瓠瓜派同盟復活


「・・・と、言うわけで、シャオと七梨は昨夜一歩前進いたしました。報告終わり」
 学校帰りに翔子は、作戦会議室(太助の部屋)で那奈と向き合っていた。
 翔子の報告に、那奈の目は潤んでいた。
「愛しい、我が弟も大人に一歩近づいたか・・・・」
 翔子は、そう言いきる那奈から目をそらした。
『愛しいって、言ってる割にはえげつない事するよな、那奈姉も・・・』
 那奈が翔子に詰め寄っていた。
「そこっ! 何を考えているんだ翔子!」
 那奈は、翔子の顔のすぐ前まで寄っていた。
「何でもありませぇ〜ん。あはは・・・」
「・・・・・むっ!!」
 那奈は翔子の顔の近くで、鼻を鳴らしていた。
「な、那奈姉・・・何でしょうか・・・」
「・・・・・そっかぁ、そうだよねぇ」
「・・・・・?」
 那奈は一人、頷いていた。
「翔子ちゃんも、年頃だから気になって仕方ないよねぇ」
「なっ !?」
「翔子ちゃん、顔洗った?」
「ええっ、もちろんです・・・・・!?」
「でも、ちょ〜と、匂いが残ってたのよねぇ」
「・・・・・・・」
「えいっ!!」
 那奈は急に翔子をベッドに押し倒した。
「わっ!」
 那奈は、翔子を押さえつけると、制服のスカートを捲り上げた。
 そして、小さな布に一度濡れて、乾いた跡を見つけた。
「翔子ちゃん、この跡は何かなぁ」
「・・・・・」
 翔子は、顔を真っ赤にして、何か言おうとしたが言葉にならなかった。
「まっ、翔子ちゃん。ほどほどにね。今回の『シャオと太助の愛の巣作り』作戦の障害にならないようにね」
 那奈は、赤い顔をした翔子に、顔を近づけて諭した。
 翔子は、黙って頷いた。
「さて、シャオの話は聞いたけど、翔子はどんな風に太助にしたのかな?」
 言葉を掛けながら、制服の上から翔子の胸をもんでいた。
「あっ・・・い、言わないとだめですか・・・」
「うん!」
 そう言っている間も、那奈は翔子の胸をもんでいた。
 だんだん、翔子の呼吸も、早くなってきた。
 そして、甘い声が混じり始めた。
「んっ・・・し、七梨に屋上に連れられて・・・」
「それで?」
 那奈の手は、制服の裾から潜り込み、翔子の胸を直に触っていた。
 自然と、翔子の胸の頂に、硬いしこりが生まれていた。
 那奈は、それを見つけると、指でやさしく転がし始めた。
「あぁ・・・。シャオの事を聞き出して・・・その後・・・」
「翔子の、お口で?」
 言葉と、同時に翔子の突起を軽くつまんだ。
「ひぁっ・・・は、はい・・・」
「それから?」
 那奈の、もう片方の手が、翔子の太股の付け根を責め始めた。
 布の上から、軽く摩るように。
「うぅっ!・・・し、七梨のを口の中に入れて・・・」
 まるで、言葉を急かすように、那奈は刺激を強くした。
 布は、すっかり湿り気を帯び、時たま、クチュっと静かな音を立て始めた。
 やがて、那奈の指が濡れるほどになっていた。
「それで?」
「はうっ・・・最後まで・・・いかせました」
 濡れてしまった布の脇から、那奈の指が潜り込んだ。
 軽く、触れるような感じで、何かを探すかのように動いていた。
 そして、翔子の蜜を流し続ける場所を見つけた。
「あっ!ふぅあっ・・・・」
 流れ出る、蜜を絡ませながら、入り口の周りに指をはわせていた。
 やさしく、丁寧に、指が翔子を責めてた。
 その上に、育ちつつある突起にも触れながら。
「その時、太助は?」
「うっ・・・あぁっ!・・・七梨が、わ、私の頭を押さえつけて・・・・離して・・・くれませんでした・・・」
