸なのは当たり前だが、手ぬぐいを肩に引っかけ、太助を見下ろすように堂々と立っていた。
「や、山野辺・・・・」
 太助は呆然と翔子を見つめていたが、裸で立っている翔子から視線を逸らした。
 下から見上げる位置だったので、翔子の秘所までが微かに覗けた。
 太助と紀柳は、翔子に見つかった動揺からか、体を寄せ合ったままの体勢でいることを忘れて固まっていた。
 翔子は、太助から視線をはずすと、シャオの顔をのぞき込むように膝をついた。
 そして、横になっているシャオに顔を近づけると、そっと唇を触れ合わせた。
「なっ!・・・・・」
 思わず太助が声を上げると、翔子は太助に向かって言った。
「お前は、紀柳といちゃついてればいいの」
 翔子は妖しく微笑みながら言うと、シャオの体に寄り添った。
 赤い翔子の舌が、シャオ唇をなぞりながら首筋に向かってゆっくりと降りていった。
 白く柔らかい丘陵に舌が到達すると、下からゆっくりと頂上の突起を目指して登っていった。
 そして頂の突起を口に含んだとき、シャオから声が上がった。
「んうぅ・・・・あぁ・・・・」
 まだ、起きてはいないが体が反応し始めているようだった。
 翔子は、乳首を口に含みながら、シャオの秘裂に手を伸ばし指でゆっくりと触れ始めた。
 太助と紀柳は目の前で始まった、シャオと翔子の絡み合いに見入っていた。
 翔子はシャオの乳首を舌で転がし、指を小刻みに動かしながら蜜壷に潜り込み始めた。
 指先に触れる何かに気が付くと、翔子はピタッと動きを止めた。
「ん?・・・・・」
 翔子は、シャオの蜜壺に違和感を覚え、指を引き抜くと目の前に持ってきた。
 指先には、先ほど太助がシャオの中に放った白いものが絡みついていた。
 翔子は、検分するように見ていたが、やがて口に含んだ。
「にが・・・・・」
 翔子は太助に向き直ると、にやけながら視線を合わせてきた。
「ふ〜ん、シャオとは一戦終了済みってことかなぁ」
 太助は翔子の言葉に真っ赤になって、身を縮めた。
 翔子はシャオの下半身に移り、太腿の間に移動した。
 そこは軽く口を閉じていたが、太助の蜜壺の奥に放ったものが溢れ出て来ていた。
「ふ〜ん、たっぷり出したようだね」
 翔子は太助と視線を合わせると、微笑みを投げかけてからシャオの秘裂に舌を伸ばした。
 秘裂の周りをなぞるように、翔子は舌ですくい取り始めた。
「あぁ・・・はぁぁ・・・た、太助様・・・・」
 シャオも気が付いたが、まだ状況が掴めてなく、再び現れた快感に襲われて太助の名を呼んでいた。
「ふぅぁ・・・あぁ・・・・んぅあっ・・・・・」
 回りに溢れ出たものを、翔子はすっかり舐め挙げた。
 そして翔子の舌が狙いを定めると、シャオの密壺の中に潜り込んでいった。
 シャオは中で動き回る舌の感触に、甘い声を断続的に漏らし始めた。
「あぁ・・・んぅぁぁ・・・っん・・」
 そして、翔子は太助の放ったものを掻き出すように舌を動かすと、溢れ出てきたものをゆっくりと咽の奥へと流し込んでいった。
 多少、満足した様子の翔子は蜜壷の入り口に指を這わし、いまだ溢れ出てくるものに絡ませて声をかけた。
「シャオ・・・・・七梨に、こんなにも注がれて、気持ち良かったでしょう」
「あぁ・・・・うぅんぁぁ・・・・えっ、しょ、翔子さん・・・・・っん・・・・」
 翔子は、シャオが気が付いても、秘裂から離れることはなかった。
 再び舌を伸ばすと、また蜜壷の中に潜り始めた。
「やぁ・・・あぁぁぁ・・しょ、翔子さん・・んぅぁぁ・・・・」
