本田「…ほんとは盛大に渡してやりたいんだけどナ、ちょっとさびしいけど…略式だけど、お前達は良くがんばった。坂上先生。」
坂上「はい。」
坂上は、普段は湯飲みを運ぶ盆の上に置かれた勲章を取った。
本田「おめでとう。パイロット速水。
おめでとう。パイロット壬生屋。
…おめでとう。芝村、滝川。
…これで、お前達は晴れてパイロットマーク付きになったわけだ。
…候補生じゃなくて、本物の。
ついでに昇進もするぞ、十翼長だ。
…なんてったって、パイロットだからな。
当然だよな…」
坂上「おめでとうございます。
その武のしるしをつけることは、全軍きっての勇気の示しですよ。」
芳野「おめでとう。みんな。」
三人の先生は、拍手した。
なぜだか、湿っぽかったのは、これから先のことを知っていたせいかも知れない。
本田「よーし、…へへ、グスっ。
今日は焼き肉食いにいこうぜ。
焼き肉。本物の肉だ。
最近物価高いから、食ってないだろ? ハハ!」
「んー。
今日から弁当持参だったっけ…。
[選択1]
(起きてサンドイッチを作る。) / (サンドイッチ?)
「サンドイッチでも作ろうかな…。」
サンドイッチを作りました。
本田「お前達も様になってきたな。
次はいよいよ、部隊編成かぁ。」
滝川「先生、部隊編成ってなに?」
速水「聞いたとおりだよ。」
本田「ええとだな。戦車学校卒業者には二通り道がある。一つは他の部隊に配属されること。
欠員補充だな。
もう一つはだな。卒業者をまとめて、新規部隊を作るほうだ。お前達はこっちだから、部隊編成することになるな。」
壬生屋「じゃあ、またみんな一緒に戦えるんですね。」
本田「こらこら、ベテランがいねーんだぞ。
もうちょっと心配しろよ。」
舞「心配要らぬ。新規編成部隊には、普通、基幹要員として数名のベテランが配属される。
それに通例に習えば、1年は編成訓練の時間が与えられるはずだ。」
本田「…あ、いや、そりゃちょっと。」
舞「なんだ。」
坂上「それについては、私の方から話しましょう。」
本田「坂上先生?」
坂上「今日は皆さんに、複雑なお知らせをしなければなりません。皆さんの高等戦車学校の卒業が5ヶ月早まることになりそうです。
正規の教育が6ヶ月間ですから、教育期間は1ヶ月になります。
…卒業後、直ちに前線に進出してもらうことになります。
といっても、前線まで電車で行ける程度の距離まで戦闘は近づいてますから、大きな問題にはならないでしょう。
教育プログラムは本日から変更されます。
ただ、余りにも短すぎるのでMIM現場教育という形で我々教官は全員残ることになります。
戦闘の合間に、オミットした授業を続行します。…あなた方が、生き残る確率を少しでもあげるために。」
舞「結局どういうことだ。」
坂上「今迄通りです。
…実戦が起こりえるという以外は。」
舞「今の戦力でか。」
坂上「…はい。」
本田「あ、いや、あのさ。大丈夫とはいわねーけど、陣容だけなら他と同じくらい揃うしさ。
一人は、ベテランも来そうなんだよ。
…パイロットじゃねえけど。」
滝川「…。」
壬生屋「あの…。」
坂上「授業をやりましょう。時間が惜しい。」
「そうか…今日は日曜日か…どうしようかな。
誰かと、話してみるかな。
それとも訓練しようかな。」
善行「善行 忠孝(ぜんぎょう ただたか)です。
皆さんの司令となります。」
本田「奴は今迄士官学校に居たが、部隊の仕上げとして今日からお前達と一緒に生活することになる。
貴様らが卒業するまでは、部隊設営委員長だ。
整備学校の女どもも、おっつけ来るから、忙しくなるぞ。じゃあ善行、指揮を執れ。」
善行「はい。指揮を執ります。
さっそくですが、私は皆さんの顔と名前、成績は写真と書類で把握しているので自己紹介は必要ありません。
用件に入りましょう。…資料を見たところ、皆さんには気力・体力・運動力が足りません。
本日の授業は休みとし、自由訓練に当てます。」
本田「お、おい。」
善行「最低でも、全能力評価A以上を出して下さい。
了解しましたか。
…返事をしたまえ。」
全員「はいっ!」
善行「結構。」
本田「あの…授業休むって。」
善行「僕の部下です。教官。僕は、僕の部下に訓練を命じなかったことを理由に殺したくありません。
訓練に使う鉄アレイと体力補給の食べ物は、僕の自費で出します。貰いたい人は、若宮戦士から受け取ってください。以上。」
滝川「あのぅ、司令はその間、何をされるのですか。」
善行「事務手続きをします。士官には士官の仕事がありますから。
それでは、若宮戦士。」
若宮「はっ、若宮 康光(わかみや やすみつ)であります。善行部隊設営委員長の下、戦車随伴兵(スカウト)を務めさせていただきます。
パイロットの方々には、多少、厳しい指導をすることになると思いますが、どうぞよろしくお願いします!」
善行「戦士。ヒヨッコを3日で使える肉体にしろ。
無理をさせても構わん。」
若宮「はっ!」
善行「解散します。」
[プレハブ2F]
若宮「せんえつではありますが。
先任下士官として、皆様を鍛え上げます!
