アナキンとパドメの別れ
投稿者:わいわい 投稿日: 6月21日(金)08時57分53秒EP2ラストで二人はひそやかに結婚式をおこないます。
スター・ウォーズ ユニバースの法的な結婚制度がどうなっているかわかりませんが(籍に相当するものがあるのか)、夫婦として結ばれたことは明白です。
しかしながら、この結婚は決して認められるものではありません。
ジェダイはジェダイ騎士団へ献身するため結婚することが認められないからです。
いずれ二人の関係は白日のものとなるでしょうが、その時ジェダイ評議会はこの結婚関係を解消するようアナキンにせまるはずです。
通常のジェダイであれば即座に騎士団からの追放となるのでしょうが、フォースにバランスをもたらす予言の男として考えられているアナキンをジェダイから追放するわけには行かないでしょう。
そうすると、アナキンにはパドメと別れてもらうしかないのです。
当然、アナキンは反抗します。
そんなアナキンを指示するのが元老院議長パルパティーンです。
おそらく、アナキンはパルパティーンには事実を伝えておいたのでしょう。もちろんパルパティーンはアナキンとパドメを祝福します。
こうしてアナキン=パルパティーンvsジェダイ騎士団の構図が生まれてきます。
そうした図式を一番心にやむのはもちろんパドメでしょう。
パドメにすれば自分との愛のためにアナキンがジェダイ騎士団と対立することをよしとすることはできません。
結果、自らアナキンの元を離れていくことでしょう。
パドメはアナキンのことを思った結果自ら去っていくことを選ぶのです。
しかし、このパドメとの別れは結果としてジェダイ評議会との対立をますます深めることになります。
アナキンにすれば評議会が考えを変えないためにパドメが去っていたと思えるからです。
こうしてアナキンとジェダイ騎士団との戦いの火蓋が切られることになるのです。
「アナキンがパドメとの愛を捨ててダークサイドにはいるだろう。」と思われがちですが、実は違うのです。
パドメが去った結果アナキンはジェダイ騎士団と戦いを演じそれが結果としてパルパティーン=ダース・シディアスと組することとなるのです。
なぜアナキンはダークサイドに
投稿者:樺沢紫苑 投稿日: 6月22日(土)01時40分13秒>「アナキンがパドメとの愛を捨ててダークサイドにはいるだろう。」と思われがちですが、実は違うのです。
『ファントム・メナス』を見た時点では、少なくない人が「アナキンがパドメとの愛を捨ててダークサイドにはいるだろう」と思っていたと思います。私も、そう思っていました。しかし、『クローンの攻撃』では、そうではないことが描かれたと思います。
すなわち、アナキンとパドメの深い愛が描かれたわけですが、この愛を捨ててまでダーク・サイドに入る理由など見当たらない。むしろ、その愛が深いがゆえに、ダーク・サイドに入らざるを得ない状況に陥っていくのでしょう。
当然、それを仕組むのはパルパティーン。『クローンの攻撃』で、アナキンがパドメの護衛役になったのもパルパティーンの陰謀ですから、アナキンとパドメが結びつくというのも、パルパティーンの陰謀であり、その次のステップも考えていると見るべきでしょう。すなわち、「アナキンとパドメの愛」を悪用して、パルパティーンがアナキンをダーク・サイドに誘惑するというのが、私の予想です。
拙著「新三部作完全解読本」では、アナキンがダーク・サイド落ちる理由を「家族の喪失」と予想しましたが、「アミダラの喪失(別れ?)」が原因あるいは結果として重要な意味を持ってくるでしょう。
>パドメはアナキンのことを思った結果自ら去っていくことを選ぶのです。
わいわいさんの予想の中で、この部分だけは賛同しかねます。「自ら去っていく」、すなわち彼女の自由意志がはさまる予知があるのか。『エピソード3』は大いなる悲劇になるでしょうが、別れたくないのに別れざるを得ない。その不条理さが大きければ大きいほど悲しみと感動は大きくなるでしょう。
『ファントム・メナス』は『影武者』、『クローンの攻撃』は『グラディエーター』のエッセンスが入っていましたが、『エピソード3』は『ロミオとジュリエット』では? と勝手に予想しています。根拠は別にありませんが、「不条理な別れ」という点で、オーバーラップしそうな予感がします。
はじめまして
投稿者:りょう 投稿日: 7月 1日(月)16時39分50秒EP2を見た上でのEP3の予想ですけど、私的には「アミダラが殺される」のがほぼ必然のような気がしています。結局はその「アミダラの喪失」がアナキンをダークサイドに落とすトドメになるのではと。
「別れる」だけでは、理由としてちょっと弱いかなという気はします。
例の母親の臨終シーンを見ながら(あのシーンのアナキンは、ほんっとに"ダークサイド"って雰囲気バリバリでしたね)、「このうえアミダラが殺されでもしたら、そりゃ俺だってダークサイドへまっしぐらだなぁ」なんて思ってました。
あのナブーでアミダラといちゃつくシーンは、結局はあれがアミダラとの唯一の「幸せな日々」になってしまうのでは。とするとあのクサすぎるほどのセリフや演出も生きてくるのかもしれません。
アナキンがダークサイドに落ちた理由が、「愛情が深すぎるため」となれば、最後にライトサイドに帰って来た理由も、より納得できると思います。まあそれをもう少しドライな見方をすれば、樺沢さんが「完全解析本」の中で言われているとおり、アナキンにとっては肉親は自己の一部、ということになるのでしょうが。
愛多き、アナキン
投稿者:れもんスカイウォーカー 投稿日: 7月 1日(月)18時41分19秒樺沢紫苑さん、はじめまして。
これからよろしく、指導下さい。
>りょうさん
私も同じような考えでした。
ルークもアナキンも主人公です。ルーカスは生みの親ですから
愛情のあるキャラクターになると思います。
EP6でルークを助けたように、アナキンは家族愛が強すぎる現われで
ダークサイドに落ちた者としては、失格です。
だから、愛深きゆえにダークサイドに落とされた。
悲しいけど、パドメは殺されてしまいそうです。
実行犯はドゥークで、怒ったアナキンが(父?)ドゥークを殺すことを計算した上で。
すべては、フォースの強いアナキンをダークサイドに落とすために・・・
パルパティーンは恐ろしい策士ですね。
ダークサイドに落とすには、トラウマを植え付ける事がいちばん。
妻を殺され、父を殺し
そこで、「ジェダイたちは、ドゥークをお前の父だと知ってて殺させた。」など
皇帝にそそのかされ、ジェダイへ逆恨み復習の鬼になってしまうのか?
