阪急電鉄・能勢電鉄
正雀工場
クレーン
あの重い電車のボディをつりあげて、台車からはずしたり、とりつけたりし
ます。左上の写真はクレーンでボディーを持ち上げているところです。右
上の図はクレーンのおもな構造です。ボディの下にハンドルで棒を伸ばし
てひっかけます。そして、そのままロープで持ち上げます。この作業では5
〜6人(?)ぐらいの人手を使います。
自動塗装装置
塗装機はその名のとおり車体を塗装します。塗装は全自動で行われます。
右上の写真は塗装機です。全部で2台あります。左上の写真は塗装を終
えた車両です。窓や、方向幕などはマスキングされます。塗装機の出現で
危険だった塗装がすべて機械でおこなわれ、また時間も大幅に削減され
ました。しかし幌(車両と車両のあいだの通路)は別の場所で、手作業によ
る塗装が行われます。塗装機のおかげで、阪急のボディはいつもきれいな
マルーンカラーが保たれているのです。
床下検査台
この台は、電車の床下のパイプなどを点検するためにあります。レールとレ
ールのあいだに穴をほり、そのすき間に人が入り、点検します。