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この口臭でお悩みの方は、結構多いのではないでしょうか。人間が動物である以上、生理的な口臭は誰にでもあるのであり、これに対してあまり神経質になる必要はないのですが・・・しかし、だからといって無頓着過ぎるのも少々問題です。 つまり、ノイローゼ的に神経質になる必要はありませんが、他人が不愉快になっていることに気付かないのも、鈍感過ぎるというか、一種のマナー違反かもしれないということであり、そして何よりも、基本的に口臭は口腔内の健康状態を示すバロメーターでもあるということを忘れないで頂きたいのです。 そこで、この項では意外と皆さんの身近な問題である口臭を、その原因の分類と対処法に分けてお話ししてゆきますので、一時的にそれを紛らわせるような市販の口臭対策商品にたよるのではなく、それらはあくまでも補助的なものとしてお使い頂き、根本的なブレス・ケア(Breath Care)をして頂きたいと思います。 |
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その原因による分類 |
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原因と対処法 |
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ここでは上記の分類に従って、その原因が歯科領域内にあるものに関してのみ、その対処法をお話ししてゆくことにいたします。
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唾液と口臭 |
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基本的に、歯科領域に原因のある口臭は、何らかの形ですべてに口腔内常在菌が関与しています。そして、この細菌の活動を押さえる大きな役割を果たしているのが唾液なのです。ですから、唾液の分泌量が減少すれば、必然的に口臭は増すと考えていただいていいでしょう。
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口臭に関しては、私の目から見ておりますと・・・気にされる方は、それはもう神経質なほどに気にかけていらっしゃるのですが、そのような方に限って大した口臭はなく、むしろ強烈な口臭を持っておられる方のほうが、いたって無頓着・・・という傾向があるように思えます。 このことからもわかるとおり、口臭は基本的に口腔内のケアが出来ておられる方には少なく、ケアのいいかげんな方は強いと言えると思います。 また、口臭は自分だけの問題ではなく、周囲の人に不快感を与えるというネガティブな副産物をも生んでまいりますので、文頭でも書きましたとおり「口臭は、口腔内の健康状態を示すバロメーターである」ということと共に、この意味からもブレス・ケア(Breath Care)を心がけていただきたいと思います。 |