 シャオは戸惑いながらも、翔子の舌が動くたびに現れる、快楽に流されていった。
 そんな二人を太助は、食い入るように見つめていた。
 ピチャ・・・ピチャ・・・と淫猥な音が響く中、太助は絡み合うシャオと翔子の姿に興奮していた。
 そして気が付くと、紀柳を腕の中に抱えていた。
 紀柳は全身を桜色に染めて、すこし体を固くさせながらも太助の腕の中から翔子達を見つめていた。
「紀柳・・・・」
 太助が声をかけると、潤んだ瞳の紀柳が見つめてきた。
「あ・・・主殿・・・・」
 紀柳を見つめていた太助だったが、やがてむしゃぶりつくように唇を重ねた。
「んぅっ・・・うぅぅんぅぅぅ・・・はぁ、はぁ、はぁ、主殿・・・・強引だな」
 そして、目の前にある紀柳の大きな胸に手を伸ばした。
 手から溢れ、思い通りに形を変える柔らかい胸に、太助は興奮を覚え更に夢中になっていた。
「んくっ・・・・あぁぁ・・・いっ・・・あ、主殿・・・もう少し・・・や、やさし・・・・んぁぁぁ・・・・」
 太助は胸に吸い付き、軽く歯を立てたりしながら紀柳の官能をあおった。
 紀柳も、太助のものに手を伸ばすと、ゆっくりと動かし始めた。
 紀柳の胸に夢中になっていた太助は、自分のものがすっかり復活しているのを確認した。
「紀柳・・・そっちに手を着いて・・・・」
「主殿・・・・・」
 太助は紀柳を促すと、シャオと翔子の絡み合っている湯船の縁に、手を付かせた。
 そして、腰を上げさせると湯船の中から紀柳の秘所が現れ、太助の目に飛び込んできた。
「紀柳・・・綺麗だよ・・・・」
「主殿・・・・・い、言わないで・・・くれ・・・・・」
 紀柳はそう言うと、恥ずかしさのあまり顔を突っ伏してしまった。
 太助は顔を近づけると、マジマジと観察した。
 シャオとの違いはよく分からなかったが、秘裂はしっかり閉じていて、何者もの進入を拒んでいるかのようだった。
 太助はゆっくりと秘裂に舌を伸ばした。
「ひゃんっ!」
 舌が触れると、紀柳は軽い悲鳴を上げた。
 太助は、紀柳の声に構うことなく、舌を動かし続けた。
 秘裂の閉じた溝に沿って、動かしていく。
「んぅ・・・・ふぅあぁぁ・・・・」
 舌を動かし続けていると、紀柳の鼻にかかった声が漏れだした。
 しっかり閉じていた秘裂も、堅さが取れてきたようだった。
 そして、秘裂が軽く口を開いてきたのに合わせて、太助は舌を潜り込ませ始めた。
「ん・・・んぅあぁ・・・・あ、主殿・・・・」
 紀柳の蜜壺に潜り、舌の先に粘り気のある蜜が感じられた。
 更に蜜を引き出すように、太助は紀柳の中で舌を動かし始めた。
「んぁぁ・・・・はぁぅあぁ・・・・・」
 紀柳の声を聞きながら、太助は執拗に舌を潜らせ動かし続けた。
 太助の舌に感じ始めたのか、紀柳の秘壺の奥から密が溢れだし始めた。
 十分に潤んできた秘裂から名残惜しそうに離れると、太助は湯船から立ち上がると紀柳に声をかけた。
「紀柳・・・いくよ」
「はぁ、はぁ、はぁ、・・・・主殿・・・・」
 紀柳は、改めて太助の方にお尻を向けると、期待と少しの不安が入り混じり合った気持ちで待ちかまえていた。
 太助は自分に向かって突き出されたお尻に手を添えると、紀柳の秘裂を確かめるようにゆっくりと腰を進めた。
 秘裂が一杯に広がり、柔肉を掻き分けて太助自身は奥に進んだ。
「んあぁぁぁぁ・・・・・・ぁぁぁ・・・・・」
「おぉぉ・・・・き、紀柳、気持ちいいよ・・・・」
 紀柳の中はとても柔らかく、気を抜くとこのまま果ててしまう気がした。
