
ルナは 私達が始めて飼ったサルーキで、私達のサルーキへの関わりの全ては彼女から始まりました
犬バカとお思いでしょうが 彼女はとても綺麗で貴賓が有り、 素晴らしい犬です、(性格やその他のことは この際、別に置いておきます。)
彼女を眺めていると 時折 本当に この子は犬なのだろうか?妖精の様な 何か 不思議な別世界の生き物の様にも思えてきます。
遠い昔 サルーキは神聖な神様からの贈り物 と、言われた事が何となく分かるような気がします。
ルナに限らずサルーキは、不思議な 何か人を引きつける魅力(魔力?)のようなものを持っています、これに魅せられた人達は この犬から離れられなくなります、これは サルーキのオーナーの方の殆どが感じておられる事実です。
ある夕方、 ルナと散歩中の出来事です、 向こうの方から 若いお母さんと3歳くらいの女の子の親子連れが歩いてきました
母親は「○○ちゃん ほら! 向こうから細くて綺麗な犬さんが歩いてくるよ!」(何故か関東弁でした)
それを聞いてルナちゃんは いつもの様に 鼻先を少し上げておすまして 軽やかにシヨーステツプで歩きはじめました、(ルナは他の犬や他の人達に注目されるといつも これをやります。)
母親は「本当に綺麗・・」と言いながら羨望の眼差し、しかし
女の子は「いぬ・・・? うーん しか!」と答えました
母親は「あれは しか じゃないよ いぬさん だよ」それを聞いて
女の子「いぬさん? ううーん しか しか!」それを聞いて
母親は「○○ちゃん あれは犬だってば!」しかし なおも
女の子「うーうーん しか!しか!!」 それを聞いて ルナを見つめ直した
母親は「・・・そうだよね!やっぱ ”しか” だよね!」
それを聞いて ルナはひたすら無視を決め込んでいます、
私は この様な状況下のとき 何か一言 言わないと気が済まない性格なので
「はっ、はっ、はー そうだよ”しか”さんだよ!つのは 危ないから 春に切っちゃたんだよ!」
ルナは直も知らんふり。

ひたすら無視のルナちゃん 何事もなかった様に家へ戻りましたが・・・・
帰宅後、頗る機嫌が悪く、テラやトレツキーに当たり散らし 挙句の果てには夕餌も食べずに自分のゲージに閉じこもり 翌朝まで出て来ませんでした。
「本当にええ性格してますわ!」