2 不運の新入生



 目の前で男子部の主将・柳谷先輩が新入生の女子に落とされていく光景は、実にショッキングでした。

 ふたまわりも大きい柳谷先輩の身体が由利さんの腕の中でぴくぴく痙攣し始めて、口から泡を吹いていました。
 目も完全に白目になっていました。

 立ち上がった由利さんは、その主将をうっとりとした表情で見下ろしています。
 整った顔立ちの由利さんが、ぴくぴく震えている男子部主将を満足げに見おろす様子は、ぞっとする美しさがありました。

 この娘が男を絞め落とす事に快感を感じているという噂はやっぱり本当だったんだと確信しました。
 
「岡本、バケツに水汲んできて」
 2年生の先輩に命令されて、私はバケツを取りに行きました。

「でもびっくりしたわー。本当に泡ふくんだね」
 同じ新入部員の芹沢さんが水を汲む私の横でため息ついて言いました。
「でも柳谷主将可哀想よね。先輩たち何か恨みでもあるのかしら」
 私は彼女の声にただうなずくだけでした。

 気付かせるためにバケツの水をかけるのかと想像しましたが、それは違ってました。そりゃそうですよね。畳が水浸しになっちゃいますもの。

 言われるとおりに倒れている主将の横にバケツを置くと、その側には男性の髭剃り用クリームと、T字かみそりが既に用意されてました。

「岡本はそのまま、他の新入生はこっち来て」
 バケツを置いて下がろうとする私を引き止め、小川主将がそう言いました。
「由利さん。まさか本当に男子に勝つとは思ってなかったけど、たいしたものね。
男子の主将がこの程度だから、入部する気はなくなったでしょ。もう帰っていいわよ」
 まだ側で突っ立っていた由利さんに小川主将が続けて言いました。

「何をするんですか」
 不思議そうに由利さんが聞きました。
「こいつにはちょっと恨みがあってね。女子部のみんながいろいろ迷惑かけられてたから、仕返しのチャンスを探してたってわけ」
「私を利用したんですか?」
「別にあなたを利用したわけじゃないわよ。あなたには関係のない事。まさか本当に勝つとは思わなかったもの。さあ、帰れば」
 由利さんはそっけない小川主将にむっと来たみたいです。

「それとも、自分にも責任あるから最後まで見届ける? こっちはかまわないけど、中学出立てのお子様には刺激が強いかもよ」
 由利さんは小川主将の最後の言葉にちょっと興味を持ったみたいで、残る事になりました。

「そのまま脱がせてもいいけど、寝てるのをやるだけじゃつまんないわよね」
 小川主将は失神している柳谷主将の頬を二回平手で叩きました。

 これから何があるのか、期待と不安でざわめいている道場の中に頬をはるピシャリ、という音が響き渡りました。
 大勢の女子部員に囲まれて、柳谷主将はゆっくり目を覚ましました。
 しばらくぼんやりしていましたが、不意に起き上がってあぐらをかいたままがっくりとうつむきました。

 女子に腕ずくで負けるなんて、男子にとっては想像も出来ない屈辱でしょう。
 私は柳谷主将が可哀想になりました。
 女子部員全員の前で、まだ部員にもなってない新入生に絞め落とされて、道場の真中で痙攣していたんですから。
 失禁しなかったのがせめてもの慰めという所です。
 この上何かするつもりなんでしょうか。

「賭けの事は憶えてるわよね」
 小川主将は柳谷主将の横に立って言いました。
 柳谷主将は答えません。
 見ていると、あぐらをかいてうつむく彼の手に涙が何滴か落ちました。

「ショックなんでしょうが、約束だからね。さあ、仰向けに寝てちょうだい」
 小川先輩は主将のがっくり落ちた肩をぐっと押しながら言いました。
「本当にやるつもりなのか?このままここで?」
 主将の声はかすれて、よく聞こえませんでした。
「そうよ。約束でしょ。負けたらあそこの毛をつるつるにするって」 
 小川主将の言葉にみんなざわめきました。
 やっぱり賭けの話は私だけじゃなくてみんな知らなかったみたいです。
 二人のやり取りに周りの部員は興味津々、大注目でした。