「ほぉ、あの子もやるわねぇ。それで、翔子は飲まされたの?」
「あぁっ!・・・・・は・・・い」
「最後まで?」
「うぁっ!・・・・・・」
 翔子は、言葉に出せず、ただ頷いていた。
 那奈は、手を放すと翔子の下半身に回り込んだ。
「あっ・・・な、那奈姉・・・」
「お疲れさま、よく言えたわ・・・」
 那奈はそういうと、翔子の小さな布を引き剥がした。
 そして、翔子の大事なところに、顔を近づけていった。
「こんなにも濡らしちゃって・・・いけない子」
「あ、あの・・・・・」
 那奈が、そっと舌を伸ばす。
 触れたとたん、翔子の体が、ビクッと反応した。
「あぁっ・・・」
 那奈の舌が何度も上下し、その度、翔子の体は電気が走るように反応した。
 那奈はそんな翔子の反応を楽しむように、繰り返し、繰り返し舐めつづけた。
「うっ!あぁ・・・あぁ・・・・・」
 強弱を付けながら、那奈の舌は翔子をせめた。
 もはや、何度、舐め挙げても、翔子の蜜はとまらなかった。
 那奈の舌は、すっかり膨らんだ翔子のものを口に含んだ。
 その瞬間。
「ふぁあぁぁぁぁ・・・・・」
 翔子は、嬌声を挙げた。
 そして、体を激しく痙攣させた後、ぐったりとした。
「はっ、はっ、はっ・・・・」
 酸素を貪り込む、呼吸音だけが響いていた。
 顔を上げた那奈は、翔子に声を掛けた。
「ものすごく敏感ね。どうだった翔・・・・・!?」
「翔子さん、大丈夫ですか?」
 そこには、心配そうに翔子を覗き込むシャオが立っていた。
「那奈さん。翔子さん大丈夫でしょうか?こんなに汗をかいて・・・」
「シャ、シャオ!!」
 那奈は慌てて立ち上がり、シャオを部屋の出口に引っ張っていった。
「あっ!那奈さん。翔子さんが・・・」
「だ、大丈夫よ。ちょっと疲れが出ただけみたいだし」
 那奈は、部屋の外にシャオを出しながら。
「ちょっと、休ませればすぐ元気になるから」
「那奈さん・・・」
「シャオは、心配しなくてもいいからね」
「でも・・・」
 そう那奈は声を掛けると、部屋の扉を閉めた。
「だぁ・・・・」
「那奈姉・・・」
 翔子は、スカートの裾を直しながら、那奈に声を掛けた。
 その顔は、真っ赤になっていて、少し涙ぐんでいた。
「うーん。シャオにばれたと言うことは、太助にもばれたという事・・・・だな」
 翔子は、その言葉を聞いて、さらに真っ赤になっていた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
 いつのまにか、二人は顔を突き合わせて、考え込んでいた。
 しばらく沈黙していたが、那奈からしゃべり始めた。
「まっ、ばれたものは、しょうがない」
「・・・・・・! そんな・・・」
 那奈は、翔子に言い聞かせるように声を掛けた。
「急遽、作戦は、今夜決行!」
「えっ・・・」
「翔子は、このまま寝ていて、泊まり込む口実にするように!」
「・・・那奈姉は?」
「この家には、邪魔者が多いから、そいつらを引っ張り出す!!」
 翔子の肩をぐっとつかんで、声を掛けた。
「何か質問は?」
「えっと・・・・」
「じゃっ、決まり」
 那奈は、そう言うと手を挙げて慌てて部屋を出ていった。
「・・・・・・・」
 翔子は、腕を組んで考えていた。
 しばらくして、つぶやいた。
「・・・・逃げたな、那奈姉」

おしまい

      By NAO


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