 気を落ち着けようと、紀柳の最奥に留まると太助は視線を上げた。
「こ、こんな・・・・あぁぁぁ・・・うぅぁぁ・・・・しょ、翔子さん・・・・・」
「はぁぁぁ・・・んはぁ・・・・シャオ・・・・・」
 シャオの秘所から離れた翔子は、シャオの片足を掲げ持つと自分の秘裂と、シャオの秘裂を摺り合わせてていた。
 二人の秘裂が擦り合わさるたびに、クチュッ、ニチャと淫音が太助の耳に聞こえてきた。
 シャオは、襲い来る快感の波から逃れるように、体をよじって逃れようとしていた。
 しかし、その動きが更なる快楽の波を引き寄せ、シャオと翔子の二人を更なる高みに押し上げていった。
「ぁ・・・ぅぁぁ・・・ぁぅぅぁぁぁ・・・・・」
 太助は二人が絡み合う姿に見入っていたが、微かな紀柳の声が耳に入ってきた。
 そして気が付くと、いつの間にか紀柳の中で太助は動いていた。
 小さく、ゆっくりと腰を揺らして、太助のものが紀柳の蜜壷を味わっていた。
 その刺激が紀柳に声を出させていたらしい。
 太助の腰の動きに合わせて、紀柳は押し殺すように、秘やかな声を挙げ続けていた。
 紀柳に覆い被さるように体を寄せると、太助は一回だけ激しく突いた。
「んくっ!・・・あぁぁんぅぅぅ・・・・・」
 そのまま、紀柳の耳元に口を寄せると、太助はそっと囁いた。
「紀柳・・・・我慢しなくていいよ・・・・」
 そう、声をかけた太助は、腰を大きくゆっくりと動かし始めた。
「あぁぁ・・・あ・・・主・・・殿・・・あああっ!」
 紀柳より先にイッてしまわないよう気を付けながら、太助は改めて腰を大きく動かし始めた。
 そして、紀柳の蜜壷に包み込まれる感触に、太助は夢中になりはじめていた。
 太助が突き込むたびに、紀柳の中に留まりきれない蜜が、クチュ、と卑猥な音を立てながら出口を求めて、二人のつながる隙間から溢れ出てきた。
「あ、あ、あぁぁ・・・・はぁあぁ・・あ・・・主殿、主ど・・・の・・・ふぅあぁぁ・・・・」
 突き上げを速めると、紀柳は体を支えきれず、シャオの上に崩れ落ちた。
「んぅあぁぁ・・・・き、紀柳・・・さん・・・」
「シャ・・・シャオ・・・あん・・・殿・・・・んくぁぁぁ・・・・・」
 二人は互いに呼び合うと、唇を寄せて激しく舌を絡め始めた。
 唇を離しても、舌は触れ合ったまま、そして唇はまた近づいていく。
「ん・・・はぁぁ・・・・・紀柳さん・・・・」
「んぅぅあぁぁ・・・・はぁ、はぁ・・・・シャオ殿・・・っくぅぁぁ・・・・」
 二人は、更なる快楽を求めるように、互いの乳房に手を伸ばした。
 優しく愛撫しながら、紀柳は堅く隆起したシャオの乳首を軽くつまんでみた。
 それに併せて、シャオの体が大きく跳ねた。
「くぅあぁぁ・・・・あっぁぁ・・・・・」
 シャオもお返しとばかりに、紀柳につまみ返した。
「ふぁぁ・・・くぅ・・・・」
 シャオが摘んだ瞬間、紀柳の蜜壷はキュッと収縮して、太助を驚かせた。
 紀柳の締め付けに、太助は目眩を覚えた。
 太助は、弾けそうになるのを堪えて、改めてゆっくりと紀柳の蜜壷を味わう為に動き始めた。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ・・・シャ、シャオ・・・も、もっと紀柳にしてあげて・・・くれ・・・・」
「んぁぁ・・・はぁぁん・・・は、はい・・・太助様・・・・あぁぁ・・・・」
 シャオはもうすぐ達するのか、時たま思い出したかのように、紀柳の胸を愛撫していた。
 そして、時たま乳首を摘むたび、紀柳の蜜壷は収縮して太助自身を締め上げた。
