コアイベント「かびの生えた話」


001【壬生屋/初対面】

[PC女性]
「わたくし、壬生屋 未央(みぶや みお)と申します。
 わたくし、異性の方が少し苦手なので、その…ほっとしました。
 今後ともよろしくお願いします。」

[PC男性]
「わたくし、壬生屋 未央(みぶや みお)と申します。
 ふつつかものですが、どうぞ、よしなにお願いいたします。
 わたくし、あまり殿方と話しませんから…。
 変な喋り方になってなければ、よろしいのですけど。
 …申し訳ありません。家が、古い道場ゆえ。
 …。
 …ああ…ええと…話が…続きませんね。
 …困りました。」


002【壬生屋/突っ込んで斬る】

「わたくし、根が不器用ゆえに、剣以外で戦うことは、苦手です。
 真っ先に突っ込み、斬る。
 それだけしか、芸はありませんから。
 …なんとか長生きして、編み物の一つでも覚えたいと思っていますが、今の状況では望み薄でしょうね…。」


003【壬生屋/人の影響】

「…人と仲良くすると、いいことがありますね。
 …いえ、この頃、わたくしはたくさんの人達から助けられているなあと思って…。
 いろいろ、学びました。
 ここに来なかったら、こうして笑っている自分も、貴方と話す自分もなかったでしょう。
 色々な人と仲良くして、戦闘準備、戦闘…。
 わたくし、このごろ、昔の哀しいことを考えるひまもありません。
 色々なひとの影響を受けて提案や技が使えるようになる度、自分が昔と変わってしまったことを思います。…悪い意味じゃなくて…。
 こうしているのが楽しくなって来ました。」


004【壬生屋/壬生屋の家の宿命】

「…かびの生えた、話をします。
 壬生屋の家…、
 いえ、壬生の血は代々あしきゆめ…幻獣と戦う運命。血が呼び合う宿命。
 幻獣が歴史に現れる1700年代より前、この国が勃興したその時より、幻獣と戦い、またこの国をあやかしより守りたるは私。
 たかが20年、ただ一人の男によって組織されたあの一族。科学と火力で幻獣と戦う新参の芝村一族とは、格が違います。
 衰え、私ひとりとなったとは言え、まだ武門として、戦う力がなくなったわけではありません。
 とは言え、すでに神々と話す技も、万物の精霊を使役する力もなく、ただ剣の技に生きるのみ。
 …祖父は、幻獣は、人の心に住む闇だと、そう申しておりました。
 幻獣を倒すは、純粋なる心か、さもなくば、己の心を滅ぼすまでに強くなるか、二つに一つと。
 …あなたには、古い宿命を感じます。
 あなたは、失われた精霊を使う上古の御技を使うために、年老いた壬生の血に変わり、生まれたのかも知れません。」


005【壬生屋/かの一族の謎】

「神も、人も、それどころか、自分達すら信用しない人々が居ます。神々をあざわらい、我らに祈れという、傲慢で強い族…賊。
 急速に勃興し、幻獣と戦う、その一点でのみ行動し、燎原の灯のように勢力を広げ、この国の隅々まで威令を広める者達。
 ウォードレス…
 人型戦車…
 そしてN.E.P.…。
 この世界のものではない科学をもたらし、この世界の神秘を暴こうとするもの。
 幻獣と戦いながら、幻獣派をかくまう。
 彼らは、何を望んでいるのでしょう。
 日本に、壬生の血に万物の精霊を使う力がないことを確認すると、遠くイタリヤから末裔を招き、ここに置く。
 何をさせるでもなく、ただそこに置く。
 いえ、ここに集められたこと自体に意味が…?
 …昔日の力もなく、万物の精霊を使うことも、神々との会話もできない。
 …わたくしには、わかりません。
 わたくしが知ることはここまでです。
 あとは、あなたがおやりなさい。
 真実を、探しなさい。」


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006【壬生屋/芝村警告レベル1】

「…わたくし、和を乱すような方は好きではありません。
 …え、いえ…あなたじゃなくて、芝村さん…ですよ?」


007【壬生屋/舞に服装のことを言われる】

「わたくし、芝村さんのことはあまり好きになれません。あの無神経で堂々とした態度、なんて倣岸で破廉恥な。
 この間など、私を見て、「ふむ、そなたの服をともかく言う者がいるが、気にせずによいぞ。私が許そう。」ですって…。
 何様のつもりなのでしょうか!」


008【壬生屋/芝村警告レベル3】

「…芝村のくさいにおいが、移ってませんか。
 力と権力に魅せられた者は、腐敗しますよ。」


009【壬生屋/芝村警告レベル4】

「…あなたから、邪悪な気配がします。
 必要なら世界を敵に回す、邪悪な気配が。
 身分相応という言葉を知りなさい。
 こんな学校に居る落第生の学兵が、なにを世界の王のような目をするのです。
 行き過ぎた自信は身を滅ぼしますよ!」