まず、訓練する場所をお教えします。
[校舎裏]
まず、体力は、校舎裏のサンドバックを叩いて鍛えるとよろしいかと思います。
体力を身につけることで、死ににくくなり、攻撃力があがります。
運動力は、校舎裏の鉄棒で運動すればよろしいでしょう。
運動力を鍛えることで、回避力と命中力があがります。
[尚敬高校玄関]
気力は、正面玄関の祈りの泉で鍛えられます。
気力を鍛えれば、集中力が途切れて行動できなくなることがなくなるでしょう。
以上であります。
それでは教室に戻りましょう。
[教室。善行と舞のみ]
ただいま説明を終りましたッ!」
善行「ご苦労、戦士。
君はプレハブ校舎の裏で待機したまえ。」
若宮「はッ!」
善行「それから…芝村さん、情報提供の件はありがとうございました。
あなたも訓練に合流してください。」
舞「分かった。」
善行「あなたのイトコどのの話…、
承諾したとお伝えください。
[校舎前]
それでは、皆さんは訓練を開始してください。
分からないことがあれば、プレハブ校舎裏の若宮戦士に話すこと。以上、解散。」
善行「どうやら、自主訓練はいいようですね。
今後はその肉体能力が低下しないよう、日常的にトレーニングを続けてください。
次です。今日から、事務官とみなさんを誘導するオペレーターが来ます。」
滝川「質問です、設営委員長ぉ!」
善行「どうぞ、滝川くん。」
滝川「オペレーターって何ですか。」
善行「…速成って…そこまで授業が端折ってあったんですか。
まあいい。オペレーターというのは士魂号のダメージ分析や、武装の最適仰角などを行う技術士官です。
パイロットだけでは処理できない各種の情報処理や、士魂号自身と指揮車のレーダー情報の連結も行います。
ま、機体に乗っていないコ・パイロットみたいなものです。複数の機体を担当しますがね。
じゃあ、自己紹介をどうぞ。」
瀬戸口「俺、美少年。お嬢さん方、よろしく。
野郎は、どうでもいいや。」
善行「名前を言いなさい。」
瀬戸口「はい、司令。
瀬戸口 隆之(せとぐち たかゆき)だ。
ま、よろしくたのむわ。」
東原「えっとねー、ののみですっ!」
滝川「あのぅ…委員長。」
若宮「ふむ、パイロットも速成ならオペレーターも速成というわけだな。」
善行「…どうも。適切な助言をありがとう。彼らがこれから、あなた方の機体のオペレーションを行います。東原(ひがしはら)くん。」
東原「うん。」
善行「はい。でしょうが。」
東原「うん。…はい。」
善行「珍しそうに、きょろきょろしないで下さい。」
加藤「まあまあ、子供やさかい、ええやないですか。」
善行「はぁ。…で、こちらが。」
加藤「どうもー! お世話になりますぅ。
加藤 祭(かとう まつり)です。
おおきにー! おおきにー!」
善行「…商売でもするつもりですか。」
加藤「あら、ばれた?」
善行「…。」
加藤「あーん、うそうそ。」
善行「そうですか。…いや、僕としたことが、流されそうになりました。
彼女は我が部隊の経理・事務の一切を取り仕切ります。」
加藤「まかせてやー。」
善行「まあ、人手不足なんで、指揮車の運転もお願いすることになるでしょう。
特免はとってますよね。」
加藤「まかしときぃ。」
善行「結構。
それから…近日中に器材と整備員達が来ます。
これで部隊として運営できるわけです。
とりあえずは、仲良くして、合同授業を受けてください。」
[速水が18時以降学校にいなかった時]
[…画面暗転、夜、隊長室に一人座る善行がフェイドイン]
善行「そろそろ、ですね。」
[原が入って来て、以下、☆に続く]
[速水が18時以降学校にいた時]
原「君、そう、君。
悪いけど、設営委員長のところに連れていってくれないかしら。」
[選択1-1]
(はい。)