 襲い来る気持ちよさに、太助は喜びに身を震わせていた。
 しかし、太助はこの快楽に耐えられそうもなくなり、あらためて紀柳の腰に手を添えると、最後に向かって激しく突き上げ始めた。
「あ!あ!あ!っつぁぁ・・・あ、主殿・・・んくっ・・・あぁんぅぅ・・・・・」
 荒々しく太助に蜜壷の中で暴れられ始めた紀柳は、頭の中が白く意識がぼやけ始めた。
 翔子も、全身を桜色に染めて、更に強くシャオの秘裂に押しつけ始めた。
 触れ合う襞の感触に翻弄され、際限なく訪れる快感に上り詰めようとしていた。
 翔子の体が小刻みに震え始めると、シャオに伝染するかのように、二人は達した。
「シャ、シャオ・・・はぁあああぁぁぁ・・・・・」
「しょ・・・翔子さ・・・ふっぅぅぁあぁあぁぁぁ・・・・」
 太助も腰に熱い固まりがせり上がり、突き上げていた強張りを紀柳の蜜壷の奥深い所に押し込むと、堰を切るように太助の欲望が溢れ出た。
「あ・・・主殿・・・・うぅんあぁぁぁぁ・・・・・」
 紀柳は、突然体の奥に現れた熱いものに驚いたが、太助の放ったものだと思うと、心が満たされるのを感じながら意識は弾けていった。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」
 太助は紀柳に覆い被さり、蜜壷に精を放ったときの姿勢で、呼吸を整えていた。
 やがて、力を失い始めた太助のものは、ヌルッと言う感じで、紀柳の蜜壷から押し出された。
 紀柳の秘裂をみると、白いものが染み出すように溢れ出てきていた。
 太助は、脱力するように紀柳の脇に仰向けに横たわった。
 呼吸は荒かったが、心地よい疲労を体に感じながら、先程まで包まれていた紀柳の中を思い返していた。
 幸せにひたっていると突然、暖かいものに下半身が包み込まれる感じに太助は驚いた。
 慌てて見ると、翔子が萎えた太助のものを口に含んでいた。
「や、山野辺・・・連続は無理だよ・・・・・」
 太助の声に翔子は、萎えたものを口に含んだまま微笑んだ。
 翔子は強く吸い上げたり、含んだまま舌で刺激を与えたりしたが、太助のものは力無く項垂れていた。
 やがて、諦めたように口から解放すると、翔子は軽く睨みながら太助に声をかけた。
「七梨・・・・情けないぞ・・・・・」
「そんな・・・・・」
 太助は情けない声を挙げた。
 たしかに翔子の口の中は暖かく気持ち良いし、それに含んでくれること自体、嬉しかった。
 しかし、精を放ったばかりの太助のものは、意志に反してピクリともしなかった。
 翔子も諦めきれないのか、頭を完全に太助の太腿に預けて、チロチロと舌を伸ばして舐め続けていた。
 太助は太股に触れる翔子の髪と、舌の感触に言い表せない嬉しさが胸に込み上げてきた。
 視線を脇に移すと、体を預けてきている翔子の、白いお尻が目に入ってきた。
 すぐ近くで、時たま揺れる白いお尻に、太助は吸い込まれるように見とれていた。
 揺れる翔子のお尻は、『いいよ・・・触って・・・』と誘っているように太助に見えた。
 太助は手を伸ばして触れてみた。
「んっ!・・・・・」
 手が触れた瞬間、翔子の体はピクッと反応すると、多少緊張するように動きを止めた。
 太助が軽く触れるように手を動かし続けると、翔子は緊張を解いて丁寧に太助のものを舐め始めた。
 乳房のように柔らかくはなかったが、お尻に触れているという事が、太助を興奮させた。
「うふふ・・・七梨・・・・私のお尻は魅力的?」
 そう、声を掛ける翔子の目の前で、太助ものは少しずつ起き上がり始めた。