そのうえ、オビワンに子供たちを隠され
「オレの子供たちを返せ〜!」とばかり、対決するのか?
とにかく、愛多き男「アナキン」です。
アミダラの死はあるか?
投稿者:樺沢紫苑 投稿日: 7月 1日(月)19時03分32秒>りょうさん
>私的には「アミダラが殺される」のがほぼ必然のような気がしています。
拙著で、「アミダラとの別れ」「アミダラの死」と書かずに、「アミダラの喪失」と書いたのは、いろいろと含みを持たせるためだったのですが、「アミダラの死」が考えずらい証拠が一つあります。『ジェダイの復讐』で、レイアを双子の兄弟と知ったルークが、レイアに母親の記憶があるかと尋ねます。レイアは、「とても美しい人だったけど、いつも悲しい顔をしていた」(たしかこんな感じ)と言います。すなわち、このルークとレイアの会話から予想されるEP3の展開は、ルークとレイアの双子の出産直後、ルークは母と離れてすぐにタトゥイーンのラーズ家に預けられる。レイアは母アミダラと一緒にオルデラーンのベイル・オーガナの庇護を受けるということでしょう。子供の記憶が何歳くらいあるのかはっきりしませんが、多分レイアが二、三歳くらいまではアミダラが生きていたと考えるのが、妥当かと思います。
ただ、アナキンのダーク・サイドへ落ちる理由として、最も重要なものになりそうなのは、EP2を見た結果、「アミダラの喪失」であることを再確認しました。「アミダラの喪失」と言っても、
実際にアミダラが死ぬ必要はない。アナキンがアミダラが死んだと思えばそれで十分なわけです。そこで、『クローンの攻撃』のファースト・シーン。影武者の死が、伏線として効いてきます。アミダラの影武者の死を、シディアスがアミダラ本人の死としてアナキンに伝えたら…。アナキンに与える心理的影響は同じですね。これが、前に書き込んだ、EP3は『ロミオとジュリエット』に成りそうだ、という予想なんですけど。とにかく、いろいろな空想が膨らみます。
アナキンfbs@mqaの認識は?
投稿者:理力 投稿日: 7月 1日(月)21時51分00秒お久しぶりです。
先々行にペプシキャンペーンと盛り上がってきましたね。
>レイアに母親の記憶がある。
ここはEP3を妄想するにあたって、どう判断するのか、ネックだと思います。
既に旧3部作で描かれている
レイアには母親の記憶がある。
ルークは母親の記憶はない。おそらくは父の記憶もない。
アナキン=ヴェイダーは息子のことは知っているが、娘のことは知らなかった。
という事実を踏まえると、
アナキンはパドメの懐妊は知っていたが、出産の経緯は知らない。後にEP4〜EP5間にヤングスカイウォーカーの存在を知り、息子が生まれていたことを知る。
ルークは生まれて間もなくオビワンに引き取られ、タトゥーインのラーズ家に託される。
パドメとレイアは、ベイル・オーガナに保護される。レイアが幼少の頃、パドメは死亡。
というかんじではないかなぁ、と思います。
微妙なのが、アナキンがどこまで知ってて、どこまで騙されていたのかで、
例の「シスター!」の時にオビワンめ隠していたな、と言っていることから、
実際はパルパティーンの策略でも、表面上はオビワンに嘘をつかれていた形になるのではないかと思います。
あと、やはりパドメはルークとレイアを生んで間もなくボバに暗殺され、
レイアが覚えていたのは養母だった、というのもアリかと思いましたが……。
これはないでしょうね。
アミダラの喪失
投稿者:りょう 投稿日: 7月 1日(月)23時51分04秒樺沢さん、れもんさん、レスありがとうございます。
>「アミダラの喪失」と言っても、
実際にアミダラが死ぬ必要はない。アナキンがアミダラが死んだと思えばそれで十分なわけです。
ちょっと抵抗してみますが・・・
1つは、アミダラの生死をアナキンが勘違いするということがあり得るでしょうか。いくらダークサイドに落ちかけているアナキンでも、こればかりはフォースで判りそうなものですが・・・
現に、母親の危機は察知していますし。まあ母親の生前と死後では、アナキンのダークサイドへの傾斜ぶりがまったく違うにしても、少なくともアミダラに愛を告白した時点でダークサイドには落ちかけているわけだし。
ダークサイドだろうがライトサイドだろうが、自分と結びつきが強い者のことは察知できるのではないでしょうか。
また、「喪失」の心理的な衝撃としては、「死んだ」と知らされるのと「死んだ」のを見てしまった(フォースで察知した、でも可)では、もう決定的に違うと思います。知らされただけでは、「何かの間違いで実はどこかで生きているのでは」という気持ちが強く残りますから。
自分の腕の中で否応なしに「失った」と思い知らされる形でないと、ダークサイドに転落するトドメの一撃としては弱くなってしまうのでは?特に母親の時にその最悪の形で喪失を味わっているわけで、トドメの一撃はそれより強いショックでないと、という気がするのですが。
・・・いや、別にアナキンを苛めたいわけではないのですが・・・
ああ、その辺は樺沢さんの専門分野ですよね。どう思われますか?