原「よかった。ありがとう。助かるわ。」(以下※に続く)
[選択1-1]
(いえ、今場所が分からなくて。)
原「じゃあ、一緒に委員長を探して。急いでいるの。」(以下※に続く)
※
10分後…。
☆
原「遅れました。第11整備学校34班主席、原 素子(はら もとこ)であります。」
善行「善行です。後は書類に書いてありますから、見ておいてください。」
原「…はっ。」
善行「装備のほうですが、何時くらいになりそうですか。」
原「すぐです。」
善行「分かりました。では、整備主任の顔見せがてら、みんなを集めることにしますか。」
次々と運び込まれるトレーラー。
ののみ「おっきぃねえ。」
原「そうね。…委員長、展開の許可をください。」
善行「お願いします。」
若宮は、冷ややかな原の声を聞きながら頬を赤らめた。
原「みんな、テントを展開して。
すぐ士魂号のセットアップを開始するわ。」
森「…了解です。」
原「予備部品の確認急いで。生体部品はすぐ冷凍を開始! パイロットさんたちは、テントの設営を手伝ってくれる?」
若宮「了解しました! 瀬戸口、速水、駆け足!」
瀬戸口「なんだ?」
滝川「裏庭の真ん中に作ったら、また人気が下がりそうですね。」
善行「場所をくれなかった方が悪いんですよ。
…使えるようになるにはどれくらいかかりますか。」
原「最短で5日は。可能な限り急がせますが。」
善行「お願いします。」
原「…ヨーコさん、それは右に。…分かりました。
指揮があるので、失礼します。」
善行「…。」
滝川「きつい人ですね。」
善行「私が悪いのかも知れませんよ。…テントの設営が終ったら、パイロットを休ませます。
パイロットは十分な休養をとらなくては。」
滝川「はい。」
若宮「いかがですか、司令殿。」
善行「…いけませんね。軍令部は矢のような督促を繰り返しています。早く前線に送れと。」
若宮「失礼ですが、司令殿。ヒヨコはまだ、羽根も満足に生えておりません。」
善行「分かっていますよ。
…だが、覚悟だけはしておいたほうがよさそうですね。」
[翌朝]
士魂号用の"整備テント"が完成しました。
校舎前から行くことが出来ます。
本日から整備員達が合同授業に参加します。
人数が多くなったので、以後、クラスを分けます。
本田「軍令部から昨日付けで命令が下った。
本日付けで、本部隊は5121戦車小隊として正式に軍組織に組み込まれることになった。
で、だな。」
先生は、かばんから板を取り出した。
こちらに向けて、スイッチオン。
準竜師「俺だ。」
先生に抱かれた小さな液晶モニターの中で、尊大そうな男が机の上で手を組んでいる。
準竜師「今日から、お前達の部隊を管理する勝吏(しょうり)だ。芝村をやっている。
担当教官。」
本田「はっ。」
準竜師「よくやった。誉めてやろう。
とにもかくにも、水準ぎりぎりとは言え、部隊を編成したのだからな。」
本田「はっ。」
準竜師「本田とか言ったな。名前は覚えておこう。
以上だ。
後は教官の説明を聞け。」
善行「待ってください。
質問があります。…ええと。」
準竜師「お前達の言い方で言えば、準竜師だ。
千翼長、階級で言えば、三階級上にあたる。」
善行「はっ、準竜師。質問があります。
我々は今後、どうなるのでしょうか。」
準竜師「一つ教えよう、千翼長。
不明瞭な発言は、士官では許されん。
部下の面前で、迷いを見せるな。」
善行「はっ! 承知しました。」
準竜師「結構。お前達は遊撃部隊として活動して貰う。
員数外の火消しとして、小隊司令の判断で行動せよ。
…国のために戦えとは言わん。
死ねとも言わん。無理をしろとも、な。
実際それほど、期待されているわけでもない。
それなりにやれ。意味は分かるな。」
善行「イエッサー!
