TOP> おもひで: その23
    帰れないの
     
私が住んでいる宿舎の門限は22時です。
小学生ですらまだ塾で勉強してそうな時間です。
私けっこういい歳です。 お酒好きです。
ちょっと遊びに行っちゃったら、こんな時間に帰れるはずがありません。

別に“門限破ったら罰則”なんてモノはないのですが、普通に閉め出されてしまうのです。
多少の遅刻は管理人に頭を下げればなんとかなるのですが、さすがに12時過ぎとかには帰って来にくいもの。
中国人学生は“よじ登る”なんて芸当を持ってるようですが、私にはムリです。腰痛いです。

で、閉め出されたときはどうしよう?
冬は凍死か?
参考にならないとは思いますが、何パターンか体験談を交えてご紹介します。

一番リッチな方法は、ホテルに泊まる!
おすすめは瀋陽北駅そばに数年前にオープンした東横イン(東陽閣IT飯店)。
一人部屋で150元(2,500円前後)からと非常にリーズナブル。
3人ぐらいで2人部屋にとまるともっとお得♪
ただし一応22時までにチェックインが必要とか、チェックインにパスポートが必要とかいろいろ制約もあります。
それにやっぱり高い!
ってなわけであるいみ最後の手段です。

そこそこいいのが24時間営業の足療(エロくない方の足裏マッサージ)。
マッサージをしてもらってそこで寝かせてもらう。
ただし24時間営業の店で、それなりに顔見知りじゃないときついかも知れません。
24時間営業をうたってて実際行ってみたら閉まってた...なんて話も聞きます。
ちなみに私このコースは未経験。

よく使うのが近場のカラオケ店。
たいてい深夜営業しております。
ここでお姉ちゃんをつけずにひたすら歌う。疲れたら寝る!
西塔だとちょっと高いかも知れないけど、他の所は一時間10〜20元/部屋で朝まで過ごせます。
ただし冬はちと寒い。部屋もタバコくさい...などなど欠点もあります。

他には24時間営業の喫茶店なんてのもあります。
某チェーン店では24時間以内なら一人18元ぐらいでお茶やコーヒー、ジュースが飲み放題。
ただし疲れ果てて寝てしまうと店員が起こしに来る。
この店で眠るのはNGらしい。
正直お茶もコーヒーも美味しくない。

最後に、体力があってお金がない人向けなのが中山広場。
24時間なんだかんだで人がたむろってて、毛沢東さんのお膝元で語り明かすもよし。眠るもよし。カップ麺すするもよし。
ただし冬は即死するのでムリ。8月でも夜は結構冷え込むので、一枚羽織るものは必須アイテム。
真夏の夜は一度試してみたいコースですね。
実際「野良犬」なんてあだ名がつきました...

結論:
門限がない人が羨ましい。