「わかったよ。もうこれ以上無いってくらい恥かいたからな。勝手にしろよ」
 覚悟を決めた柳谷主将が大の字に寝転びました。
 小川主将が横になった柳谷主将の柔道着の帯を解き、開きました。
 おへそのあたりから下のほうに向けて黒い毛の生えた裸体があらわになり、側で見ていた新入部員達は顔を赤らめていました。

 多分私もおんなじだったでしょう。
 顔が火照って、熱かったから。
 そして、小川主将の手が柔道着の下に入り、下ばきとトランクス一緒に迷わず膝まで引きずり下ろしました。

「キャーすごい。毛もじゃもじゃ」
「イヤダー。大きい」
「さすがにちゃんとむけてるね」
 いろんな声が上級生の間から上がりました。

 新入生は私も含めて呆然としてそれを見ているだけでしたが、2年生や3年の先輩達はわりと平然と、目の前の男性の裸の下半身を鑑賞していました。

 由利さんの方を見ると、赤い顔をしてうつむいています。
 男を絞め落とすのが快感という割には純情なのかしら。
 
 小川先輩が無造作に股間の物を握り、持ち上げるようにしました。
 うっ、とうめいて柳谷主将は身じろぎしますが、小川先輩に動かないようにと押さえつけられました。
 
「少し気持ちよくしてやるわよ。あんまり可哀想だから」
 やんわりと握ってそれをもむように擦りあげます。
「止めろ。毛を剃るだけのはずだろ」
「余興よ。それともこのこと男子のみんなにもばらされたい?おとなしく言う事を聞けば、男子には秘密にしておくわよ」

「・・・・・・わかった。勝手にしろ」
 そのやり取りの間にも、主将の物は硬く、大きく変化し始めました。
 屈辱にまみれてがっくり来てるはずなのに、やっぱりあそこは別なんでしょうか。

「すごい。大きくなった。先っぽのでかさは大したもんだよ」
「黒々として素敵よね」
「あんなのでブスリとやられたーい」
 周りで見ている2年生の先輩達がこそこそ話してるのが聞こえました。
 すぐ側の特等席に立たされている私たち新入生は、恥ずかしくてまともに見れません。うつむいたり、目をそらせたりしています。

「1年生の皆さん。柔道が強くなるためには、男の此処をよく観察する事が大事です。みんな目をそらせないでよく見るのよ。なんちゃって」
 ふざけながら小川先輩が擦りあげる物はぐっと反り返り、先の方はテカテカ濡れ光ってました。

「そうだ、由利さん。貴方のお手柄なんだから、いかせる役は貴方に譲るわ。これ、握って擦りなさい。もうすぐいきそうよ」
 由利さんは尻込みするかと思ったけど、意を決した表情で進み出ました。

 なめられるのが嫌なのかしら。
 負けず嫌いな由利さんの性格を、むしろ小川先輩は利用している、そんな感じがしました。
 由利さんが小川先輩の隣に来て、主将のそれを恐る恐る握りました。
 顔を真っ赤にしながらも、彼女は言われた通り擦り始めます。

「生意気な事言う割にはエッチの経験はゼロみたいね」
「そりゃそうよ。こないだまで中学生なんだから」
「絶対処女よね」
 2年生達がまたこそこそ話してます。

 うう、と唸り声を上げたのは主将です。
 主将の身体はぐぐっと反り返っていました。
「そろそろだね。秒読みしようか」
「10秒前、9秒、8,7……」
 最後の方は秒読みの合唱になりました。
 ゼロ!
 ちょうどその声にあわせるように、主将がいきました。
 ぐぐっと身体をそらせ、腰を突き出すようにして勢いよく発射しました。
 大量の精液が先端から発射され、弧を描いて彼の胸元に落ちて行くのがスローモーションのようにはっきり見れました。