なのでやっぱり私は「アミダラ死亡説」に1票です。
レイアとルークの母親認知問題については、何か上手く辻褄を合わせる方法があるはずだ、と思います。
スター・ウォーズと科学
投稿者:樺沢紫苑 投稿日: 7月 2日(火)01時23分42秒>りょうさん
EP3「ロミオとジュリエット」説は、あまり根拠のない私の空想予想ゲームの産物ということを、前提として理解していただいた上で、大いに論争したいと思います。多分あと半年くらいすると、いろいろなリーク情報が出てきて、自由な空想、予想というのが出来なくなってしまうでしょうから。
>1つは、アミダラの生死をアナキンが勘違いするということがあり得るでしょうか。
それは、冷静な状態であればという前提があれば正しいですね。しかし、EP3のアナキンは冷静な状態ではないはずです。『帝国の逆襲』のヴェイダーから父親の告白を受けたルークと同じくらいに、動揺した状態、心理的に追い詰められた状態になるでしょう。また、「アミダラの喪失」と同じくらいに強力なアナキンの心に動揺を及ぼす出来事が、他に二つ三つ起きるでしょう。
例えば、その一つはオビ=ワンとの溝の深まり、あるいは決裂(直接対決もありうる)ですね。
したがって、そうした追い込まれた状態での最後の一押しとして、「アミダラの喪失」が来るとすれば、フォースによる感知に乱れが生じてもおかしくないように思います。
オセロ
投稿者:シルヴィ 投稿日: 7月 2日(火)09時05分25秒EP3は『ロミジュリ』説は反対です〜
EP2を観る前は私もそう思って、本の感想の掲示板にカキコミしたこともありましたが
EP2が既に『ロミジュリ』または『トリスタンとイズー』だったので3はそれよりも強烈な
『オセロ』か『円卓の騎士の崩壊/アーサー王の死』あたりの展開でしょう。
オセロはベイダーに共通点が色々とあるようなのですが、読んだのがあまりに昔で
ホントはよく覚えていないんですよね。(単なる無責任発言)
再びアミダラの喪失
投稿者:りょう 投稿日: 7月 2日(火)14時10分30秒半日の間にずいぶん話が進んでいますね。みんなちゃんと仕事してますか??
といいつつ、私も仕事中に書いていたりしますが・・・
>樺沢さん
> したがって、そうした追い込まれた状態での最後の一押しとして、「アミダラの喪失」
>が来るとすれば、フォースによる感知に乱れが生じてもおかしくないように思います。
あり得るとは思いますが、それで騙されたまま、というのも不自然な気がします。
ダークサイドに落としてからもずっと騙し続けなければならないわけで。
EP2では、アナキンはアミダラに迫って振られた、おそらくあのナブーの日々では最も心が乱れたであろうその夜に母親の危機を察知しています。
アナキンという人間は、何にどれだけ心を乱されてダークサイドに近づいても、アミダラや母親に関することだけは騙されずに正確に察知できるような気がします。だからこそ、母親やアミダラの喪失がダークサイドへの転落に直結してしまうのでは。
樺沢さんは「完全解析本」で、「母親はアナキンにとって自己の一部」と書かれました。私もその見解には深く同意します。EP2の今では、アミダラもそうなりつつあるのでしょう。
EP2でも母親が死んだときの虐殺での表情は、私にはもうダークサイドに入ってしまったようにすら見えましたし、そうでなくても今回のアナキンは逸脱した行動や言動が多いです。というよりほぼ全ての言動が逸脱しているように見えます。
それでもEP2でアナキンがダークサイドに転落してしまわないのは、ひとえにアミダラがいるから、という気がするんですよ。アナキンをダークサイドに強く傾斜させている原因のひとつがアミダラへの思いであることは明白なのですが(それがなくてもいずれダークサイドに落ちそうな人間に見えるけど)、最後の一歩で踏み止まらせているのもまたアミダラの存在、という気がしました。
つまり、私の勝手なたいして根拠のない予想では、「アミダラが生きている限り、アナキンはダークサイドには落ちることができない」ということです。言い換えれば「ダースベイダーにはなれない」ってことです。
ダースベイダーになる、ということはアナキン・スカイウォーカーとしてのアイデンティティを放棄することですから、アミダラが生きている限りは、アナキンにはそれはできないのではないか、と思います。
たぶん、ここまでは樺沢さんも同意していただけると思うんですよ。
問題は「実際には生きているのに死んだ、とアナキンに信じさせることができるか」ということなんですけど、私は無理っぽいなぁ、と思っているわけです。
オビ=ワンとの対立もあるでしょうし、EP3ではアナキンにはいろいろ過酷な運命が待っていそうですが、追いつめられれば追いつめられるほど、アナキンにとってはアミダラが唯一の救いになるはずで、そのアミダラの生死もパルパティーンに騙されてしまうようでは、こいつダークサイドの人間としてもたいしたやつじゃないな、と見ていて思ってしまいそうです。
でも実際、どうなるんでしょうねぇ。
アミダラの死
投稿者:樺沢紫苑 投稿日: 7月 2日(火)23時27分35秒>りょうさん
>ダースベイダーになる、ということはアナキン・スカイウォーカーとしてのアイデンティティを放棄することですから、アミダラが生きている限りは、アナキンにはそれはできないのではないか、と思います。
全くそのとおりです。『クローンの攻撃』での最も重要な描写は、アナキンとアミダラの愛です。その愛が深ければ深いほど、アナキンはダーク・サイドには落ちない。そま愛の支えがある限り。
『クローンの攻撃』を見た人は、アナキンはダーク・サイドにかなり傾倒したと見るでしょうが、私は全く逆です。これだけの、アミダラの深い愛がありながら、ダーク・サイドに落ちる必要などあったのか? 大きな疑問が生まれました。