恋愛モード壬生屋


010【壬生屋/もらって下さい!】

「わたくし、16になってしまいました。
 少女と言うには、もう…無理があるかも。
 ずいぶんと歳をとったような気がします。」

[選択1]
 (そう?) / (それ言ったら20代はどうなるの?)
 壬生屋はこちらの言うことを聞いてない。
「このまま歳をとってしまったら、わたくし困ります。」

[選択2]
 (いや、あの。) / (具体的にどう困るんだ?)
 壬生屋はこちらの言うことを聞いてない。
「とくに、もう半年もしないうちに、絶対、たくさん、競争相手…じゃない、…ええと、その、いろいろ困るんです。
 特に長女で、一人娘で、道場育ちで、少し世間はずれで奥手でパイロットで、かわいいと思って貰えるといいなぁ、なんて…
 そんな甘いことを考えている女なんて、若さで押し切るしかありません。
 ええもう、絶対それしかありません。
 私の祖母も、その奥義で成功しました。
 剣術の真剣勝負における極意は先手必勝、相手が恐れおののくまで突撃しかありません。
 わたくしの未熟さから考えて手はありません。
 …とにかく、それは全然関係ありませんが、わたくし、あと1年も戦争が続いたら、行き遅れになってしまいます。
 その時はわたくしを貰ってくださいましね。
 約束ですよ。○○は、壬生屋 未央を貰い受けて、ずっと大切にすると。
 …。(笑顔)
 …。(普通顔?)
 …。(うつむきモード)
 …ええと、なんちゃって。
 う、うそです。いくら浅はかなわたくしでも、そこまで軽率な行動は…行動は…。
 …自爆です。」


011【壬生屋/お覚悟なさい】 嫉妬状態の時

「…。」
 壬生屋は、黒い髪が膨らむほど怒っている。
「…お・う・ら・み・し・ま・す・からね。
 呪いの木にある、あなたの藁人形に五寸釘が刺さって首がとれかかっていても、
 それは我が不肖がおこした始末とお覚悟なさい。
 …あやまるまで、…許しませんっ。
 ちなみに、わたくしの怒りは時間と共に二乗で比例しますから、
 最善の結果は速攻であやまる以外にありませんからね。」


その他


012【壬生屋/人の感情について】

「その人の感情や態度によって幸福、不機嫌などの状態が決まるんですよ。
 幸福な人間は、提案を受け入れやすくて、不機嫌はその逆なんです。
 これは提案やもっているアイテムによって変わりますから。よく人を観察して、だれかを不快にしないように注意してくださいね。」


013【壬生屋/兄】

「…私の兄は幻獣に手足をもぎとられて、綺麗に飾ってありました。
 …幻獣は、敵です。
 そして人と幻獣は絶対に相容れないでしょう。」


014【壬生屋/先祖】 アルガナ受章後

「最近、戦いが楽しくなっていませんか。
 いえ、ただ、あなたの戦いぶりを見てそう思っただけです。
 …。
 私の身体の奥底で、あなたを見るたびに、震えるものがあります。
 綺麗と思う心と、恐ろしいと思う心が。
 …。
 昔、壬生の一族で、あなたのようなひとがいました。
 強すぎるゆえに力を求め、強すぎるゆえに敵をつくる。そんな方でした。
 その強さはもはや人でなく、鬼とも神とも言い、いつも戦うとき、笑っていたといいます。
 ただ一人で、世界を敵に廻すと…。
 …結局、私の祖先にして、その方の許婚が、その方を殺害し、世を平穏に戻しました。
 その方とその方を殺した許婚の末裔が、我ら。
 限界のない武が行き着く先は、どこにも…、この世のどこにもありませんからね。
 …どうか遠くに行かないでくださいまし。
 わたくし達の近くで、人として生をまっとうなさいまし。それが人の分というものです。」


015【壬生屋/万物の精霊を使う手の宿命】 精霊手入手後

「雰囲気が、変わりましたね。
 私には見えませんが、万物の精霊…直接その力を使えぬ彼らに成り代わり、おそらくはその手となることを契約したのでしょう。
 …遠くに、行かれましたね。
 誰もたどり着かない所に。
 …士魂号であれば、万物の精霊を使うことが出来ましょう。
 あなたのその力は…、
 …それは、
 この国にとっては、喜ぶことでしょう。
 でも、あなたのクラスメイトとしては、少し、…哀しく思います。
 その力を持つということは、この惑星の代理として、人として生きるを捨てたこと。
 あなたに、もう二度と平穏は来ないでしょう。
 それが、万物の精霊を使う手の宿命。
 戦い終われば、次の世界へ渡る運命。
 光あれば闇あるように、あなたが居るからには、最強の幻獣が居るはずです。
 それは、あなたと同じ力を持つはず。
 お探しなさい。最強の幻獣を」


016【壬生屋/戦死】 PC男性?

「…死にたくないと、醜く私が泣き叫べば…
 それでも、私を許してくれますか。」

[選択1]
 (許す。) / (待ってろ! すぐ行く!)
「…痛いから…醜いのではなくて…
 あなたが…他の人と仲良く歩くかもしれないから、死にたくないのでしょうね。
 …。
 …死にたく…ありません…。
 …死にたく…あり…
 …いや…いや…っ。
 …。」


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