良い上官に巡り合えたことを、神に感謝します。」
準竜師「分かりきったことを言うな。
千翼長、お前は馬鹿か?
ふっ、そういう顔をするな。他の準竜師どもよりは良い目を見せてやろう。
善行「我々を、野放しにすることですか。」
準竜師「そうだ。新兵ばかりで何が出来る。
国がどうだか知らんが、俺は兵の無駄使いを好まん。人はもっと効率的に死ぬべきだ。」
善行「ご意見に賛同します。…が、今のは国家反逆罪に問われるかと思いますが。」
準竜師「俺は常識を言っている。
…必要なら、俺に陳情するがいい。回線を用意させよう。小隊室に配置せよ。以上だ。」
準竜師は唐突に消えた。
本田「…。
…あー、なかなか、すごい人だったな。
うん、これで陳情が出来るようになったぞ。
ええと、陳情ってのはだな。要するにさっきの準竜師閣下に何か頼むことだ。
そのかわりに発言力を消費するぞ。」
本田「…ええと…以上…解散。」
陳情が出来るようになりました。
小隊隊長室の横を向いている机を調べてみてください。
本田「おお、そうだ、授業で整備主任から説明があるそうだ。
今からちょっと整備テントに行ってきな。」
善行「出撃します。
トレーラーから士魂号をリフトアップ。
全機徒歩行軍。」
若宮「全機徒歩行軍!」
原「全機徒歩行軍! ご無事で!」
整備員達が一斉に敬礼する。
[戦場へ]
滝川「緊張するなぁ。」
壬生屋「シミュレーションと同じですよ。…その、たぶん。」
舞「厚志、緊張しているのか?」
瀬戸口「はーい!
皆さんのお耳の恋人、瀬戸口くんでーす。」
ののみ「えっとねー、ののみですっ!」
瀬戸口「緊張しなくても大丈夫。
俺がばっちり、エスコートするよ。」
ののみ「がんばって。死んだらめーなのよ。」
滝川「へっ、そっちだって恐いくせに憎まれ口を。
いくぜ、速水!」
壬生屋「いきましょう。」
舞「ふむ。まあ、こんなものだろう。」
善行「おしゃべりはそこまで。
…指揮を開始します。
授業でも習っていると思いますが、実戦では、敵戦力の2割を破壊した時点で敵は撤退を開始します。
的確に敵を追いつめ、逃げる敵を追い討ちして、なるべく破壊してください。…情けは無用ですよ。
よろしい。まずは死なないように前進。戦闘授業と違って敵は攻撃してきます。注意してください。
以上!!」
[TURN3?]
善行「頃合いだな。マイクを。」
瀬戸口「はっ!」
善行「5121小隊、司令善行。 前線から2km後方で、3人の子供が逃げ遅れている。時間を稼ぐ必要がある。
全軍突撃。ガンパレード。最後の一人までことごとく敵と戦って死ね。
持っている全ての戦術を駆使しろ。」
瀬戸口「嘘ですね。」
善行「そうです。ですが兵には、国家とか、英雄とか、弱者とか、己の命をかけるにたる幻想が要ります。それは例えば、架空の子供でもいい。
…それがなければ、死ねません。」
瀬戸口「…俺は、あなたのことを死ぬまで軽蔑しますよ。」
善行「結構。そういうことには、慣れている。」
若宮「聞いたか! 全軍突撃! 子供たちを守れ!」
滝川「俺達だって子供だろ!?」
舞「たわけ。我らに選択肢などない。厚志、やるぞ。」
壬生屋「壬生屋 未央、いきます!」
[戦闘終了]
善行「ご苦労、諸君らの働きで子供は救出された。
我々の勝利だ。撤退する。」
滝川「やった!」
速水「聞いた!?」
舞「聞いておる。」
壬生屋「やりましたね、私たち!」
善行「初陣にしては、見事だと言っておこう。指揮官として、嬉しく思う。以上。」
速水「やったぁ!」
若宮「次からが、大変ですね。」
善行「…そうですね。明日から。」
[翌朝]
本日から実戦に参加します。
不意に戦闘が始まるときがあるので、体力・気力には注意してください。
加藤と壬生屋が一緒に雑誌を読んでいる。
二人とも楽しそうだ。
どうしますか?