 そして翔子は太助のものを再びくわえ込むと、愛おしむようにしゃぶり始めた。
 太助も、翔子の秘壷の入り口に指を伸ばすと、ゆっくりと官能を引き出すように動かし始めた。
「んぅ・・・・むぁ・・・・・」
 翔子は太助のものを口に含んでいる為、くぐもった声が漏れた。
 復活し始めた太助のものは、翔子の口に出入りしながら力強さを増していった。
 ジュルッ、ヂュルッと響き始めた音を耳にして、太助は翔子の腰を抱き寄せようとした。
 翔子は太助の意図を理解すると、太助の顔をまたいで目の前に秘所を晒した。
 太助の目の前に晒された秘所は、すっかり濡れて蜜が溢れかえっていた。
 指で秘裂を優しく押し開くと、中に溢れんばかりに溜まっていた蜜が滴り落ちてきた。
「山野辺・・・・・こんなにしちゃって、そんなに期待してた?」
「七梨・・・・言い方がオヤジみたいで、やらしいぞ・・・・・」
「でも、こんなに・・・・むぉっ!」
 翔子は腰を下げると、蜜の溢れる秘裂で、太助の口を塞いだ。
 強く押しつけながら、赤い顔で独り言のように呟いた。
「そんな事・・・言うなよ・・・・・」
 涎液で塗れ光っている太助のものを、翔子は手で何度か擦り上げると、再び口に含んでしごき始めた。
「ふおぉぉ・・・・」
 太助は再び包み込まれる暖かさに声を挙げると、押しつけられている秘裂に向かって舌を伸ばし始めた。
 太助は、押しつけられた秘裂を確認するように、舌を動かし始めた。
 そして、隠れていた入り口を見つけると、力を込めて舌を潜り込ませていった。
「あぁぁ・・・・あ、あんまり奥に・・・・んぅはぁぁぁ・・・・」
 翔子の声を聞きながら太助は舌を動かし、味わうかのように堪能していた。
 奥から現れる蜜を吸い上げながら、蜜壷の柔肉をまさに舌で味わっていた。
 すっかり復活した、翔子の口に含まれているのもでも味わいたいと、太助は切実に思った。
「や、山野辺・・・・俺・・・・」
「だ〜め・・・・もうちょっとだけ・・・・・」
 そんな言葉を返しながら、翔子は自分の涎液にまみれた太助のものをゆっくりと上下させ握り締めていた。
「すごい・・・・こんなに脈打ってる・・・・・よっぽど中に入りたいんだ」
「や、山野辺・・・・・」
 太助は情けない声を挙げながら、翔子の手が動くたびに襲い来る快楽に耐えていた。
「翔子殿・・・・・」
「翔子さん・・・一人で・・・・ずるいです・・・・」
 二人は気が付いたらしく、翔子に不満の声を掛けた。
「えっ・・・・」
 驚いた翔子が反応しない内に、二人は太助から素早く引き離した。
「ちょ、ちょっと、シャオ、紀柳・・・・私まだ・・・・んぅぅ」
 翔子は抗議の声を挙げようとしたが、紀柳の唇で塞がれ、くぐもった声が漏れるだけだった。
 シャオも翔子の胸に吸い付き、すっかり隆起していた乳首を吸い上げていた。
「あぁぁ・・・・んぅぁ・・・くぅふぁ・・・・」
 太助と絡んでいたせいか、翔子の体の反応は早く、たちまち声が漏れだしていた。
 紀柳もシャオと反対側の胸に、舌を伸ばして愛撫し始めた。
 突起を舌で軽く転がしながら、時々舌で押しつぶすように紀柳は愛撫していた。
 やがて、二人は同時に翔子の秘所に向かって手を伸ばし始めた。
「ひゃあぁぁぁ・・・・ふぅぁ・・・あ、あぁくぅぅふぁぁぁ・・・・・」
 二人の指が秘裂に触れて動き始めると、翔子はひときわ大きな声を上げ始めた。
 太助の舌が先程まで潜り込んでいた秘壷は、蜜が溢れ出しすっかり濡れていた。