「キャーイったイった。すごい量!だいぶんたまってたわね」
 主将をさらに辱めるためなんでしょうか、小川先輩ははしゃいで言いました。

「ほら、1年生は男のいくところ始めてみた人が多いでしょ、一人ずつ感想言いなさい」
 小川先輩に促され、端の方の人から一言ずつ言い始めます。

「ええと、すごいと思いました」
「出る量が多いんでびっくりしました」
「あんなのが本当に入るのか怖いです」
「私も、量が多くて驚きでした」
 私の番です。

「ええと、頭がボーっとなってクラクラきました」
 クラクラきたのは本当です。
 膝が笑ってるというのか、がくがくして今にも座り込んでしまいそうでした。
「まあいいでしょう。この部に入ればこれからも男をナンパしてきて皆で遊ぶ事があるから、すぐに見慣れると思うけどね。ところで由利さんどうだった」
 すぐに見慣れるってどういうことでしょう。
 他の新入部員も怪訝な表情です。

「手の中でビクンビクンって脈打つのがわかって・・・・・・。感動しました」
 由利さんは半分放心状態みたいです。
 ぼんやりしながらそう小声で言いました。

 放心状態の人がもう一人。
 柳谷主将です。

 女子部員25人に観察されながら絶頂に達した事は、恥ずかしいなんて一言で言い切れないくらい複雑な心境でしょう。
 手足の力も抜けて、静かに息をしながら横たわってます。

「それでは剃毛いきまーす」
 小川先輩は主将の縮こまった物の先をつまんで、持ち上げ、周囲にひげ剃り用クリームを塗っていきました。

「剛毛だなー。すんなり剃れるかなあ」
 T字剃刀が行き来するたびに、主将の股間はすっきり剃り上げられて行きました。
 でも毛が絡まって切れ味がすぐに落ちてしまいます。
 その度にバケツの水に剃刀をつけて、2枚刃に絡まった毛を擦り落とします。
 黒々とした股間は妙に白っぽい子供のような股間に変化していきました。

 下唇をかんで屈辱を耐えていまる主将。
 目には涙を浮かべ、死ぬほどの恥辱に耐えている主将を見て私はなぜか胸がキュンとなりました。

 誰かが私のお尻をなでました。
 えっと思って振り向くと、2年生の河野先輩でした。
「あなたここ濡れてるでしょ」
 私の耳元に口を近づけて、先輩はそうささやきました。
 そして先輩の手はお尻のほうから足の間に入ってきて敏感なところをツンツンと刺激してきました。
 うっと思わず声が出てしまうくらい、実は感じてしまいました。

「やめてください。変なことしないでください」
 私は体を離そうとしましたが、先輩の手がしっかり私の腰に回り、ぐいっと抱きしめられてしまいました。
 周りを見ると、他の1年生達も先輩達から変なことをされ始めていました。
「新入生歓迎会もついでにしてしまいましょ。田辺、見張りお願いね」
 小川先輩に命令された2年の田辺先輩は、残念そうに入り口の方に歩いていきました。
 
 あちらこちらで上級生に刺激された1年生の切ない声があがり始めました。
 まさかと思いましたが、私も河野先輩の手で柔道着を脱がされ下着姿にさせられました。

 他の1年生も同じです。
 やっぱりみんな主将の射精する姿を見てすっかり興奮していたみたいです。
 そうでもないとこんなみだらな事になるわけありません。
 まだ裸の柳谷主将はそんな私達を黙って見守っていました。
 その主将の股間に小川先輩が顔を近づけて、あれを口に含むのが見えました。

「なんだよ。もう終わりのはずだろ」
「何言ってるの。回り見てごらんよ。あんたも男なら何も言わずに付き合いなさいよ。一生に一度しかないわよ。こんなこと」
 主将と小川先輩の声が聞こえました。

 そんな場面を見てすっかり興奮した私は、下着も脱がされ、お尻を突き出す格好で四つん這いにされていました。
 ヒダヒダに包まれて、誰も入ったことの無い私の濡れた場所に、河野先輩の指がぬるりと入ってきました。片方の手は私の貧弱な胸の小豆をコロコロ転がすように、つまんだりしています。

 気持ちいい。
 先輩の指は快感のツボを知り尽くしているみたいで、自分でするときの何倍もの快感を私に与えてくれました。

 周りでは、他の上級生達がそんな私の恥ずかしい格好をニヤニヤしながら見ているんです。
「岡本って、肌がきれいだね。お尻も丸っこくて可愛い」
「ほらこれ見てよ、岡本のパンツ。こんなになってるよ」
 2年生の先輩達が私の脱がされた下着を裏返して観察していました。

