なぜ土があがらないか!

ロクロは常に水平方向外側に向かって広がるように遠心力が働いているので、その力を逆向きに、内側方向に向けるようにすれば行き場を無くした土は上に上るしかなくなる。
要するに外側から内側中心に向かって押せば基本的に土は上がる。(遠心力を内側、上方向に向ける)

方法は一つではなく器の大きさによって多少の違いはある。また人によってかなり手(指)の使い方が
違いますが私のやり方を以下にのべます。
1.土練りを十分おこなう。
 荒練りはもちろん、菊練りを相当やります。
2.土殺しも十分行う、これが一番大事です。
3.内側の手と外側の手で土を締めながら上げる。
        具体的には
a.外側の指は内側の指よりやや下の位置
b.力は6対4、あるいは7対3の割合で外側に入れる
c.高く上げる場合は上の部分を先に上げておいて、
 次に真ん中を上げ、最後に底部を上げる、遠心力
 は上に行くほど小さくなるから。
d.上の径は下部の径より常に小さくしておく
e.練習あるのみですが湯のみを500本挽けば思うよう
 に土は上がるようになります。

 又、色々な形の作品を作るには、コテ等の適当な道具も必要である。陶芸の材料店にもかなりの種類ありますが、元来道具は自分で作るものらしい。
ゴルフでも上手な人ほど道具(クラブ)にこだわ
る。
最も大事なことは手順を間違わない事である。
チャレンジ精神あるのみ!

 

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