洋館めぐり(02.5.11) 


 唐戸の交差点付近には、3つの洋館が立ち並んでいる。これは、重要文化財にもなっている旧下関英国領事館。

 1906年にアーネスト・サトウの提言により、全国で3番目に開設された英国領事館である。

 中は、当時を偲ばせる家具等が展示されている。1階が領事の仕事場で、2階が領事とその家族のための住居であった。

 ここは領事室。写真には写っていないが、立派な暖炉があった。

 中庭には人力車が展示されていた。また、中庭をはさんで、附属屋(別館)があり、当時は台所や給仕室であった。

 その附属屋は現在は、下関異人館という喫茶店になっている。注ぐパフォーマンス付きのカフェオレが名物となっている。

 これは旧秋田商会ビル。1915年に竣工した和洋折衷の極めてユニークな近代建築物。1階が純洋風の事務所空間、2〜3階が書院造り住宅となっている。

 屋上には庭園があり、世界最古の屋上庭園ではないかと言われている。なお、秋田商会は木材取引と海運業を営む、下関を代表する企業であった。

 最後は、下関南部町(なべちょう)郵便局。1900年に建てられ、今も現役の郵便局である。

 市内最古の西洋建築で、国内最古の郵便局舎でもある。また、赤ポスト発祥の地でもある。

→戻る


→その他いろいろ   →最近のトピックス   →内容(目次)