 顔から炎が吹き出てくるような気がしました。
 でも、そんなことがさらに興奮する材料になっているんです。
 恥ずかしい格好を見られることが何故こんなに興奮するのでしょうか。
 でも、気づいてみると由利さんには誰も手を出してませんでした。
 由利さんは少し下がったところで、真っ赤な顔をしてこの状況を凝視しています。
 
「由利さん、どう?私達の倶楽部。入る気になったのならこっちに来なさいよ。もっと楽しいこと教えてあげるわよ」
 3年生の松下先輩に呼ばれて、由利さんはゆっくり歩いていきました。
 入部する気になったみたいです。

「それじゃあ、開通式しましょうか。1年生はみんなこっちに来て」
 小川先輩に言われて、5人の1年生は柳谷主将の前に1列に並ばされました。
 私は主将に裸を見られる恥ずかしさよりも、これから何が始まるのかというわくわくする期待感の方がずっと大きかったです。

「はい。全員後ろ向いて四つん這いになりなさい。柳谷主将にあなた達の可愛いお
尻を見てもらうのよ」
 小川先輩の命令に私達は素直に従いました。

 四つん這いになって、お尻を高く上げ、柳谷主将の目の前に恥ずかしい所をすべ
てさらけ出しました。

 今から思えば、どうしてあんな恥知らずなことができたのか不思議ですが、多分集団心理と、主将の恥ずかしいところを先に見ていたという事が、心理的な抵抗を少なくしていたのだと思います。

 主将からは5人の新入生の丸い剥き出しのお尻が目の前に並んで見えているわけです。
 ツルツルの、桃のようなお尻の真中にある小さなつぼみと、その下にすでに潤んでとろとろになった縦に長い溝。
 それを見る主将はどんな顔をして見つめているんでしょうか。
 私はそんなことを想像してますます興奮してしまいました。

「どう?可愛いお尻が五つも並んでる。素敵な眺めでしょ。今からこの娘達の開通式をするの。当然協力してくれるわよね」
 小川先輩の声です。
「でも、いいのかな。ちょっとまずいよ」
 気弱な上ずった声で柳谷主将言いました。
「いいわよ。ね、みんな。どうせ膜なんて柔道本気でやれば自然と裂けたりするんだから」
 嫌だなんて言えない雰囲気に、私も横の由利さんもついうなずいてしまいました。
 私はこっそり隣りの由利さんに聞いてみました。

「由利さんはじめてなの?」
「もちろんよ。でも興味はあった」
「私も・・・・・・」
 私は初めて由利さんと話しました。
 柔道が強い以外は、私達と同じ普通の1年生なんだなって思いました。

「じゃあゴムもつけたし、はじめるわよ。柳谷主将、左端の川上から順に貫いてや
って。入れたら10秒だけ出し入れして次に行ってね」
「わかった」
 柳谷主将が一番左の川上さんの腰を抱きました。
 横目で見てるからちらりとしか見えなかったけど、すぐに川上さんの喘ぎ声が聞こえてきました。
 
 う、うん。痛い・・・・・・。あ、あー
 川上さんの声は少し苦痛入ってましたが、すぐに気持ちいい声に変わりました。

「はい、10秒、次に行って」
 小川先輩の声がして、柳谷主将は次の八木さんに移りました。

 その次が由利さんで、そして私の番です。
 こんな風に事務的に処女喪失するなんて思っても見なかったけど、興奮度では普通のセックスの何倍もあるだろうと思いました。
 
「ああ。さすがに処女だね。すごく締まるよ。一回出してもいいだろ」
 柳谷主将はショックから立ち直ったのでしょうか。
 それとも、その後の展開に圧倒されていたのでしょうか。
 岡野さんに腰を打ち付ける音が卑猥に聞こえてきました。

「出しちゃ駄目よ。まだとっておかないと、私達が楽しめないからね。10人以上の女達を満足させられるまで、がんばってもらうんだから」
 
 次の由利さんは少し痛そうでした。
 うまく入らない様子で、主将も大丈夫かいと何度も確認しながら、やっと入りました。

「由利!もっとお尻を突き出すようにしないから、入りにくいんだよ。結局自分が痛いだけなんだから、素直に突き出しなさい」

「主将。さっきの仕返しに思いっきり突き上げてやりなさいよ。柔道じゃ負けても、男には男の武器がある。なんちゃって」
 周囲の上級生達もすっかり盛り上がって、そんな野次を飛ばしていました。

