【日時】2009年5月17日、風雨
【大会】雨の鯖街道ウルトラマラソン完走記
【場所】小浜から出町柳、76km
【メンバー】パルプさん、薫さん、のーきょーさん、らむ若さん、ごましお

前日
難波OCATバスターミナルに向かって店を覗きながら歩いていると、食事中ののーきょーさんを発見、お先に行きました。この辺り数年間来たことがなかったので、JR難波駅の上にあることさえ知らなかった。
ここから各地に向かうバスや空港バスが出ており、わかさライナーに揺られて16時過ぎ小浜駅前に着いた。
閑散とした街にはランナーらしき人達が歩いている。早速、受付場所のホテルせくみ屋に行き、大会案内を見せゼッケンを受け取ると本日の予定は終了だ。何もする事がないので宿に入った。
早めの夕食を頂き、部屋で宴会開始。話は自然と明日の天気とコース攻略法になり、風雨の強さで服装を替えることにした。
薫さんの焼酎が直ぐ無くなり、日本酒とビールを補充するが、らむ若さんのペースが早くてドンドン消えていく。今夜は流石にいつもの私じゃない、まるで暖機運転していたら直ぐにリミッターが効いた感じでした。
カッパを着るべきか、上下にするべきか、上だけでも寒さは凌げそうだ。川合の関門は突破できるかとか考えながら眠ると、結局しまなみウルトラ同様、浅い眠りで終わった。

大会当日 
4時過ぎに起きる。予想をしてたとは言え、やはり雨の朝は気持ちが萎える。用意したおこわ米を食べて、5時10分いざ出陣!!!
荷物を預けるため台場浜公園に向かうと大勢のランナーが準備をしている。後頭部に琵琶湖の刈り込みを入れたお姉さんが目立っていた。
最終的に私は、短パンにシャツ+ごみ袋で当面の雨を凌ぎ、風雨が強くなった場合に備えブレーカーをウエストバックに入れることにした。少々嵩張るが仕方ない、寒いよりはマシなのだ。(結局腰の錘になっただけでした)



いづみ町
既にアーケードが大勢のランナーで埋まっている。過去最高の参加者のようで、300名を越しているらしい。女性も多く、皆さん強者の集団に感じてしまった。
何の挨拶もなく、定刻通り6時に一発の音でスタート。手作りの大会らしくて良い。
重い足音とシャリシャリと擦れるランナーの音だけが、早朝の商店街に木霊して長い1日が始まった



東小浜駅前 27分
アーケードを出ると直線の路を進む、交差点では係員の方が誘導しており、ありがたいことだ。私は今回も序盤を出来るだけペースを抑えて走るよう心がける。右折して踏切を渡り駅前を通ると一本道だ。軒先で応援してくれる人達もいて嬉しい。



下根来エイド(9.4km) 57分
緩やかに上る路を鵜の瀬辺りまで、先行するらむわかさんを除きメンバーが前後して走った。まだ風雨は弱く、この程度なら快適なマラソンになる筈だ、このまま続いて欲しい。
写真を撮りながら走るので、自分では静止状態で撮ったつもりが、今回かなりの枚数が手振れしていて使えなかった。残念。
エイドで、パン、オレンジ、レモンをパクパク食べてる間に私が最後尾になってしまった。



上根来エイド(15km) 1時間45分
パルプさんを抜き、薫さんとのーきょーさんの姿が見え始めた。徐々に差を詰めた頃勾配が強くなり始める、計画通り私は積極的に歩いて、脚を温存する作戦を実行する。カーブミラー手前から更に強くなると殆どのランナーが歩いていた。
傾斜が緩むと村に入り、薫さにもう直ぐエイドだよと教えてもらえた。今回は胃薬は無いので積極的にクエン酸を補給する。梅干しを摂った。



鯖街道入り口
畜産団地跡を右に見送り少し行くと右に鯖街道の道標があり、いよいよ登山道の始まりだ。つづら折れの急登にはランナーが鈴鳴になっている。途中で前を行くらむ若さんを発見、どうやら登山道は苦手なようだ。



