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ザ・インタビューズ 「書き出し文を質問し、それに続く文を書く。」
「ありえない こんな所に君がいるなんて」
震える声が漏れる。
そうだ、確かにあの日、僕は君を殺した。
その白くて細い首を締めて。
血の色に似た赤い唇から、言葉にならない声を残して、
君はこの世から消えた。
その後のことも覚えている。
僕は君を、誰も来ることのない廃屋の床下に埋めた。
眠っているかのように、静かな微笑みを浮かべる君。
すべてが失くなることを願って、僕は君の上に土を被せた。
「ありえない こんな所に君がいるなんて」
もう一度、今度はハッキリと言葉が出る。
目の前にいるのは、あの時と同じ、静かな微笑みを浮かべる君。
そして、血の色に似た赤い唇が、ゆっくりと開かれる。
それは破滅への道が開かれたことを知る、合図だった。
2014.06.22 
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