 いよいよ私の番が来ました。
 主将の太い腕が私の腰をしっかりと抱いて、太い物の先が私のお尻の穴にあたりました。
 そしてそれが少し下に下がり、私の潤んだ中心にぐっと押し当てられます。

 次の瞬間、ぐっと突き入れられたもので、私は大きく引き裂かれました。
 痛みは想像ほどではありませんが、ヅキンと来る衝撃が一度私の中を突き抜けました。私の中で動くそれは、弾力があって、何ともいえない痛みとも快感ともつかない気持ちよさを私に与えてくれました。
 10秒という時間はずいぶん長く感じました。
 それほど私の気持ちが集中していたのでしょうか。

「さあて、全員終了したわね。それじゃあ皆さんお待ちかねの逆レイプ大会いきまーす」
 開通式が終了して、小川先輩がそう号令を発すると、上級生の間で歓声が上がりました。わけがわからない柳谷主将は、大勢の上級生から抑えられて、あお向け大の字にされてしまいました。

「おい、まだ何かするのか?」
 抵抗はしませんが、主将が小川先輩に聞きました。

「これからが本番よ。さっきの開通式で我慢してくれたお礼に、もうこれ以上出来ないってくらい、させてあげる」

「こんなこと、いつもやってたのかよ。信じらんないよ」

「男子の部でも新入生に変なことやらせたりしてるんでしょ。いろいろ聞いてるわよ。さすがに女の子レイプするのは問題になるから出来ないんでしょうけど、男専門じゃつまんないわよ」
 
 上級生達は柔道着を脱いで、裸になりました。
 私たち1年生はというと、逆に服を着せられ、田辺先輩の代わりに見張りに立たされました。
 他のクラブは既にみんな帰った後ですが、たまに守衛のおじさんの見回りがあるからそれに注意するように言われました。

「男ってげんきんよね。主将、さっきはあんなに落ち込んでいたのに、今では大勢の上級生達に乗ってもらってうはうはしてるもん」
 芹沢さんが言いました。
 こちらからはよく見えませんが、柳谷主将は仰向けに寝たままで、女子部員達が腰に乗る形でセックスしていました。
 上に乗った先輩達のうめき声がかすかに聞こえてきました。

「男にとってはハーレム状態で最高なんだろうね。何回くらいやるのかしら」
 芹沢さんは見張りそっちのけで、そちらのほうを覗いています。

「由利さん。男を落とすのってどんなかんじ?」
 私は入り口の階段に腰掛けて見張っている由利さんの隣にいって聞きました。
 さっき始めて話をした私たちですが、同じように恥ずかしい格好で処女を失った者同士、何だか打ち解けてしまって、突っ込んだ話も楽に出来そうな気持ちになってました。

「自分の手の中で、強い男が、というか強いといわれる男がぴくぴく震えながら、まったく無防備に失神してしまうのは、すごい快感よ。貴方はやった事ないの」
 由利さんは笑顔で答えてくれました。

「無いわよ。そんなに強くないし。男の子になんかまったく歯が立たないもの。で
も、その快感って、興奮するってこと?」

「もうあそこはじゅっくり。替えのパンツがいるくらいよ」
「今まで何人くらいの男を落とした事ある?」
「3人かな。さっきを含めれば4人になるけど」
 私たちがこそこそ話をしてると、芹沢さんも寄ってきました。
「でも、それってSMみたいよね。由利さんサドの気があるんじゃない?男を痛めつけて感じるわけでしょ。彼氏はいないの?」
 芹沢さんが由利さんをはさむように座りました。
「今までは柔道一筋だったから、男の子と付き合った事無いのよ」
「由利さんが彼氏とどんな風に付き合うのかちょっと興味あるなあ。絶対普通の付き合いじゃ満足できないと思うわ」
 芹沢さんの言葉はちょっと挑戦的というか、挑発する気持ちを含んでいるみたいでした。
 由利さんはその言葉は無視してました。