シミの死は、アナキンにとって大きな心の傷ではないと思われます。なぜなら、アミダラと結婚したから。シミの死から、アミダラとの結婚まで、そんなに日にちがたっていない。普通なら、服喪中なので絶対結婚しません。もし、アナキンかせシミの死にとらわれていたとしたら、いくらアミダラを好きだからといっても、結婚する心境にはなれなかったでしょう。すなわち、「シミの喪失による心の痛手は、アミダラの愛によって補完された」というのが、私の見方です。
以上のことから、EP3でアナキンのダーク・サイドに落ちる主要な理由は、アミダラの愛の支えがなくなるためと予想します。それが、死なのか偽装の死なのかは、正直わかりません。直感的な予想の域を出ないでしょう。そして、アミダラの喪失に、オビ=ワンが深くかかわる可能性も高い。アナキンはオビ=ワンを憎んでいた。単に、直接対決に負けたというだけで、あれだけの恨みは発生しないでしょう。アナキンにとって最も大切なものを奪う計画にかかわっていたとすれば、アナキンの強い怨念もわかりやすい。
旧三部作では『ジェダイの復讐』でオビ=ワンがルークに父の死について説明するシーンのように、「苦しい言い訳」が認められます。しかし、新三部作は最初からおおまかな構想を決めて書き始めており、非常に計画的に作られています。したがって、レイアの母は生きていたという発言に対して、「苦しい言い訳」で逃げるというパターンは、EP3ではないと考えていますが。
2人は、ロミオとジュリエット
投稿者:れもんスカイウォーカー 投稿日: 7月 3日(水)15時16分34秒>パドメの死について、
私は、生きてると思う理由があります。
有名なレイアの発言もそうですが、
ロミオとジュリエットに答えが隠されていると思いました。
「ロミオが、ジュリエットが死んだと勘違いしてしまう。」のと、
「アナキンが、パドメが死んだと勘違いする。」のと、
重ねていると思います。
つまり、オビワンが「パドメが死んだ。」と勘違いさせ、
ダークサイドに落ちたアナキンから隠し、
2人の子供に宇宙の未来を託し、もしかしたら、パドメはまだ妊娠中で
2人の子供の存在すら、隠されたのかも。
だから、EP4まで子供たちを捜そうとせず、
オビワン&ルークと再開した時、
フォースで子供と妻のことを悟ったのではないでしょうか?
>樺沢紫苑様は、どう思われますか。
ご指導ください。
オビ=ワンとアナキンの対立
投稿者:樺沢紫苑 投稿日: 7月 3日(水)22時33分17秒>レモンさん
>ダークサイドに落ちたアナキンから隠し、2人の子供に宇宙の未来を託し、
EP3のもう一つの論点として、オビ=ワンとアナキンの大きな対立、軋轢は、どのように生まれるのか? ということがあるでしょう。
大雑把な表現で言えば、オビ=ワンが「アミダラの喪失」に関与する可能性は、かなり高いでしょう。アナキンの最も大切なものを奪ったのがオビ=ワンだとすれば、アナキンは誰よりもオビ=ワンを憎む。実に当然の流れです。
実際に、オビ=ワンがひどいことをしなくても、パルパティーンがアナキンにそう思わせれば、同じ結果になるでしょうが。
そうした観点から見ると、レモンさんの仮説は、ごく自然な予想に思えます。
家系
投稿者:デヴァステーター 投稿日: 7月 4日(木)18時54分37秒
ちなみに「ジェダイ結婚恋愛ご法度」というのは、アナキンとパドメを「禁断の恋」にして物語を盛り上げるために、今回強引に作られた設定のように思います(笑)。
愛さえも。
投稿者:ニル 投稿日: 7月 4日(木)22時11分12秒デヴァステーター様
>ちなみに「ジェダイ結婚恋愛ご法度」というのは、アナキンとパドメを「禁断の恋」にして物語を盛り上げるために、今回強引に作られた設定のように思います(笑)。
僕はそうは思いません。と言うより、僕は旧三部作の時点で既に、
「ジェダイは愛するものを持ってはならない」という規則があると思っていました。
フォースを操れる者って言うのは、非常に危険な人物です。
悪いことしようとすれば、あらゆることが出来てしまいますから。
ですからジェダイの師は、自らをコントロール出来るようになることを第一に教えます。
一番自制心を失うとき。それは愛するものを失った時ではないでしょうか。
いや、自制心を失う、と言うより、自分に「暴れて当然でしょ」ってゴーサインを出してしまう瞬間でしょう。
例えば「母の愛」。自分の可愛い子供のためなら、鬼にだってなれる、子供を守るためなら、人殺しだって出来る、なんて話しありますよね。
他にも、恋人とか親とか、大切なペットとか、言われもなく殺されたりしたら、みんな鬼になりますよね。僕はなります。
そしてこれは人として、大切な感情だと思います。
しかし、ことジェダイに関しては、こう言った「愛から憎しみへ」と言う感情は、危険極まりない。一般人が憎しみを持っても、暴れられるのに限界がありますから、それに気付き自制するかもしれないし、自制できなくても、第三者が裁く事も出来る。
警察とかで。
しかしジェダイのような強大な能力を持つ者だと、止めるのが不可能にちかいです。
だから、自制心が大切になります。止められるのが自分だけだからです。
だから愛するものを持つことに関して、厳しいのだと思います。
この規則は、決して「行」のようなものではない、と思います。
また、だからこそ、人格形成される前に幼い子供のときに、親と離して修行を開始する。
アナキンの「母親を思う気持ち」をヨーダが気にしていたのは、そういうことだと思います。
(そしてこの危険極まりないアナキンの修行を、ジェダイ評議会にOKさせるには、
クワイガンの死、と言うエピソードがどうしても必要だった)
完成されたジェダイというのは、目の前で親が死のうが子が死のうが、師が死のうが弟子が死のうが、淡々と平和のために働きつづける、面白くも何ともない、非人間のような人物を指すのだと思います。
逆にダークジェダイは、我欲を大切にするから、非常に人間的と言えるでしょう。
だからこそ、「堕ちるのは、たやすい」のです。
