私は、秋から冬にかけての寒い季節が好きです。

　体質的には寒冷地仕様（！？）にできているのか、寒さに強いというのもその理由のひとつではありますが、私の趣味である音楽もどちらかというと春夏より秋冬のほうが感性豊に楽しめるような気がしますし、また美味しい食べ物も秋冬のほうが多いですよね。

　そして・・・私が、特に冬好きである最大の理由は、この季節がスキー・シーズンだというところにあります。

　すべてが雪と氷に覆われ、寒さでピンと張りつめた空気にはなんともいえない緊張感があり・・・そんな白銀の世界の中を冷気を切り裂いて滑っている瞬間は、私にとってまさに至福の時なのです。

　ちなみに、私がスキーを始めたのは歯医者になってからのこと。 最初に師事した恩師に 「緻密な手技を必要とする歯科医という仕事を長くしていようと思うのであれば、手にインパクトの衝撃が伝わる類のスポーツは今のうちにやめておきなさい。」 と言われたことがきっかけでした。

　それから今日まで、軽い山歩きとスキーだけが私のするスポーツになっているわけですが、阪神間に住む私がスキーをするには、まずは雪のある場所まで出掛けて行かなくてはならず・・・そうなると、簡単に日帰りでというわけにはなかなかいかず、結果的に診療を休まざるをえなくなるのが、唯一スキーの辛いところです。

　そのため、これまでに何年も続けてゲレンデに立てなかったこともあったのですが、「冬場にしかできないスポーツなんだし、自分自身のリフレッシュと充電のためだと思って、足腰がいうことをきいてくれてるうちに（・・・！？）思い切って行っとかなきゃ！」 と家内も言ってくれますので、これからはせめて1シーズンに1〜2回、雪の上に立ちたいものだと思っています。