[選択1-1]
(無視する。)
二人は時々こちらを見て、クスクス笑った。[イベント終了]
[選択1-2]
(なになに? と近づく。)
加藤「雑誌や。ためになるで。」
壬生屋「嫌われ度チェックですって。」
見ると、いくつか質問が書いてある。
これであなたの嫌われ度を大チェックします。
第一問
○同じ日に同じ提案を繰り返す?
[選択2]
(するする。) / (さすがにそれはしない。)
第二問
○さほど深い間柄でもないのにデートに誘っている。
[選択3]
(するする。) / (さすがにそれはしない)
第三問
○19時までは仕事時間なのに、プライベートなことを提案する時がある。
[選択4]
(するする。) / (さすがにそれはしない。)
第四問
○魅力がB以下と低い上に話術技能を持っていない分際で提案している。
[選択5]
(するする。) / (さすがにそれはしない。)
第五問
○発言力が人よりかなり低い。
発言力が0に近いとか。
[選択6]
(低いかも。) / (さすがにそれはない。)
加藤「どや、どうだった?
するするはいくつだった?」
[0個]
壬生屋「…0個ですか?
あなたはみんなから好かれています。
…ですって、よかったですね。
これで発言力があれば、もう無敵だそうです。」(以下※へ続く)
[1個]
壬生屋「…1個ですか?
結構人気者ですって。
積極的に提案しましょう…か。
わたくしも、これくらい言われたいですね…。」(以下※へ続く)
[2個]
壬生屋「…2個ですか?
ええと、普通の人だそうですよ?
よかったじゃないですか。嫌われ者でなくて。」(以下※へ続く)
[3個]
壬生屋「…3個ですか?
普通の嫌われ者です。
…ですって。
同性で相性が良いなら、見込みがあるんですって。」(以下※へ続く)
[4個]
壬生屋「…4個ですか?
あなたはかなりの嫌われ者です。
…ですって。
常識をわきまえて行動しましょう…。
…ま、まあそんなに怒らないでも。」(以下※へ続く)
[全部]
壬生屋「…5個ですか?
あなたはゼッタイに嫌われ者です。
きっと、同じマップに入ったらヤナ奴が居るなあで、みんな離れていくはずです…。
…ですって…ええと、その…、
なんて言えば良いでしょうか?
その…駄目人間…。」(以下※へ続く)
※
楽しい時間が過ぎた…。
※手続きは通常と一緒だが、実戦経験前に部署変更を陳情しようとすると断られる。
「実戦を経験する前に部署変更か…陳情の内容をもう少し考えてみたらどうだ?
以上だ…」
1999年5月11日
この日、熊本県下の全戦車学校生徒は一箇所に集められ、訓練未了のままオトリとして出撃。
ほぼ全滅した。
銃は二人に一丁。
乗るべき戦車もウォードレスもなく、
ただ数あわせに動員され、死んだ。
歴史的補講
1999年5月11日の悲惨な学兵投入作戦、後に熊本撤退戦と呼ばれる戦いで死んだ学生は7千3百人。
この中に速水厚志の名が見える。
彼の遺体が他の仲間と共に発掘されたのは、2036年だった。
※この手の細かいのはまだありそうなので、ここでまとめておきます…。
[最初の日曜日、裏マーケットのオヤジ]
店主「商品は右の白い棚から選べ。
金が欲しければ、明日からでもバイトに来い。」