ぶらり旅日記2003 その5
冷凍サンマ
漁港の朝は早い。
時間は朝の6時ごろ、外では時間を知らせるチャイムやら大音量のラジオ体操やらが流れていた。
思わず起きてしまったが、いくらなんでも早いので2度寝することに。
次に起きたのは8時ごろ。まだ眠い。
今日は、昨日行ったサメの博物館と同じ場所にある「氷の水族館」へ行ってみることにした。
これは、名前の通り氷漬けにされた魚が展示してあるという珍しい博物館で、館内は常に−20℃という低温で保たれているという。
入り口では防寒服が貸し出されており、扉は簡単に開かないよう厳重に封鎖されていた。
受付でチケットを買い、重々しい扉(自動ドアだが)を開け中に入ってみる。
館内には氷の塊が乱立し、その中に魚や蟹などの海の生き物が埋め込まれているという、なかなか新鮮な景色が広がっていた。
しかし、寒い。防寒服はあるが手袋や帽子がないので、あまり長時間は居られそうにない。
館内はかなり狭く、すぐに見て回れるので、手早く魚を鑑賞し、写真を撮る。
氷の塊は手の届く場所にあるのでぺたぺたと触ってみたが、氷なのに溶けない。
−20℃の環境にある氷っていうのはこんなもんなのかー。
そりゃ、眼鏡も曇ります。
東北大返し
さて、次の目的地なんですが。
今日は、このまま自宅まで戻ります。
戻ります、なんですけど現在位置は気仙沼。普通列車で東京まで戻るには10時間以上かかります。
気仙沼発の電車は11:31。大変です。
時刻表を見れば可能な距離ですし、乗り放題の切符もあるので、思い切って直行してみます。
まずは気仙沼より小牛田へ、そこから東北本線に乗り換え黒磯まで移動(小牛田→黒磯で4時間以上かかります)。
さらに黒磯から大宮、新宿、そして自宅のある小田急永山(ここは特急を使いました)まで一気に移動。
と、文に書くのは簡単ですがさすがに疲れました。
まぁ、こんなに長い間電車に乗りっぱなしという経験は無かったので、良い体験ができたかな、と思っております。
ちなみに、家に戻った頃には台風10号の影響で相当風が強くなっていました。
帰るタイミングとしては良かったのかも。
あー、くたびれたっと。
おしまい。
〜 本日の行程 〜
気仙沼 ――JR気仙沼線―― 小牛田 ――JR東北本線―― 大宮 ――JR埼京線―― 新宿
――小田急線(特急)―― 小田急永山 ―― 永山駅 ――バス―― 南買取
総評
さて、ぶらり一人旅も今年で3回目。だいぶ小慣れてきました。
今年はビジネスホテルを一度も利用しなかったので、以前よりは旅らしい旅ができたと思います(その分費用もかさみますが)。
あと、青春18切符を初めて使用した旅でもありました。やっぱ、電車乗り放題(JR限定)というのは良いですね。
しかし、今年も去年ほどじゃありませんが、移動に時間がかかりあまり観光ができませんでした。
次回は、もう少し移動距離を縮めてみましょうか。
来年どうなるかはわかりませんけどね。
いろいろあった、ぶらり旅日記2003もこれにて終了。
また来年ということで。
とりあえず・・・ぶらり旅日記2004でお会いいたしましょう。
・・・めでたしめでたし( ̄人 ̄)