パーフェクトに完成されたジェダイなど、観ていて面白くも何ともないですから、半人前のルークを主役にしたり、可愛げのある悪党(ハンソロやワトーなど)を物語の中に散りばめて、血の通った温かみを出しているのだと思います。
ジェダイの解釈
投稿者:理力 投稿日: 7月 4日(木)23時43分55秒こんばんは。
>完成されたジェダイというのは、目の前で親が死のうが子が死のうが、
>師が死のうが弟子が死のうが、淡々と平和のために働きつづける、
>面白くも何ともない、非人間のような人物を指すのだと思います。
ここはジェダイを語る時に問題となる点だと思います。
ただ、劇中で描かれているジェダイは淡々としている部分もありますが、結構闊達なヤツもいますよね。
個人的にはジェダイは宗教家に近いと思っております。
しかし、ボマーモンクではありませんが、閉塞的な宗教探求は、ともすれば我欲となり危険な存在となりますよね。
ですから、ジェダイは極端に偏るのではなく、人の欲望を理解しつつも、欲望を滅する。
すなわち徳の高い人物となることが求められるのではないでしょうか。
ただ、幼い内に母親から離すといったシステムは、やはりバランスを欠く行為だと思います。
そういった部分が誤りだったので、ジェダイは滅び(ある意味脆弱なので)人間の欲望を知った上でがんばるルークが、新たなジェダイを生み出して行く、ということではないかと。
RE:愛さえも。
投稿者:デヴァステーター 投稿日: 7月 5日(金)04時24分16秒ニル様
>僕はそうは思いません。と言うより、僕は旧三部作の時点で既に、
>「ジェダイは愛するものを持ってはならない」という規則があると思っていました。
う〜ん、結構鋭いですね。そんな感じもしてきました(笑)。ただ、そのあたりの描写が旧三部作では希薄だったので、今回「ご法度」が唐突に感じたんですよ。EP1ではたしかに描かれていましたね。恐怖や憎悪はダークサイドにつながっているが、その憎悪のもっとも大きな原因が「愛」の喪失であるということですね。目が節穴でした(^^;)。まさに「ジェダイは怒りを抱いてはならない、(それにつながる)愛さえも」ですね。
>完成されたジェダイというのは、目の前で親が死のうが子が死のうが、
>師が死のうが弟子が死のうが、淡々と平和のために働きつづける、
>面白くも何ともない、非人間のような人物を指すのだと思います。
そこまで行くと逆にシス的じゃないですか?EP2でオビ=ワンはそんな風にアナキンを指導していますが、だからこそダークサイドに転落したのでは?(それだけじゃないけど)。それでオビ=ワンは間違いを犯していたことに気が付いて、考え改めるも時すでに遅しと。それで旧三部作ではヨーダもオビ=ワンも「愛を持つこと」にある程度寛容的だったのではと思います(そう見えます)。恐怖や憎悪の危険性は説いていましたが、愛については皆無です、確か。だから「恋愛ご法度」に唐突さを感じたんです(ちょっと言い訳)。それに「愛」を思い出したからこそ、ヴェイダーはダークサイドから帰還できたわけですし。
Re:Re:愛さえも
投稿者:ニル 投稿日: 7月 5日(金)10時55分45秒デヴァステーター様
>そこまでいくと逆にシス的じゃないですか?
「面白くも何ともない、非人間のような人物」とは、ちょっと言い過ぎましたか(笑)
「じゃあヨーダは非人間的性格なのかよ」もしくは「じゃあ、温かみのある風に見えるヨーダは、ジェダイマスターとして完成されてないのかよ」って突っ込まれると、返す言葉がありませんね(笑)訂正します。
「ジェダイ評議会の考える、『完成されたジェダイ』というのは、目の前で親が死のうが子が死のうが、師が死のうが弟子が死のうが、
淡々と平和のために働きつづけるよう、自らの心をコントロール出来る人物」て感じかなあ?
でも、「逆にシス的じゃないか?」これは「それじゃあジェダイは悪者っぽくないか?」と言う意味だと思いますが、この点に対しては、「その通りだと思う」と答えたいと思います。
理由は、樺沢さんが「多様性」の書込みで見事にフォローしてくれているので参照してください(←楽すんなよ俺)「多様性のないもの」つまり「無個性」ということになりますか。
僕も、SWという映画は、ジェダイ評議会なるものに対して否定的に描かれていると思います。
逆に、ワトーの「no money! no parts! no deal!」なんてセリフは、描き方によっては非常に嫌な奴になりますが、我々観客から観て、そうはうつりません。むしろキュートですよね、ワトー(笑)また、悪の溜まり場カンティーナも、嫌な酒場のはずなのに、とても魅力的ですよね。
クワイガンもそうですよね。「向こうっ気の強い」、反体制派ですよね。
やはり樺沢さんの言う「多様性」を大切にして描いているからこそだと思います。
書いていて気付いたのですが、「無個性量産体制」のジェダイ評議会が、これまた無個性集団のトルーパーを承認し連れてきたんですね。
これは、「SWユニバースは、正義であろうが悪であろうが、マスゲーム的な体制に対し否定的である」ってことなのじゃないでしょうか
>「愛」を思い出したからこそ、ヴェイダーはダークサイドから帰還できたわけですし。
そうですよね、「愛」によってヴェイダ−は救われたと思います。
エピUで描かれている通り、ジェダイは「愛」を推奨しています。
ご法度なのは、「愛するものを持つこと」、物欲や独占欲、特に「執着」に対する心をコントロールできないといけない、と言うことじゃないでしょうか。
そうなってくると、デヴァステーターさんを惑わせた原因は、映画自体ではなく、「愛さえも」というキャッチコピーってことですかね。あのコピーは、あまりにも短絡的ですよね(笑)
まあ、気を引かせる、と言う点では優れたコピーなのか?(笑)
しかしデヴァステーターさん、なにはともあれ、僕はこうして、SWの話が出来るってこと自体が幸せです(笑)
僕の周りはこんな話誰も聞いてくれないですし(笑)
管理人様、デヴァステーターさん、皆様、今後とも宜しくお願いします。(急にあらたまる(笑))
ジェダイに愛は禁止か?
