泉佐野・堺 


 関空のある泉佐野は、もともとは大阪有数の漁港である。港には漁船がたくさん並んでいる。

 港の奥に見える高い建物が、りんくうタウンにあるゲートタワービルである。西日本一高いビルとのこと。

 ここは泉佐野の漁港にある青空市場。とれたての新鮮な魚介類が安く売られている。2階にはとれたての魚介類を食べさせてくれる飲食店もある。

 私も寒い体を温めるためにお酒を一杯やりながら、おいしい刺身をいただいた。(はっきり言って、ここに来た一番の目的はそれ。)

 次に訪れたのは堺。でも、堺はあまり観光するところはない。これは与謝野晶子の生家があったところ。道端にぽつんとあるだけで、探すのに苦労した。

 与謝野晶子は明治11年、堺の老舗菓子屋の駿河屋に八女として生まれた。「海恋し潮の遠鳴り数えつつ少女となりし父母の家」と刻まれた歌碑が建てられている。

 これは、千利休の屋敷跡。裏通りのビルに囲まれたところにあり、これも探すのに苦労した。

 千利休は堺の豪商・魚屋(ととや)に生まれ、早くから茶の湯に親しんだ。豊臣秀吉に茶頭として使えて茶の湯を広めたが、晩年に秀吉の怒りにふれて自刃した。

 屋敷跡には入ることはできないが、井戸が残っているだけである。

 堺の町にはいまも路面電車(チンチン電車)が走っている。

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