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「エピソード2」語源辞典
 今のところルーカスのインタビューや、メイキングの裏話もあまり出ていない状態なので、根拠は薄弱です。今後、増補、改定していこうと思いますが、とりあえずお楽しみください。

coleman_trebor.jpg (8606 bytes) コールマン・トレバー Coleman Trebor
 ジェダイ評議員の一人。ジオノーシスの戦いでジャンゴに撃たれ死亡する。

1 ロブ・コールマン Rob Coleman
 『クローンの攻撃』のアニメーション監督。コールマン・トレバーはフルCGで描かれたキャラクターであるから、コールマン・トレバーを創り出したのがロブ・コールマンということになる。
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corde.jpg (10466 bytes) コーデ Corde
 アミダラの影武者の一人。賞金稼ぎザムの仕掛けた爆弾の爆風に巻き込まれて死亡する。

1 Decoy(デコイ)
 Cordeは、アミダラのdecoy(身代わり)になって死んだ。Cordeのeは、その上に点がついており(HTMLで表記不能?)、Padmeのeと同じである。Padmeが劇中で、パドミィと呼ばれていたように、コーデもコーデ(ィ)と呼ばれている。
 「コーディ」の音を並び替えると「デコイ」になる。

 

shaakti.jpg (9924 bytes) シャアク・ティ
Shaak Ti
 ジェダイ騎士の一人

1  シャクティ(Sakti: サンスクリット語)
 シャクティとはサンスクリット語で、「できる」を意味する語根(レsak)から作られた女性名詞であり、一般的に「能力」や「創造力」を意味する。ヒンドゥー教ではシャクティは重要な概念であり、それは本来最高神の活動力であり、同時に女性的な力(性力)も意味する。
 バトメとシミの語源は、サンスクリット語/ヒンドゥー教に関連していると考えられる(「新三部作完全解読本」P199、201)。 したがって、「エピソード2」にもサンスクリット語源の言葉が登場していても、何の不思議もない。ルーカスの愛読書と考えられるジョゼフ・キャンベル著「神話のイメージ」(大修館書店)にも、「シャクティ」という言葉は10箇所以上で使われている。

 

shu_mai.jpg (8941 bytes) シュー・マイ   Shu Mai  

 ジオノーシスにいた分離主義者の一人。コマース・ギルド代表。

1 シュウマイ
 そのまんま。根拠なし。
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typho.jpg (7469 bytes) キャプテン・タイフォ 
Captain Typho
 アミダラを護衛にあたっていた。

1 大鵬(taihou) 
 2度の6連覇を含む32回優勝の偉業を成し遂げた力士。柏戸とともに、戦後の相撲黄金期を作り上げ、”巨人、大鵬、卵焼き”という言葉が流行した。
 キャプテン・タイフォは、大鵬のように強い存在ではないが、日本通のルーカスであれば、大鵬の名前を聞いたことがあってもおかしくはない。
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2 台風(typhoon)
 Typhoon(タイフーン)の「n」はほとんど発音されないので、発音的にはタイフォに非常に近い。
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dooku.jpg (8232 bytes)  ドゥークー伯爵 Count Dooku

1 ドラキュラ伯爵(Count Dracula)
 ドゥークーのネーミングに、ドラキュラが影響していることは、間違えないだろう。ドゥークー伯爵を演じるクリストファー・リーが、ドラキュラ伯爵を演じていたことは、あまりにも有名。

2 毒(doku)
 日本の雑誌の特集に書かれていた。
 多分、根拠なし。
 

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ドラキュラ伯爵
(クリストファー・リー)

 

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ザム・ウェセル Zam Wesell

1 グレゴール・ザムザ
 カフカの「変身」の主人公の名前はザムザ。ザムは変身能力を有するエイリアン、クローダイトだった。
 ザムザは、自分の寝床で目を覚ますと、自分が一匹の巨大な毒虫に変わっていることに気づく。
 毒虫といえば、ザムは「コウハン」という毒虫を使い、寝床で眠るアミダラを暗殺しようとする。

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カフカ

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ザムの素顔

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ベッドの上の毒虫
コウハン

 

lama_su.jpg (7950 bytes) ラマ・スー Lama Su

1 雷の神 ラマスーン Ramasun
 ラマキエン(タイ語版のラマヤナ物語)に登場する雷の神(参照 タイの民話 メカラとラマスーン)。ラマキエンには、シミの語源と思われるラクシュミー(富の神)も登場する。
 また、ラマスーンは台風の名前でもある2000年から台風に国際的な名称がつけられることになった。日本国内向けには使用されないが、船舶向けなどでは台風番号とともに使われる。「ラマスーン」の名前は、タイから提案された(すなわち、この語源も雷神ラマスーンであり1に同じ)。ちなみに、2002年第5号台風が「ラマスーン」である。 関連ページ

 ラマ・スーの住むカミーノでは、いつも暴風雨が吹き荒れている。すなわち、年中台風のような状態であり、ラマスーンの語源はピッタリである。

 Ramasunの頭文字はRで、Lama SuのLとは異なるが、ロボット(Robot)を語源とするロボト(Lobot、『帝国の逆襲』ランドの側近)というのもあり、それだけでは否定できない。

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カミーノの首都 ヒポカシティ

2 ラマ(Lama glama)
 偶蹄目、ラクダ科の動物。南米に棲息する。
 カミーノアンと顔がそっくりである。また、首が長いところなど、外見的な特徴がピッタリである。

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3 ダライ・ラマ(Dalai Lama)
 チベット仏教における最高指導者で、チベットの国家元首。「ダライ・ラマ」とはモンゴル語の尊称で「智慧の海」という意味。
 ラマの条件とは、
1 (自分自身の日常的な行動を)わく制御している者であり
2 (口数が少なく)静謐な者であり
3 (誤った見解を)寂滅している者であり
4 功徳が弟子よりはるかに勝れている者であり
5 勤勉で
6 聖言に富んでおり
7 実義(真実)を理解しており、
8 法話をするのが非常に上手であり、
9 憐れみ深く
10 怠けることをしない 
 人物である。

 ラマ・スーは、ラマの条件を一部満たしているようでもあるが、そこまで徳はなさそうでもある。一国の国家元首という点では共通している。
                <2、3については、naoさんの投稿>

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ダライ・ラマ14世