投稿者:樺沢紫苑 投稿日: 7月 5日(金)11時55分44秒「ジェダイは怒ってはならない。憎むことも。愛さえも。」
『クローンの攻撃』の宣伝文句ですが、この一文に私は非常疑問を抱いています。すなわち、この文章をルーカス本人が本当に考えたのかどうかということで。
なぜならジェダイでは、「怒り」も「愛」も、禁止していないから。と言うと、多くの人は驚くかもしれません。ジェダイで禁止されているのは、コントロールされない「怒り」であり、コントロールされない「愛」です。『帝国の逆襲』で、ヨーダが「コントロール」という言葉を繰り返し、感情のコントロールの重要性を訴えます。そして、『クローンの攻撃』では「ペイシェント(辛抱)」という言葉がくりかえされますが、「辛抱すること」と「コントロールすねこと」は、ほぼ同義でしょう。
拙著のオビ=ワンの心理分析で詳しく述べましたが、ダース・モールとの戦いで明らかに「怒り」を抱いています。しかし、モールを倒したオビ=ワンは、ジェダイ評議会で高い評価を与えられた。それは、単に結果ではなく、怒りをいだいてしまったがそれを見事にコントロールできたから、その感情のコントロールが結果として勝利につながったわけです。ジェダイで「怒り」を抱くこと自体が禁止なのであれば、いくらオビ=ワンがモールを倒したからといって、ジェダイ騎士に承認されないでしょう。
(以下、私の仮説)「愛」についても同様だと思います。そもそも、人民への愛や愛国心みたいなものがなければ、共和国の守護者としてジェダイが存在することもできないでしょう。親子の愛や恋愛感情自体をジェダイは本当に否定しているでしょうか? 任務に支障をきたすような「愛」、すなわちコントロールされない「愛」は当然禁止です。アナキンの愛(親子、恋愛両方)は、明らかに任務に支障をきたしていますね。
Reジェダイに愛は禁止か?
投稿者:理力 投稿日: 7月 5日(金)12時46分23秒>感情のコントロールの重要性
全くその通りだと思います。
ただ、そういった徳の高い人物ばかりのジェダイが全滅するために、
ある種ジェダイの弱点として(ヴェイダーアとなるアナキンの特殊性として)
早い時期に親から離す、といった設定を作った
(EP5でのヨーダ発言「年をとり過ぎている」がありますから、
EP1以降で改めておした)
ということではないでしょうか?
そういった完璧と思われる人物が滅びるのもまた、神話ちっくですよね。
ジェダイのあり方
投稿者:デヴァステーター 投稿日: 7月 5日(金)14時35分42秒>エピUで描かれている通り、ジェダイは「愛」を推奨しています。
ん〜?、アレはアナキンの言い訳っぽい気が(笑)。樺沢さんも「ジェダイは怒りも愛も禁止していない」と言われていますが、そうでしょうか?むしろ短絡的に全面禁止にしているように思います(新三部作の時点では)。それこそ昔の中学高校みたいに「男女交際一切禁止!」みたいな(笑)。それでこそ多様性のなさが引き立つってものですが、どうなんでしょうね?例のキャッチコピーは短絡的ですが、間違いではないと思います。
>、『クローンの攻撃』では「ペイシェント(辛抱)」という言葉がくりかえされます
>が、「辛抱すること」と「コントロールすねこと」は、ほぼ同義でしょう。
どこで「辛抱」という言葉が出たのかよく覚えてないのですが、逆にこれも任務を果たすことを最優先せよという極めて無個性な集団であることを強調するために使われた言葉ではないかと。EP1で「怒り」をコントロールすることでオビ=ワンはモールを倒すことが出来た。確かにそれは真のジェダイのあり方だと思います。ただ、そのことにオビ=ワン本人は気づいておらず、評議会に報告もしていないと思います。EP2の、評議会に従うだけのドロイドのような(←言いすぎ/笑)彼を見ているとそんな気がします。
(無題)
投稿者:ニル 投稿日: 7月 5日(金)17時16分05秒デヴァステーターさん
>>エピUで描かれている通り、ジェダイは「愛」を推奨しています。
>ん〜?、アレはアナキンの言い訳っぽい気が(笑)。
この点は,私は昔から「ジェダイの規則」と思ってしまってるので、言い訳っぽくは聞こえないですね。むしろ、評議会が「ダメ」って言っておきながら、公認で二人きりでデートさせてる点の方が引っかかります(笑)あと、裸同然みたいなセクシーな服を着ておいて、「ダメよ・・・」とか言ってるパドメも引っかかります(笑)
多様性
投稿者:りょう 投稿日: 7月 5日(金)17時23分27秒私はジェダイが恋愛禁止であるのは自然な話だと思っていました。
ジェダイは強い力(フォース)を持っていますから、強い自律性が求められるのは当然でしょう。
ジェダイの衰退とダークサイドの隆盛については、多様性か否かという観点で説明するのは私はちょっと抵抗があります。
強いフォースを持つ者が自分を律することができなくなればダークサイドに落ちる、ということは昔から実例もあり、だからこそジェダイは厳しく自分を縛らねばならないわけです。
「コントロール」という概念も出てきますが、恋愛感情なんてコントロールできない感情の最右翼でしょ。人間にコントロールできない感情なら遠ざけてしまえ、というのは極めて当然の帰結で、現に私たちの世界でも実に多くの実例があります。多くの宗教で結婚や婚外交渉に対する厳しい戒律が存在するのも、「人間は恋愛感情(もっと判りやすく言えば性欲)を制御できない」ことを長い歴史の中で人間自身が骨身に染みて知っているからでしょう。
ただ、その恋愛感情や親子の情といった「制御できないほど強い感情」は、エネルギーとしてはとてつもなく強いわけで、ジェダイよりシスの方が強いのは、ある意味当然だと思うわけです。