「あのー、柳谷主将まだこっちにいるんですか」
 いきなり男の子の声が聞こえて、私たちはびっくりしました。
 全然見張りになって無かったってことです。

 その声の主は、見てみると私のクラスメート、1年4組の太田君でした。
 ちょっと美少年タイプで、気になっている子です。
 柔道着を着ているということは彼も私と同じく柔道部の新入部員という事です。
 同じクラスでもまだ話したこと無かったから、初めて知りました。

「ちょっと待って!今取り込み中なのよ」
 道場の中を覗き込もうとする彼を制して、私は言いました。
「あ、ごめん。着替え中なのか」
 彼は勝手に勘違いして謝りました。

「誰かきたの?」
 2年生の一人が様子を見にきました。
「柳谷主将探してるんですけど・・・・・・」
 太田君がその先輩に言いました。
「キミ可愛いわね。男子の新入部員ね。柳谷主将はもう少し時間かかるから」
 その時奥のほうから主将の声が聞こえました。

「もう許してくれよ。無理だよ」
 その声に太田君は何か不穏なものを感じたのでしょう。
「主将。大丈夫ですか」
 そう言いながら奥の方に走って行ってしまいました。
 何も知らずに帰っていたら、本当に幸運だったのに。
 彼はその時、地獄の入り口に踏み込んでしまった事など、知る由も無かったでしょう。
 

 
「困ったわね。見つかった以上ただで帰すわけにはいかないわ。どうしましょうか」
 小川先輩はちっとも困った様子じゃなく、むしろ楽しくてたまらないようでした。

「かわいい闖入者ね。キンキキッヅの何とかって子に似てる」
「あ、あれでしょ。犬のドラマに出てた子」
 太田君は全裸で繰り広げられている行為を目の前にして、呆然と突っ立ってました。柳谷主将は2年生の部員に両手両足を押さえつけられて、全裸で仰向けに寝かされた状態でした。

 その腰の上には3年生の先輩が乗って、騎乗位のセックスを楽しんでいます。
 可愛い闖入者にわざと見せつけるように腰をくねらせていました。
 太田君はその様子を目を見開いて見ています。
 喉仏が動くので、つばを飲む様子が一目瞭然でした。

「どういうことなんですか」
 やっと太田君が聞きました。

「主将は女子に柔道で負けたのよ。負けたらこうなるって賭けをしていたの」
 小川主将が説明しました。

「そんな馬鹿な。主将が女に負けるわけ無いですよ。どうせみんなで寄ってたかって負かしたんでしょう」
 太田君が信じないのも無理はありません。

「信じないの?主将は私の腕の中で絞め落とされたのよ。ぴくぴく痙攣する感触は最高だったんだから」
 由利さんが太田君の前に出てきて言いました。

「ばかばかしい。おまえみたいな軽量級に主将が負けるもんか」
 由利さんを一瞥した彼は馬鹿にするように手のひらをひらひらさせました。
「先輩、このわからずやを信じさせてもいいですか」
 由利さんは怒るというより嬉しそうに小川先輩に聞きました。
「いいわよ。でもその前に決めなきゃ。君が勝ったら柳谷主将は返すけど、君は由利さんに負けたらどうするつもり?」

「俺が負けるわけ無い。体重も、キャリアだって負けないのに、そんなことあり得ないです。男が女に負けるもんか」
「なるほど。つまり、もし君が負けたら、男を返上するという事ね。」
「どういうことですか」
 太田君は小川先輩を血走った目でにらみました。
「言葉どおりよ。負けるわけ無いなら気にしなくてもいいこと。それとも、負けるのが心配かしら」
「負けませんよ!」
 太田君は毅然と言い放ちました。
 その横では柳谷主将がふにゃふにゃになったあれを無理やりこすりあげられて、悲鳴をあげています。

「もう勘弁してくれ。痛いよ。こすれて腫れてきただろ」
 主将は暴れて逃れようと必死でした。
「何言ってるのよ。まだ5回しかいってないでしょ。まだ出来るはずよだまされないんだから」
「そうよ。後5人残ってるんだから、まだまだがんばってよね」
 周りにいる3年生は主将のあれにしゃぶりついています。