林道上18.5km地点エイド 2時間21分
林道に上がって暫く進むと、軽トラックにブルーシートを架けたエイドがある。辺りの稜線も見え始め標高が上がってきた。



根来坂峠(19.5km) 2時間40分
急登が終わる頃、係の人が150人目と教えてくれる。ほぼ中団を歩いているようで少し安心する。
峠に近づくと風が出始めやっと到着、高島トレイルの一部になっているのを知った。



中牧百里小屋エイド(27km) 3時間27分
下り始めると直ぐに見晴らしの良い場所に出た、眼下に林道やランナーが見える。林道に降りて暫く進むと、登山道へ左に分かれる地点で、道を間違えたランナーが戻って来ている。私も気をつけなければ。
再び登山道から林道に戻って下るだけ。川合の関門だけが気になってたので、脚を温存しながら走ったつもりが、実際はペースが上がってしまった。ここまで前後していた薫さんを離したのは分かっていたが、のーきょーさんは見えなくなったので先行していると思っていた。らむ若さん、パルプさんは直ぐ後ろだった。
地道から舗装路に変わると小入谷集落が近い。朽木から来る道と合流すると、年末に自転車で走った路を走ることになる。
ほぼ予定通りの時間に到着出来て関門突破が見えてきた。さあ、これから先が最初の核心、気合いを入れた。

山本酒店前エイド(36km) 4時間32分
自転車で走った時は気にならなかった路も、走ると結構updownを感じてしまう。雨足も強くなり前後するランナーも少なくなってきた。単調な路をペースを一定にして走り続ける事だけ考える。桑原は直ぐに通過、平良までが長い。雨が体温を下げてくれ走り易くて助かる。渓流センターを過ぎエイドは未だかと思っていると見えてきた時は嬉しかった。
ここまで来れば時間が読める、関門突破は間違いない。
冷たいゼリーが美味かった。



川合 4時間47分
最初の目標、第一関門突破に向け走り出す。しかし、既に頭の中は後半戦を考えていた。ログハウスの前を過ぎると前方に橋が見えて、奥に係員の人達が待っている。拍手で迎えられ、とても嬉しかった。
突破できたことと、予想より早く着けたことで、自然と脚が軽くなった。



久多エイド(41km) 5時間9〜14分
軽いのも少しだけ、直ぐに急坂が現れ、予想以上の勾配でとても走れない。下りに入りやっと走れた。
エイド手前には、駐在員さんも出て誘導してくれる、のどかな光景だなぁ。
ランナーに盛んに声を掛けてくれる賑やかなエイドに到着、やれやれ、半分まで来た。
残り少ないお手製のおにぎりを階段に座って2個頂きお腹が満たされる。まだ後方だと思っていた薫さんに声を掛けられ驚く。完走後、焦ったやろと言われてしまった。実際焦った。
逃げるようにエイドを出る。



オグロ坂峠(44.7Km) 6時間15分
エイドで、しまなみ海道でお話ししたネットで有名なミカンさんらしき人を見つけた。
ほぼ同じペースで登っているので声を掛けると、やはり本人だった。昨年より遅いらしい。10時間切りを目指して下さいと言われたが、とてもそんな元気はない。つづら折れの登山道を上がってる時に抜かされた。
生憎雨で景色は冴えないが、晴れると美しいブナ林で気持ちが良いだろう。予想通りの1時間で着いた。



尾越エイド(47.1Km) 6時間38分
雨の八丁平を走ると滑りそうで気を遣う。分岐では係員の方が誘導してくれ安心できる。直ぐに通り過ぎ、一旦視界が開け林道に出る。私設エイドを過ぎて登山道に入ると、今度は急坂を降りることになる。本格的に降り始めた道は、部分的に道幅が狭く滑り易い所もあり、慣れない人は注意が必要だ。
再び林道に戻るとエイドがあった。ひやしあめと書かれた看板に誘われ頂くと美味しい、お代わりをした上にボトルにも入れてしまった。強くなった雨の中、傘を差して応援してくれ有り難い。
暑い日だと、この区間は時間的に長いので辛いだろうと思った。



大見エイド(52Km) 7時間08分
この間の峠越えで辛くなり始める。雨も一向に止む気配無し、まだ一つ峠越えが控えていると思うと気分的に萎えてくる。峠から駆け下りて到着。
頂いたコーラとレモンが美味しい、残念ながらコーヒーは飲めなかった。



