![]() |
河口湖の東岸、産屋ヶ崎から甲府に抜ける国道137号線を北上、御坂峠からは河口湖と富士山を一望できる。
この写真の撮影場所は、有料道路の御坂トンネルに入る手前。
大きな滑り台のような見晴台があって、そこに登ってみると、前方の木々がじゃまにならない。大きな観光バスが道路に停車するので、そちらの方がじゃまになる。風のある日は、下から木の葉が舞い上がってくる。木の葉が落ちてくるのではなく、上がってくるのである。
富士山の手前に、舞い上がってくるたくさんの木の葉はとても美しく、感動的である。
木の葉の動きを出すために、スローから高速までシャッタースピードを変えながら、フィルム一本使い切ってしまった。現像してみると、あの感動的な木の葉が、全部、ゴミかホコリのようにしか見えない。 あ〜 失敗!もう少し先の旧道の御坂トンネルに向かうと、トンネルの手前に「天下茶屋」がある。昭和13年頃、太宰治がここで執筆活動を行った。
2階には当時を再現した太宰治記念室があり、「富士には、月見草がよく似合ふ」の文学碑も建てられている。
ちょっと足を延ばしてみるといいかもしれない。