今回、私の大好きな特製ラーメンの作り方を紹介する。もともと、私が高校生だったころ、JR北浦和駅(さいたま市)の駅前に「娘娘(にゃんにゃん)」というラーメン屋があって、そこで一番人気だったラーメンである。名前を、「スタミナ・ラーメン」と言って、にんにく・ひき肉・ニラを豆板醤で辛くした具がラーメンの上にのっているものである。私の高校で娘娘のスタミナ・ラーメンを知らない人間はいないというほど人気があった。部活の後にみんなでよく食べに行ったものである。当時の値段は確か一杯280円だったと思う。 卒業してからもたまにその味が恋しくなって食べに行った。入社してからも帰省の時に食べに行ったものである。いつか自分で作ってみようということで、何回かの試行錯誤の上で何とか作れるようになった。今では、具の質や量からいっても本家のスタミナ・ラーメンより私の作ったものの方が絶対に美味しいと思う。 作る上、食べる上での注意点は、にんにくを多量に使うので、においがすごいということ。当日はもちろんのこと、次の日に人に会うならやめた方がいい。デートの前の日は厳禁である。私は、基本的に土曜日にしか食べないことにしている。(会社でにおいがぷんぷんしないように。)今回の撮影でもデジカメがにんにく臭くなってしまった。それと、豆板醤を入れすぎて次の日の朝、トイレで苦しまないよう十分に注意のこと。 |
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まずは材料の紹介から。これはしょうが。1人分あたり親指の頭分くらい。隠し味として重要。 |
そしてにんにく。1人分あたり半分位。私は気分が乗ると、もっと(丸1個位)入れてしまう。 |
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次はにら。1人分あたり1/3把程度。 |
ひき肉は豚の赤身のもの。1人分あたり50gぐらいから。多いほうが美味しいので、私は100gぐらい入れてしまう。 |
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生ラーメン。具からたっぷり味がでるので、鶏がらベースのあっさり醤油味のものが合う。 |
調味料。メインは豆板醤。それとひき肉を炒めるときの味の素と塩こしょう。味ラーな私には味の素は必須アイテム。 |
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具に加える水の分量は120ml/人程度。具をたくさん入れたら少し増やした方がいい。 |
写真では何だかわからないが、片栗粉を水にといたもの。最後にとろみをつけるために必要。 |
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まずは下ごしらえ。にんにくの皮をむいて、半分に切る。 |
それを縦に置いてヘラでつぶす。 |
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それをざく切りにする。実際には、全部まとめてヘラでつぶしてから、まとめてざく切りにする。細かすぎないほうがいい。 |
しょうがも基本的には同じだが、しょうがはみじん切りで細かくした方が良い。 |
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しょうがとにんにくを一緒に器にいれておく。結構なにんにくの量であることがわかると思う。 |
いよいよ調理開始。油をひいたフライパンでまずはしょうがとにんにくを中火で炒める。とても良いにおいがする。 |
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次にひき肉をいれて炒め、味の素、塩こしょうをふる。量は好みで加減する。 |
豚肉の色が変わったら、ニラを入れて少し炒める。その後、水を入れて強火で煮立たせる。具が少ないときには鶏がらスープの素を入れて味付けした方がいい。 |
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沸騰して少ししたら豆板醤を適量加えて少し煮る。豆板醤は一人分で小さじ一杯程度が適量と思う。初級者は少な目から始めたほうがいいかも。 |
最後に水でといた片栗粉でとろみをつける。ラーメンの上に載せるので少し固めの方がいい。ゆるいとすぐ解けてしまう。 |
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これで出来上がり。今回、一人分にしてはちょっと具が多過ぎたかなという感じ。 |
具を作っている間に、スープ用のお湯の沸騰と麺をゆでるのを並行してやると手際よくできる。 |
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スープを入れた器に麺を入れる。こしょうをかけるなら、このタイミングでかけておく。 |
その上に先ほどの具を載せてできあがり。写真だとあんまり美味しそうには見えないな。 |
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なぜかビールが横にある。このラーメンはビールにも良く合う。具をスープに溶かさず、麺にからめて食べるのがコツ。 |
料理は片付けも重要。(えらそうに!)我が家では食器洗い乾燥機君が強い味方である。 |
このラーメンは、当然、にんにくや辛いものが嫌いな人には食べられない。でも、好きな人には病みつきになると思う。是非とも皆さんの家でも挑戦してみてください。 なお、娘娘という店は今でもやっているかどうかは不明である。娘娘は北浦和店の他に浦和店と大宮店があり、実は北浦和店と浦和店のスタミナ・ラーメンの味は違っていた。(大宮店には行ったことはない。)浦和店の方がおいしく、自分で作ってみて、しょうがの量がその違いであることがわかった。浦和店の方がしょうがの量が多いのである。(北浦和店はしょうがをほとんど入れていない可能性大。) |