通天閣 


 次に大阪で行きたいと思ったのは、通天閣。通天閣というと思い出すのは二つ。まず一つ目は野球漫画「ドカベン」に出てきた通天閣打法。甲子園に出てきた通天閣高校のピッチャーで4番の坂田三吉が空高く打ち上げる打法。あまりに高く上がるため、落ちてくるときに大きく変化して野手が取れないというもの。落ちてくるまでの間にランナーは次々とホームインしてしまう。

 通天閣は1912年、パリのエッフェル塔と凱旋門を模して作られ、その高さ74mは当時東洋一であった。その後1943年に火災に会い、現在の通天閣は1956年に作られた2代目である。最上階は103mで大阪を一望できる。塔の四方は日立のコマーシャルが飾られていて、夜になるとそのネオンがとてもきれいであるとのこと。

 展望室には幸福の神様「ビリケン」が置かれている。ビリケンは合格祈願・縁結びなどあらゆる願いをかなえてくれる神様で、お願いするときには、足の裏をなでるのが流儀である。

 ビリケンはアメリカの女性アーティストが、夢で見たユニークな神様をモデルに制作したもので、どこかしらユーモラスな姿は、たちまち「福の神」としてアメリカを始め世界中に大流行したとのこと。

 通天閣から見た大阪の街。中央に見えるのは、日本橋(にっぽんばし)の電気街。東京でいったら秋葉原か。

 これは東側にある天王寺公園。園内には動物園がある。遠くに見えるお寺は、聖徳太子が建てた四天王寺。

 通天閣でもう一つ思い出すのは、NHKの朝の連ドラの「ふたりっ子」。子役の三倉茉奈・佳奈姉妹が演じるヒロイン(のうちどちらか)が将棋のプロ棋士目指して通った将棋センター。(この連ドラはとても面白くて毎日ビデオでとって必ず見ていた。)

 ここには将棋センターの他に歌謡劇場があって、ドラマの中では河合美智子が演じる「オーロラ輝子」が歌謡ショーをやっていた。この時も(無名な)歌手のショーをやっていたが、時間がなくて見ることはできなかった。

 これも通天閣の真下にある、浪速の棋士坂田三吉の王将碑。坂田三吉は1870年堺生れ。5歳の頃より将棋を覚え、12歳の頃にはその強さが評判になっていた。

 自分を負かした関根金次郎を宿敵に精進し、46歳の時に対局して積年の雪辱を果した。死後、王将と名人位を贈られた

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