 溢れ出た蜜にまみれた二人の指は、翔子の敏感な襞を優しく撫で上げて、更なる高みに押し上げていった。
 やがてシャオは秘裂の上に位置する、小さな力強い突起を見つけた。
 シャオは蜜に濡れた指で、優しくそっと触れてみた。
「ひっぅぁぁぁ・・・・・そ、そこは・・・だめ・・・くっ・・・んぅあぁぁぁ・・・・・」
 シャオの指が触れるたびに、翔子の体は震え、そして大きな嬌声が響き渡った。
 その下では、紀柳の指が翔子の蜜壷に潜り込んでいた。
 秘裂の回りを優しく愛撫しながら、指は中の柔肉を擦り上げていた。
 紀柳が指を小刻みに振動させると、キュッ、キュッと翔子の蜜壷は指を締め上げてきた。
「あぁぁくぅぅぅ・・・も、もう・・・だめ・・・・・」
 翔子の声を聞くと、二人は最後に向けて更に激しく指を動かし始めた。
 紀柳とシャオによって、翔子は今までにない高見に押し上げられた。
「あ、あ、あ・・・・ふあぁぁああぁぁぁ・・・・・」
 翔子は、強く体を緊張させると、紀柳の指をきつく締め付けながら、イッた。
 荒い呼吸を繰り返しながら、翔子が横たわっている。
 シャオは、翔子から体を起こすと、紀柳に話しかけた。
「翔子さんて・・・・すごいですね・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
 紀柳は赤く上気した顔で頷いていた。

 太助はその様子を、動けずにただ見つめていた。
 翔子とシャオ、そして紀柳が絡み合う姿に見とれていた。
 シャオと紀柳の指が動くたびに、翔子の体が震えて、身をよじる姿が目に焼き付いていた。
 やがて、翔子のイク瞬間を目のあたりにすると、下半身が熱く震えるのを感じた。
 太助は、自然と三人に近寄っていった。
 太助の気配に気が付いたシャオと紀柳は、太助の下半身が大きく隆起しているのを見て、改めて顔を赤くした。
 二人は、まだ荒い呼吸を繰り返す翔子の足を広げると、太助の目の前に秘所をさらけ出した。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・も、もう・・・少し・・・・・まって・・・・」
 翔子の声は太助の耳に届いていたが、秘裂に吸い寄せられるように太助は顔を近づけていった。
 目の前で見る翔子の秘裂は、すっかり蜜にまみれて時々ヒクついていた。
「すごいよ・・・・山野辺・・・・・」
「はぁ、はぁ・・・あ、あんま見ん・・・なぁ・・・・・」
 太助は挨拶でもするかのように、翔子の秘壷の入り口に軽くキスをした。
「っん・・・あぁ・・・し、七梨・・・・・」
 改めて秘裂を見ると、喜びの涙を流してるようにも太助には見えた。
 翔子の上に体を重ねると、太助は翔子を見つめた。
 赤く上気した顔を向けて、翔子は潤んだ瞳で見つめてきた。
「し、七梨・・・・もう少し・・・まっ・・・んぅうぅぅぅ・・・・」
 太助は言葉の途中で唇を重ねた。
 翔子は言葉とは裏腹に、積極的に求めて来た。
 お互いに舌を絡めて、二人は激しく吸い合った。
 唇を離し、二人は見つめ合いながら呼吸を整えた。
「山野辺・・・入れるよ・・・・・」
 太助は翔子の返事を待たず、ゆっくりと腰を沈めていった。
 翔子の柔肉を割り裂き、締め付けに抵抗しながら太助のものは奥に進んでいった。
「まっ・・・・んぅ・・・ぁあぁぁあぁぁ・・・・・」
「ぐぅっ・・・おぉぉぉ・・・・・」
 翔子の中は、先程の余韻のせいか熱く渦巻いていた。
 熱く絡みつく柔肉が、太助自身を締め付けていた。