アナキンがダークサイドに落ちるのも、ライトサイドに帰ってくるのも、結局は全部それであり、別にベイダーがあの瞬間に息子に対する情を「コントロール」したわけではないんですよね。息子への情が他の全てを上回っただけですから。
つーことは、「フォースにバランスをもたらした」ものが何であったか、というと、結局は「ダークフォースを破ったのもダークフォース」ということではなかったのでしょうか。
辛抱
投稿者:樺沢紫苑 投稿日: 7月 5日(金)18時05分05秒>恋愛禁止
交際禁止ではあると思いますが、例えば「恋愛感情を抱いてしまう」ということ自体が、ジェダイの枠組の中で「悪」とみなされるのかどうか、ほんの一瞬の気の迷いすら禁止事項とされているのかどうか、ということです。交際禁止であるいじょう、事実上の恋愛禁止と同じですが、ジェダイの価値観として、「怒り」や「愛」が湧き上ってくること自体は禁止していない、いや禁止できないということです。つまり、人間として「怒り」や「愛」が湧き上がってくるのは当然として、それをどうコントロールしていくというのが、ジェダイに科せられた「道」なのだと思います。
つまり、「怒り」や「愛」が湧き上ってくること自体を禁止するとなると、それはロボット人間なわけです。つまり、ジェダイはそういう人間を目指しているというわけではないと思います。
>どこで「辛抱」という言葉が出たのかよく覚えてないのですが
ザムを追って、クラブに入る前に、オビ=ワンがアナキンに言います。"Tnink. Patient. Use the Force."と。つまり、「考え、辛抱し、フォースを使う」ということが、ジェダイのとるべき行動の中で重要な意味を持つということです。(Patientは他にも二ヶ所以上で使われていたと思いましたが。)
辛抱の意味は、自分の感情や欲求を我慢しコントロールするという意味。つまり、コントロールすべき元の感情が存在することを前提にした言葉です。つまり、その辛抱すべきその感情についての存在を容認しているということでしょう。
(無題)
投稿者:ニル 投稿日: 7月 5日(金)19時46分56秒りょうさん
>ただ、その恋愛感情や親子の情といった「制御できないほど強い感情」は、エネルギーとしてはとてつもなく強いわけで、ジェダイよりシスの方が強いのは、ある意味当然だと思うわけです。
まず、「恋愛感情や親子の情といった『制御できないほど強い感情』は、エネルギーとしてはとてつもなく強い」。
これはダークフォースではないのでは?
「愛情」を持った後に、裏切りや別れ、死、などから来る「悲しみ」や「憎悪」なら、とてつもなく邪悪で強いダークフォースエネルギーでしょう。
僕はライトフォースとダークフォースは以下のような違いであると思っています。
ライトフォース=自然界のあらゆる所に流れる、自然のエネルギー
ダークフォース=邪悪な感情のエネルギー
(エピ5でのダゴバのシーンと、エピ6の皇帝の言葉からの予測です)
また、ヨーダはダークジェダイについて「強いのではない、たやすいのだ」
と言っています。
「たやすい」とは、感情にまかせてエネルギーを発することは容易である、と言う意味ではないでしょうか。(逆に、自然界のチカラを見いだすのは、非常に難しく感じます)
ですから、
>ベイダーがあの瞬間に息子に対する情を「コントロール」したわけではないんですよね。息子への情が他の全てを上回っただけですから。
>つーことは、「フォースにバランスをもたらした」ものが何であったか、というと、結局は「ダークフォースを破ったのもダークフォース」ということではなかったのでしょうか。
大変面白い説ですが、上記の説明通り、「息子への情」は、ダークフォースではないと思います。
いかがでしょうか?
RE:辛抱
投稿者:デヴァステーター 投稿日: 7月 5日(金)20時59分41秒>つまり、「怒り」や「愛」が湧き上ってくること自体を禁止するとなると、それはロボ
>ット人間なわけです。つまり、ジェダイはそういう人間を目指しているというわけでは
>ないと思います。
あ、私もそこまでは思ってないです(^^;)。湧き上がる感情自体は否定しませんが、それのコントロールの仕方に2種類あるのではと。
ひとつが「辛抱」で感情を抑えることです。評議会はこれを推しているようで、ダークサイドにつながる可能性は何もかも摘み取れと言うことです。このあたり一昔前の、個性を否定するかような学校教育に非常に似通っているような気がします。腐ったみかんってやつですか(^^;)。評議会に従順に行動するオビ=ワンは、そういう意味では非常に優等生であると言えますが、そのおかげでアナキンは不良チック(笑)になったのではと。服装もジェダイとしては不良ですし(^^;)。
もうひとつが「支配」することだと考えています。うまく言えませんが、「負」の感情を「正」のエネルギーに変えるようなものです。モールを倒したときのオビ=ワンがこの状態だと思います。これこそが真のジェダイのあり方ではないかと(言い切るのはちょっと早計だとは思います)。
>Patientは他にも二ヶ所以上で使われていたと思いましたが。
オビ=ワンがアナキンを諭すときに使われていたなとは思ってましたが、記憶に自信がなかったため、正確を期す意味で「よく覚えてない」と言っておきました。県内にDLPの劇場があることを今日知ったので、明日もう一度観に行ってきます(^^)。
RE愛
投稿者:アナキンきん 投稿日: 7月 5日(金)21時56分29秒アナキンは、パドメにあれだけの愛があるんだったらどしてダークサイドに、入ったんだろうなー。
ちなみに、ぼくは、9歳です。
ダークとライトの両サイド
投稿者:りょう 投稿日: 7月 5日(金)23時30分15秒ニルさん、レスありがとうございます。
>まず、「恋愛感情や親子の情といった『制御できないほど強い感情』は、エネルギーとしてはとてつもなく強い」。
>これはダークフォースではないのでは?
