テラのページ

テラはとても気の優しい犬でどんな犬に対してもフレンドリーで 他人(他犬)の痛みが分かるような犬です 意志も強く 我慢強い所も有ります、これは先天的なものではなく 幼い頃に逢った事故が影響していると思われます。

不慮の事故

テラは生後50日ぐらいに家へ来ました、とても活発な子で庭中を駆け廻っていました、そして一週間を過ぎたある日 仕事場に子供から電話が入りました、
「テラの様子が変で泣きつづけている」との事でした、私は しばらく様子を見るようにと 伝え 電話を切りました。
帰宅後すぐにテラの様子を見に行きましたが、やはりテラは異常に泣き叫んでいます 急いでゲージから抱き上げると、右の後ろ足が垂れ下がっています、その足を触ると異常に痛がります、いったい何が起こったのか? 子供達に問い正すと 何も言わずにうつむいたまま、そして ようやく話出しました。
テラがよく泣くので 庭で遊ばせようと 外に出したそうです、 しかしテラはあまり遊ばなかった為 一緒に遊ばせようと ルナも外へ出したそうで 始めは仲良く二匹で遊んでいましたが、そのうちルナがボール遊びに夢中になり走り廻ってコンクリートの階段につまずき 転倒しました その時 運悪くテラが下敷きになってしまい テラは泣き叫び その場から動けなくなったそうで、テラをゲージに戻し、どうして良いかわからずに 電話をかけてきたそうです、
テラの様子を見ると骨折に間違いありませんでした、テラはシヨー目的で譲っていただいた犬なのでその時のシヨツクは相当なものでした、残酷なもので、可哀想と思う反面 治らないなら いっそ安楽死と、まで 色んな考えが 頭を駆け巡りました、そして病院に連れて行きレントゲン撮影をすると、右脛骨が竹を割った様に斜めに切断されていました、獣医さんは 子犬の接骨手術は難しく普通は様子を見て自然接合させる方法を取るのが一般的と説明されました
しかしその方法では完全に元どうりに治すのは不可能だと思い、何とか接骨手術をしてもらうようにお願いしました しかも 傷口も目立たぬ様に出きるだけ細い糸で縫合する様にと付け加えて、
幸いサルーキは大型なので子犬でも骨が太く何とか接骨手術は可能と判断して頂き、二日後に接骨手術を行ないました。
接骨手術は無事に約2時間程で終わり 骨の芯分に縦向きにピアノ線を通し固定されていました、しかし問題はこれからで 少しでもずれてしまうと元どうりにはならない為 少なくとも一週間は絶対安静です この為テラは一番小さい子犬用のゲージに閉じ込め身動き出来ない様にして過ごさせました、子犬にとってこれはどんなに苦痛だったことか、と思います。

   
ギブス中のテラ ベビー初戦
幸い術後後経過も良く 傷も殆ど目立たず すっかり良くなり 歩様にも影響は現れませんでた、そして 一度はあきらめていたドツクシヨーでもベビークラス初出陣で 見並ぶ強敵を押さえ見事にグループ第1席を獲得しました、
この時の嬉しさは 今も忘れる事が出来ません。
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