杉ノ峠エイド(56.8Km) 8時間10分
水溜まりや小石が転がる緩やかな坂が続き歩き難い。道には水の流れが出来ており避けて歩けなくなる。T字路を右に取り、尾根に上がってから更に歩き難くなる。至る所に水が溜まり泥と相まって滑る。とうとう長い坂道で右足踵に軽い痛みが出始めた。この辺りが踏ん張り所、最後の登りだと言い聞かせて無理をせず歩いて最高地点に着く
何故か追い抜かれたミカンさんが後方から追いついて来る。何処で抜いたのだろう?
道には小枝が無数に落ちてるので、靴に入った枝を取っている間に見えなくなった。
風雨も一番強くなって肌寒さも感じ始める、ガスも出て最悪だ、前後に人が居なくなり心細い、疲れも溜まって来たのでエイドが待ち遠しい、ガスの中にエイドが見えた時はホッとした。
ソーメンとトコロテンを三杯酢で頂く、突風が吹きブルーシートが揺られボランティアの人達が支えていた。
止まると寒くなるので直ぐに出る。



鞍馬エイド(63.5Km) 8時間58分
花脊峠に向かい降り始めると、左膝内側に軽い痛みが発生する。しまなみの時も最後に左膝に痛みが出たので要注意だ。屈伸を入れ無理せず歩く。幸い登りで出た右踵の痛みは治まった。花脊峠からは一段と急坂の下りになり、成る可く膝に負担の掛からないように歩いたり走ったり。
延々と続く下り坂を出来るだけ省力で走るようにする、下るに連れ気温も暖かくなり始めた。途中追い越されたランナーに声を掛けられ、以後市原まで追走することになった。
エイドでBコースに出ている菜の花さんを発見し久しぶりに挨拶した。
関門までまだ1時間以上あるので完走が見えてきた。



市原エイド(67Km) 9時間19分
急に交通量が増えてくる。限界に近づいた脚を動かすことだけ考えて走り続け20分程で到着、民家の軒先がエイドだった。
昆布味のキュウリとマーマレードが付いたパンとトマトが美味い、沢山頂いている間に10人程抜かれてしまった。



西賀茂橋エイド 9時間56分
バイパスの緩い坂が走れず歩いてしまう。またまた小石が靴に入ったので脱いでいる間に杉ノ峠で抜いた人達に抜かれてしまった。走ったり歩いたり、なんとも長い。
賀茂川に降りる手前でミカンさんに追いつく。今なら10時間半が切れると檄をもらうが、エイドで食べてると抜かれてしまった。どうもエイドで長居をしてしまうようだ。




出町柳ゴール(76km) 10時間29分27秒
もう余力の無くなった脚では、トボトボ走るのが精一杯。出雲路橋までが遠い遠い。次に見える橋が出雲路橋に思えて仕方なかった。
右岸に渡り最後1km弱、残り6分程しかない、焦り始める。
追い立てられるように、錘になった脚を一生懸命動かし、最後は必死に走ってゴール!
10時間半の激走が終わった。ヤレヤレ。。。
完走賞のシャツと焼き鯖、入浴券を受け取り座ったら何もする気が起こらない。荷物を受け取る時、ボランティアをしている知人が見つかり挨拶できて良かった。
携帯にのーきょーさんから、久多で棄権したと連絡が入っているので、帰宅したと思っていたら、ゴール横でしっかり皆を迎えていてくれた。有り難いことです。
やがて20分程遅れて薫さん、少し遅れてパルプさん到着。どちらも疲れ切っているものの昨年の記録を大幅に短縮して満足な表情です。
最後にらむ若さんが30分遅れてゴール。登り道が苦手だぁと言いつつ予想タイムの完走に満足気でした。
その後、東山温泉に入り、京都駅前で打ち上げ。全員の健闘を称え合いました。

あとがき
一度は走ってみたい鯖街道ウルトラを完走でき満足です。
終始雨に見舞われた大会は、初めての経験にも関わらず、当初の目標である関門突破どころか、1時間以上も残してゴールでき上出来でした。書いて頂いた完走証が雨で濡れてシワが出来、当日を物語っています。
後日、フルマラソンでは起こらない筋肉痛に久しぶりで襲われ、しまなみ海道同様脚がパンパンに張ってます。
相当無理したみたいですね。

              ごましお