「太田!由利は手ごわいぞ。寝技には注意しろ!」
 逃げるのをあきらめた主将は、力を抜いて太田君に向かって叫びました。


 太田君と由利さんの試合が始まりました。
 太田君は最初から思い切り良く突っかけて、由利さんを倒そうとしますが、由利さんの軽やかな身のこなしになかなか思うようにいかないみたいです。

「ほらほら、何やってるの。女には負けないんでしょ」
「由利さん。また絞め落としてやりなさいよ。今度は美少年が白目剥く所が見たくなったわよ」
 周りからのヤジに太田君が顔を真っ赤にしていました。

 一瞬の隙を突いて由利さんの体落しが決まりました。
 そのまま寝技に入りました。
 不利になった太田君が必死で逃げようとしています。
 でも由利さんのテクニックの前で、どうする事もできずにいます。

「早く逃げないと女の子に絞め落とされちゃうよ。女に負けちゃ恥ずかしいわよ」
「なによ。口ほどにも無いわね。タマタマついてるんでしょ」
 周囲では盛り上がった上級生達が騒いでました。

 由利さんが襟を握って絞め技に入ります。
 ほんの数秒後には太田君は痙攣し始め、泡吹いて失神してしまいました。

 由利さんが離れると、すぐに彼の股間が濡れていくのが見えました。
 おしっこの臭いがぷーんとしてきて、湯気がじんわりと上がっていきます。
 失禁してしまったみたいです。
 誰かがすぐに雑巾をとりに行きました。


「どう。男より女が強い事もあるって分かったでしょ」
 活を入れられて意識が戻ってきた太田君に、ニヤニヤしながら由利さんが言いました。太田君は惨めに絞め落とされた事にショックを受けて、涙がとまらないようです。

 うっうっとしゃくりあげる声が小さく聞こえました。
 股間の冷たさも彼に更に追い討ちをかけています。

「ちびっちゃったみたいね。そのままじゃ帰れないよね。脱いでみんなにおちんちんを見せなさいよ」
 由利さんは楽しそうに太田君をいじめています。
「いいよ。このままで帰るから」
 太田君はふらつきながら立ち上がりました。

「ちょっと待ちなさい。負けたら男を返上するって約束だったでしょ。此処で全部脱いで裸になりなさい」
 小川先輩の声はすごく厳しかった。

「男らしく脱ぐ?それてもみんなで無理やり脱がせてあげようか」
 太田君は悔しそうに唇をかんだまま突っ立っています。
「約束を破るの?女に負けた上に約束破るなんて最低よ」
 やっと決心した太田君は柔道着と下着を脱いで全裸になりました。

 そんなしている間も、柳谷主将の方では交代で騎乗位のセックスが続いています。
 もう許してくれよ、とかぎゃっと言う悲鳴とかが時々聞こえてきました。
 使い終わったコンドームがいくつも濡れ光っているのが見えました。

「でも、男を返上するってどうするんですか」
 由利さんが小川先輩に聞きました。
「女になるってこと。つまり玉を潰してしまうってことよ」
 小川先輩は本気でしょうか。信じられない事を平然と口にしました。
 
 仰向けに押さえ込まれ、足を広げられた太田君の股間のものは可哀想なくらい縮み上がっていました。輪ゴムを持った先輩が、太田君のたまたまをくくると、つるんとした風船みたいに一個の玉が飛び出していました。
 そして、小川先輩の手に握られているのは、電気スタンドなどを机に固定する時に使う、簡易型の万力でした。

「やめろー放せ−」
 太田君は大声を上げて暴れますが、両手両足を一人ずつ体重かけて押さえられているので身動きが取れません。

 由利さんも含めて私たち一年生は、これから何をするのか、本当に玉潰しするのか不安な気持ちで見守っていました。
 いくらなんでも本当に潰してしまうなんてあり得ないと思いますが。