 アッという間に弾けそうになるのを、太助は全身に力を込めて耐えた。
 そして落ち着き始めると、ゆっくりと気持ちよさに震える腰を動かし始めた。
「あっ・・・ふぁ・・・あぁぁ・・・・し、七梨ぃ・・・・・」
 声を上げると、翔子は太助の背中に腕を回して、強く抱きついてきた。
 太助が腰を動かすたびに、翔子の柔肉はキュッ、キュッと収縮して太助のものを締め上げた。
 動かすたびに締め上げられ、太助の意識はとろけ始めた。
 気が付くと、太助はまるでラストスパートのように、翔子の中に潜らせ激しく突き上げ始めていた。
 そして、うわ言のように太助は呟いていた。
「や、山野辺・・・すげぇ・・・気持ち・・・いい・・・・・」
「あ!あ!あ!・・・くぅふぁあぁ・・・し、七・・・そ、そんなに激し・・・私・・・すぐに・・・っんぅくぅあぁぁぁ・・・・」
 その言葉に、まだ存分に味わいたいと思った太助は、翔子の体を抱えて体勢を入れ替えた。
 自分が横になり、翔子を上にして座らせた。
 翔子が力を抜いて腰を完全に降ろしたとき、今までにないぐらい奥に潜り込み、行き止まりの子宮の入り口を押し上げた。
「んぅあぁぁ・・・・ふ、深い・・・はぁぁぁ・・・・し、七梨・・・・気持ち・・・い・・い・・・」
「山野辺・・・・いいよ・・・」
 翔子は自分のペースで、ゆっくりと腰を動かし始めた。
 太助は自分の上で、身をよじり悶えて全身を上気させた翔子に手を伸ばそうとした。
「太助様・・・・・」
「主殿・・・・・」
 両脇からシャオと紀柳の二人に呼ばれた太助は、伸ばしかけた手で二人を抱き寄せると交互に唇を重ねた。
 シャオと唇を重ね、舌を絡ませ合い、脇から伸びてきた紀柳の舌に乗り換え絡ませると、そのまま唇を重ねた。
 太助と翔子の行為を見ていた二人は、体のうずきを押さえきれず太助に声を掛けた。
「「あの・・・・私たちも・・・・」」
 シャオと紀柳はそう太助に声を掛けると、向かい合うようにして太助に跨った。
 太助の顔をシャオが跨ぎ、紀柳はシャオと翔子に挟まれる形になった。
 太助の視線は、目の前に現れたシャオの秘裂に吸い込まれていた。
 溢れ出た蜜が、内股に沿って流れ落ち、時たまヒクッと震える秘裂は太助を誘っているようだった。
「シャオ・・・・溢れ出てるよ・・・・・」
「太助様・・・あんまり・・・んぅぅぅ・・・・・」
 シャオは紀柳に唇を塞がれ、互いに舌を絡ませ始めた。
 そして目の前にあるシャオの大きな胸に、紀柳は手を伸ばした。
 ゆっくりと揉み上げ、時々強く揉みながらシャオの反応を見ていた。
「ふぅんぅあぁぁぁ・・・・紀柳・・・さん・・・んぅぁぁ・・・・」
「シャオ殿の胸は・・・・柔らかくて気持ちいいな・・・・・あ!・・・うぅんぅぁぁぁ・・・・しょ、翔子・・・殿・・・・」
 シャオの胸に気を取られた紀柳は、翔子の愛撫に驚きの声を上げた。
 翔子は、太助のものに貫かれながらも、紀柳の胸を強く揉みしだき先端の突起を転がしながら揉み始めた。
「んぅ・・・あぁぅぅ・・・翔子・・・殿・・・・そんなにつよ・・・く・・・ふぅくぁあぁぁ・・・」
「はぁ、はぁ、くぅぁぁ・・・・・紀柳・・・胸だって・・・柔らかくて気持ちいいよ・・・・・んぅぁぁぁぁ・・・・」
 腰を揺らし上下させながら、翔子は紀柳の後ろから手を回して胸を激しく揉んでいた。
 シャオと紀柳の間では、二人の胸が柔らかさを競い合うかのように、揉まれながら揺れ動いていた。
 そして、太助もシャオの腰を抱き寄せ、秘裂に向かって舌を伸ばして溢れこぼれる蜜を吸い上げていた。