説明不足、というか自分でも整理できていないまま書いていたのですが、私はライトサイドとダークサイドは表裏一体で「愛はライト」「怒りはダーク」と一言で区別がつくものではない、と受け取っています。
どんな感情も、ダークサイドへ通じるものであるが、怒りや憎悪もそれ自体がダークサイドを定義するものではない、と思っています。
でも、アナキンはダースベイダーになるわけで、何か決定的な一線、というものはどこかにあるのでしょうが、それが何なのかは私にはまだはっきりとは判りません。
EP1とEP2を見た限りでは、「自分自身で制御できなくなったとき」が決定的な一線なのか、とも思います。愛はそれを失うことの恐れに通じ、恐れは怒りに・・というわけで、愛なら愛だけが単独で存在することはないわけで、強すぎる愛は必ずそれを失うことへの恐れとセットになっているわけでしょ。
ダースベイダーが仮面を被っていたのは、強すぎるフォースが迸るのを制御できなかったからですよね。
でも、パルパティーンは普段は見事に「堅気の人間」を演じているわけで、それは自分の感情やフォースを制御しないとできないことでしょう。
なので、「ライトサイドとダークサイドの決定的な一線」というのは、未だ私には判りません。
それはEP3で明らかになるはず、と楽しみにしていたりします。
そうそう、EP2でもアナキンの復讐シーン、あれは私の目には「ダークサイドに落ちてしまった」ように見えたのですが、あれでも片足は突っ込んだかもしれないけど「落ちて」はいなかったわけでしょ。決定的な一線、というのがどこかにあるんでしょうね。
なので、「ダークフォースを破ったのはダークフォース」説をもう少し詳しく書くと、ベイダーの息子への愛→その息子を失う恐れ→その張本人であるパルパティーンへの憎悪、が最後にベイダーにあの行動を取らせたとすれば・・・言えませんか??
ヨーダの「恐れは怒りに通じる」発言も、よく聞いてみれば怒りも憎しみも苦痛も、「ダークサイドに通じる」と言っているだけで、それらの負の感情がイコールダークサイドとは言ってないのです。
ですから私は感情そのものには、それがどんな感情であってもライトもダークもない、と解釈しています。フォース自体もそれは単なるエネルギーのようなものであって、ライトもダークもない、ライトだダークだというのはあくまで人間から見た定義、ではないでしょうか。
ある種の感情や情動の発露とフォースが出会ったときに、その人間にある種の変化が起こり、それを「ダークサイド」と呼んでいるのでは。
とすれば、「強すぎる愛」はもう十分に「ダークサイドに通じる」感情であると思います。
先の投稿はそういう意味での「ダークサイドがダークサイドを破った」ということです。
またの反論をお待ちしています。
感情のコントロール、とは?
投稿者:りょう 投稿日: 7月 6日(土)00時12分45秒連続投稿で済みません。これ書いたら1日は大人しくしてます。
>樺沢さん
>交際禁止ではあると思いますが、例えば「恋愛感情を抱いてしまう」ということ自体が、ジェダ
>イの枠組の中で「悪」とみなされるのかどうか、ほんの一瞬の気の迷いすら禁止事項とされてい
>るのかどうか、ということです。交際禁止であるいじょう、事実上の恋愛禁止と同じですが、ジ
>ェダイの価値観として、「怒り」や「愛」が湧き上ってくること自体は禁止していない、いや禁
>止できないということです。つまり、人間として「怒り」や「愛」が湧き上がってくるのは当然
>として、それをどうコントロールしていくというのが、ジェダイに科せられた「道」なのだと思
>います。
今までは「感情のコントロール」を深く考えもせずに納得していたのですが、パルパティーンのことを考えたら少し判らなくなりました。
パルパティーンの抱えているものは愛や恐れといった感情ではなく、権力欲のように感じます。まあその根底には世界全てに対する憎しみといったものはあるのでしょうが。
ただ、あれだけ自己抑制が利いた姿を見せられると、「感情をコントロールすること」はライトサイドに留まる絶対条件ではない、という気がしてきました。少なくともパルパティーンはベイダーのように溢れ出るフォースを抑えるために仮面を被る必要などありませんし、シスの姿でいるときですら自己を完全にコントロールしているように見えます。
感情がコントロールできなくなることは、確かにダークサイドに落ちるための道ではあるのでしょうが、それは表面的なことであってもう少し何か深く突っ込むこともできそうな気がしています。
ああ、イメージでは判るんですけどね。言葉にするのは難しいですね。
「考えるな、感じろ」というヨーダは確かに正しい。
スポーツやってるとよく判るんですよ。
私はテニスをやっているのですが、試合は熱くならないと勝てません。試合が始まっても、負けていても妙に冷静なときはまず絶対にそのままズルズルいきます。私の場合、このパターンが多い。
カッカと熱くなったとき、それが集中力に繋がる時があって、そういう時は実力が遙かに上の相手にも勝てたりするんですね。でも、単に熱くなるだけでは余計弱くなる。
熱くなった結果が集中力に結びつくか、焦燥感に結びつくか、それはほんの紙一重の差なんですけど、結果はまったく正反対になるわけです。
まあ、きっとそういうことなんだろうなぁ、というわけです。
でも、熱さを集中力に繋げるのはと〜っても難しく、とても自分ではコントロールできません。できていたら今頃県のランキングで2ケタくらいには入ってるかも。きっと私がジェダイになったら、あっという間にダークサイドに落ちてしまうんだろうなぁ・・・
これがほんとに本日最後
投稿者:りょう 投稿日: 7月 6日(土)00時21分42秒最後といいながらまた出てきました。すみませんすみません。
大事なことを書き忘れていたので。
つまり、下の「コントロール」ということで言えば、パルパティーンも立派なプレイヤーなのですよ。テニスの試合をすればウインブルドンで勝てるくらいの。
すなわち、「感情をコントロールすること」自体は、なんらライトサイドを保証するものではない、としか思えないのです。逆に言えば、己の感情もコントロールできないやつは、ダークサイドに落ちても三流にしかなれん、ということです。
と考えれば、ヨーダの「教え」は、ダークライト関係なしに単に「強くなること」を目指しているに過ぎず、ダークサイドから弟子を守るには何かが欠けていた、ということなのでは。
そりゃ「ダークフォースは見えにくい」よなぁ。