「おまえらいいかげんにしろよ。冗談じゃないぞ」
 柳谷主将も太田君を助けたいでしょうが、同じように押さえられてるのでどうする事もできません。

 小川先輩が、おもむろに太田君の玉を握り、万力に挟み込みました。
 ぐあー。太田君が叫びました。

「なに大声あげてるのよ。まだ痛くないでしょ。これから、ゆっくり締め上げてあげる。どこまで我慢できるかな」
 みんなの見守る中で、小川先輩はねじをゆっくり締めていきました。
 鉄の板のはさまれた太田君の玉は、ゆっくりゆっくりひしゃげていきました。

「止めて止めて、何でも言う事聞きますから。女の方が強いと認めますから・・・・・・」
 ゆがんだ太田君の顔からは汗が吹き出ていました。
 言葉も最後の方は嗚咽になって、聞き取れなくなってしまいました。

「まだまだ、大して潰れてないわよ。ゆっくり絞めてあげるからね。時間かけて」
 小川先輩の手の中で万力のねじが、また少しだけ回されました。

 徐々に太田君の玉が平べったくなっていきます。本当に大丈夫なのかしら。
まさか本気で潰してしまうつもりなのかも・・・・・・。

「ぎゃ−痛い。許してください−」
 太田君が大声で泣き始めました。顔をくしゃくしゃにして涙がどんどん流れていました。
 女には絶対わからない痛みを彼は感じているのです。
 泣くほどの痛みってどのくらいなのかしら。
 多分に恐怖感も入ってるんでしょうが。
 必死で暴れる彼を押さえるのに2年生達は苦労しています。

「本当に何でも言う事効くの?」
 いったん手を止めて、小川先輩が聞きました。

「聞きます。絶対です」
 必死の形相で太田君が答えます。

「じゃあ、貴方が負けた由利さんのおしっこを飲んだら許してあげるわ。どう?できる?」
 まさかそんなこと。
 当の由利さんもびっくりしてるようです。一歩引いていました。

「そんなことできるもんか。いやだー」
 太田君は必死で首を振りました。
「なんでもするって言ったくせに。それじゃあ、もう少し絞めてやろうかな。一個くらい潰れてももう一個あるから大丈夫よね」
 小川先輩がまた少しねじを回しました。

 太田君の体ががくがく痙攣するように動いています。
 見ると太田君のタマタマは半分くらいに平べったくなってしまっています。
 今にもぷちんと破裂してしまいそうでした。

「ほら、これが最後よ。言う事を聞くなら許してあげる、嫌なら一気にまわすわよ」
 太田君は顔を大きくゆがませて泣いています。
 まだいやいやしていますが、とうとう屈服しました。

 再びねじを締め上げそうな小川先輩を見て太田君はやっと決心したのです。

「分かりました。言うとおりにします。だから許してください」
 泣きながら太田君はそう言いました。

 どこからともなくビニールシートが持ち込まれ、その上に太田君は寝かされました。股間はまだ万力で締め付けられています。

 少し緩められたみたいですが。
 太田君の顔の上に下着を脱いだ由利さんが立ちました。
 由利さんは少し恥ずかしそうですが、今から行う事にすっかり興奮してしまっているのが見ただけで分かりました。
 
「由利さん。たっぷり飲ませてあげなさい。でも、なるべく少しづつ出しなさいね」
 小川先輩に言われて、由利さんが腰を落としました。
 でもちょっと困った事がありました。
 しゃがむと高さが足りなくてうまくいかないんです。
 
「柳谷主将、貴方はもう許してあげるからちょっと手伝ってくれる?」
 八回いかされてあそこが腫れ上がってしまった主将が連れてこられました。
 
 由利さんは主将に後ろから膝の裏を持って抱きかかえられました。
 ちょうど小さい女の子をおしっこさせるポーズです。
 そのまま太田君の顔の上に持っていきます。

「ほら、大きく口を開けなさい。一滴残らず飲み込むのよ。こぼしたらまた締め上げるからね」
 太田君が口を開き、その中に由利さんのあそこから滴った雫が落ちていきました。
 
 少しずつ、そして徐々にたくさん。
 太田君はみんなに見守られながら、その液体を全部飲み込みました。
 不思議な事にその最中、太田君の物は勃起してたくましい姿を披露していました。

 由利さんのちょっと黄色いしずくを飲み込むたびに、その勃起した物はビクンビクンと動いて、今にも発射しそうな感じでした。

 


                                柔道女登場2  終わり