「ふぁ・・・あぁぁぁ・・・た、太助・・・・様・・・んぅぅぁぁぁ・・・・」
 太助はシャオの襞の一つ一つを丁寧に舐めあげていた。
 時たま、密壺の中に潜らせて、柔肉を味わいつつ太助の気持ちを表すかのように舌は動いていた。
 太助に秘所を舌で攻められ、紀柳に胸を揉み上げられながらも、シャオは紀柳の秘裂に手を伸ばし指で秘壺の入り口をなぞり始めた。
「あふぁぁぁ・・・・んっぅぅ・・・シャ、シャオ殿まで・・・・・はぅぅあぁぁ・・・」
 紀柳は、後ろから翔子に激しく揉み上げられ、シャオの指が秘裂を掻き分け蜜壷の中に潜り込んで来ていた。
 翔子も、腰を動かすたびに自分の中で揺れ動く太助のものに翻弄されていた。
 そして、高ぶる気持ちを表すかのように、紀柳の胸を激しく揉み上げていた。
「はぁぁ・・・んぅぅあぁ・・・七・・・梨・・・んぅぅあぁぁ・・・」
 太助も、下半身から登ってくる気持ちよさに耐えつつ、更に激しくシャオの秘壺を掻き混ぜた。
 やがて、堪えることの出来そうもない、熱い固まりが腰に集まりだし、出口を求めてもがき始めた。
「くっ・・・うぅぅぅ・・・や、山野辺・・・も、もう・・・・」
「はぁぁぅ・・・もう少し・・・だけ・・・きゃ、っんぅ、あぁ・・・し、七梨・・そんな・・・んっ・・・」
 突然、翔子を跳ね飛ばすかのごとく、太助は身を反らし激しく腰を突き上げ始めた。
 自分の中で、激しく暴れ始めた太助のものに、翔子は意識が飛び始めた。
 太助のものは、勢いよく翔子の蜜壷の奥まで潜り込み、その反動で舞い戻り、更に勢いをつけて蜜壷の奥の奥を目指した。
「あ!あ!あ!あ!・・・し、七梨・・・あたし・・・もう・・・ああぁぁぁあぁぁぁ・・・・」
 翔子の蜜壷が、キュキュッと太助のものを締め上げたと同時に、堪えていた熱い固まりが、蜜壷の奥に向かった放たれた。
 翔子は、自分の中に溢れ出る熱い固まりを感じながら、意識が薄らいでいった。
「た・・太助さま・・・っふぁあぁぁぁぁぁ・・・・」
「あ・・・っんぁぁぁあぁぁ・・・・」
 それに合わせるかのように、シャオと紀柳の二人も同時に達した。
 シャオと紀柳の二人は、抱き合うように崩れていった。
 体を折り重ねるように横にしながら、四人の荒い呼吸は浴場に吸い込まれていった。

 翌朝、太助を待っている間に寝てしまった那奈とルーアンは、女性部屋に戻ってきた。
 しかし、部屋の状況に呆気にとられていた。
 部屋の一カ所に、シャオ達が集まって眠っていた。
 広い部屋なのだから、そんなに固まって寝なくてもと、那奈は最初に思った。
 しかし、よく知る顔をその中に見つけると、雰囲気が変わった。
 酒精も抜け、素面に戻っているはずの那奈の顔は、嗜虐の笑みを浮かべていた。
「ふふふふふ・・・・・太助が起きて、どう言い訳するかが楽しみだわ・・・・・くすくす」
「た・・・たー様・・・・」
 那奈とルーアンの足下では太助が寝ていた。
 ただ、太助の左右にはシャオと紀柳がしがみつくように静かな寝息を立てていた。
 そして翔子は、太助の頭を抱えるように丸くなって眠っていた。
 三人に囲まれて、太助は幸せそうな顔で寝ていた。
 やがて、那奈達の気配に気が付いたのか、太助の目が覚めた。
「ん・・・・・那奈ねぇ・・・おはよ・・・う・・・」
 朝の挨拶をしたが、太助の意識はボーっとしていた。
 那奈の浮かべている笑みに気が付かず、気だるい朝を太助は迎えていた。
 この後、自分の姉が有言実行の人であることを、太助は身をもって知った・・・・・

おしまい